かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

サザエさん銅像課税免除! ただその理由や経緯が全然見えないので、素直に喜べません。

2013-10-19 21:29:08 | Weblog
 ここんところ毎日寝ても覚めても台風27号の動向が気になるばかりです。以前の予測より大きくなってきたせいなのか移動速度が落ちて、こっちに突っ込んでくる日取りが後にずれているように見受けられますが、このままうまく行けば、24日東京から帰ってくる時に、台風が来る前に自宅にたどり着けるかもしれません。あとは台風がどっちにやってくるのか。まだまだ列島到達時の方角は幅が広過ぎて見極め付きませんし、もう2日位経たないとはっきりしてこないかも。ただ、こんだけでかい台風だと近くをかすめるだけでも相当なダメージを食らいそうですから、とにかく戦々恐々として少しでも影響がないようコースが外れてくれるのを祈るばかりです。

 さて、今年の6月に、課税対象となる、というニュースで物議をかもした東京都世田谷区桜新町商店街の「サザエさん」の銅像。最近、都から商店街に通知があって、課税免除ということになったのだそうです。商店街側が訴えていた、公共性などを認めてほしい、という願いは、どうやらきっちり届いたようですね。まずはめでたしめでたしというところでしょうか。
 それにしても、一旦は固定資産税を要求していた行政側が、4ヶ月経って免除を伝えてきたというのは、一体どういうやりとりがあってのことなのか、大変気になります。誰が免税を決断したのか、とか、そもそも最初に課税を言い出したのは誰なのか、とか、その経緯が全てヴェールに包まれて外からは全く見えないようになっているのが歯がゆい話です。マスコミは、こういう時こそその調査力を発揮して全貌を明らかにしてくれないといけないのに、お上の言うことには黙って従え、と言わんばかりな行ブラックボックスそのものな行政判断というのは、地方分権・地域自治というような最近の流れからするとおかしな話で、商店街の人たちも、都にお願いしたり、その判断に「ああよかった」と安堵するばかりじゃなくて、もっと都を突っついて見るべきだったのではなかろうか、と思わなくもないです。
 そもそも補助金を商店街に出したんですから、その銅像は税金を投じて作ったというのと同義でしょう。ならばそれは一商店街のものではない公共的なもの、というのが常識的判断というもので、そんなアタリマエのことを確かめるのに4ヶ月もかかるというのが不可解な話です。
 どうしても法律上税金を要求せざるをえないのを、色々ひっくり返して抜け道を探し、ついにそれを発見して免税にできた、というのならそれはそれで行政の裁量の素晴らしさを伝えるものとなるでしょうし、でなくて、特に前後の事情も考えずに杓子定規に納税通知書を出したら、意外なほど話が大きくなって困惑した挙句、手のひらを返した、というのなら、もっとしっかりしろよ、と担当に小言の1つも言ってやれば済むでしょうし、とにかくその事情が全く見えず、一片の納税免除通知で全て解決、としてしまうのは、今後のためにもあまり筋がよろしくないように感じます。

コメント
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