かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

クローズドと勘違いならともかく、公開を意識しながら失言する、というのが何とも理解に苦しみます。

2013-10-12 22:45:39 | Weblog
 昨日までの暑さが一転して随分過ごしやすい一日になりましたが、どうやらようやく本格的に空気が秋に入れ替わってくれたみたいですね。その分明け方などはかなり冷え込んできそうなので、今度は風邪など引かないように注意しなければなりません。

 さて、LCCのPeach Aviation株式会社の札幌便の主翼に、鳥の衝突によると思われる凹みが見つかり欠航した件で、朝日新聞社の記者さんがそんなことで飛行機が凹むのか? とLCCをあたかも揶揄するかのような内容の投稿をツイッターに行い、「新聞記者がバードストライクも知らんのか?」とネット上でその情けなさをあげつらわれています。ジェット旅客機に鳥が当たって機体が損傷する、というのは割りとよくある話で、空港周辺の鳥対策にはどこも頭を痛めているとマスコミ報道などでも聞き及んでいたように思いますが、朝日の記者さんともあろうお方がそのような情報を聞きかじりもしていなかったのは、誠に残念な話ではあります。いくら文系でも、新聞記者として日頃から色々と好奇心をもって情報を集めていれば、別に工学や航空学を専門に勉強してなくてもある程度は分かりそうなものですが、そうでないヒトもたまには居る、ということなのでしょうか。
 一方、それはともかくとして、不用意な内容をツイッターなどにつぶやいて炎上する、という話が、今年は実にたくさんわいてきております。中には内容のひどさが警察沙汰や訴訟沙汰に成ったりする例も出てますが、大抵はツイッターを友人達とのクローズドな井戸端会議システムと勘違いして全世界に悪ふざけを大公開してしまうという、ある意味稚気あふれるお馬鹿さん故の失態、という面が多分にあるようです。一方でこの朝日の記者さんのように、その言説にはそれなりの責任が問われる立場の人が、割と安易に失言して晒し者にされています。官僚の方とか政治家とか大企業のヒトとかもそうですが、こちらは世界に公開されていることを理解した上での失言と考えられますから、あまり弁護の余地がないように思えます。
 私は、このように場末の落書きとはいえ、8年にも渡って公開を前提に書いてきていますが、そのせいか、ツイッターで色々言いたいことをつぶやく、ということ自体にはさして抵抗がありません。ただ、8年経ってようやく閲覧者が100万に到達するかどうか、でもその大半はロボットだよね、という観ている他人があまりいないと判っていても、書き込むときにはその内容には気を使いますし、例えば御大とのお付き合いの中で知り得た話のように、ある時期が来るまでは出せない情報なども、どれだけここで声を大にして叫びたいと思っても絶対に書かないようにする位の理性は働かせます。
 メールになりますと更に気を使い、相手次第ではこれで送信してよいか、内容について易を立て、卦が吉と出るまで一字一句に気を使ってひたすら時間をかけて書き直す、なんてこともやります。
 まあいちいち投稿する前に易で卦を立ててその吉凶を問うまではしなくてもいいと思うのですが、せめてもう少しゆとりを持って、公開する内容の是非を検討してから出せないものかと思ってしまいますが、難しいものなのでしょうか?
 ツイッターというのはそんな余裕も許さない速さで時間が流れている世界なのだとすると、当意即妙とは行かない私には向かないシステムだとは感じます。これからも、なるべく近寄らずにのんびりまったりやっていきたいところです。

コメント
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