かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

これにて一件落着、というにはどうにもあっけなくて妙な気分です。

2014-05-20 20:57:39 | Weblog
 ニュースを読んで驚いた、なんてのはそうそうあるものではありませんが、今回は正真正銘心から驚きました。PC遠隔操作ウィルス事件の犯人が、この間保釈されたばかりの片山被告その人だったとは!
 よもやこの段階でわざわざそんな馬鹿をやりはすまい、と昨日などは思い込んでおりましたが、いたんですねぇ。わざわざ墓穴を掘りに行くヒトが。個人的に、非情に頭が良い悪党が、ほんの些細な出来事から歯車が狂い出し、それを修正しようとあがくうちについに破局してしまう、なんていうようなドラマが大好きなのですが、この事件は残念ながらそのようなカタルシスを覚えるというよりは、「なんで? なにこれ?」と目が点になってしまうような話でした。こんな被告に見事騙された弁護士の方には気の毒ですが、まあ被告のために働くのが仕事という弁護士の性質を考えれば、しょうがないところもあります。
 それにしても、未だにやっぱり理解できないのは、どうして、今この段階でスマホを埋めに行くなんていうような墓穴をわざわざ掘りにいったのか、ということです。弁護士さんの話を信じればかなりの確度で裁判には勝てそうだったわけですし、当局側の印象は何かにつけあまり良くないものがありました。そのまま黙って放っておけば警察への復讐も叶ったでしょうし、無実の人間を長期間拘束したことに対する国家賠償も得られたことでしょう。何一つ損することなど無いのに、まるで全てをぶち壊したかったかのごとく幼稚な手に走ったのが、どうしても理解できそうにありません。まあそもそも合理的に理解しようということ自体が間違っているのかもしれませんが。
 どうやらこの事件はこれで決着がつくのでしょうが、勝てば官軍一件落着、などということはないように、今回の一連の流れの中でやらかした当局の無体なやりようは、きっちり反省して正義の徒たる正しき姿勢を、今後も見せて欲しいです。

 それにしても、なにかそういう星のめぐりにでもなったのか、と疑いたくなるくらい、最近は佐村河内の話とか、何かと大嘘つきが世間を騒がせますね。まだまだそんな話がこれからも出てくるんでしょうか?
 心してかからねばなりませんね。

コメント
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