かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

3Dプリンタで実弾が撃てる銃ができるなんて、世の中実に進歩したものですね。

2014-05-09 22:43:06 | Weblog
 今日も結構暑い晴天の1日かと思っておりましたら、出先でパラパラと雨が降ってきました。幸い車で移動中のことで、先方に着いた時にはもう止んでいたのですが、聞くところによると昨日も夕方以降かなりしっかりと降っていたのだとか。昨日は大阪・高槻市の某所へ仕事に出ていたのですが、そちらは日陰でもスーツ姿では汗ばむ陽気でよく晴れていたもので、雨が降るなんて全然想像もしておりませんでした。

 さて、3Dプリンタで実弾が発射できる拳銃を作成し所持していたとして大学の職員という27歳の男性が逮捕されましたが、驚いたのは、たとえ一発でも実弾を実際に発射可能なものを樹脂で作ることができる、という事実でした。銃の形は作ることができるのは当然として、火薬が炸裂した時の衝撃や発熱に耐えて、その膨大な圧力に屈せず弾丸を射出孔から前方に撃ちだすことができようとは、ちょっと想像を絶する話でした。ひょっとして、筒内もちゃんとライフリングが切ってあって、弾を回転させることが出来たりしたんでしょうか? 1発撃ったら終わりの使い捨てなのか数発連射可能な耐久性があるのかなども気になりますが、なかなかとんでもないものが出来てしまうのだな、と3Dプリンタの威力には恐れ入りました。
 一方で、この事態を受けて国家公安委員長が3Dプリンタの規制について検討を進める考えであることを発言されましたが、新しい産業になりうるこの装置の普及を過度に阻害するような法律だけは作らないようにしてもらいたいものです。いくら精密で強度十分な銃を作ることが出来ても弾丸はさすがにプリント出来ないでしょうし、そんなマイナス面よりも色々な事が可能になるプラス面のほうが遥かに大きいと期待させる技術なのですから、経産省などの関係省庁はしっかりそのことを主張して、公安の過度の介入を阻止してもらいたいものです。一方で確かに危ないものをその気になれば作ることができるわけですから、その対策は別途考えないわけにも行かないでしょう。銃の所持だけでなく、3Dプリンタによる銃の製造も禁止する法律を作って罰則を強化するとかなら早くやるべきだと思いますし、場合によっては、樹脂の強度を銃には耐えられないレベルのものにするなどの措置も考えてみてもいいと思います。
 新しい技術の発展を阻害せず、ヒトの害になる部分をうまく矯正するような法体系と運用に知恵を絞ってもらいたいものです。

コメント
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