今日は雨の中仕事で上京です。ただ、到着後は夜の9時過ぎまで某所で軟禁(?)されてのお仕事、さらに翌日は横浜で仕事して即帰らないといけないので、ろくろく時間がありません。こうしてゆっくりしていられるのは新幹線の車中とホテルで寝てる時くらいですね。
ところがその新幹線に乗るまでが一大事でした。故あって今回は新大阪から乗ることにしたのですが、朝の出がけのバスと近鉄大和八木駅で大阪上本町行き快速急行のホームに並ぶまでは何ともなかったのですが、もうすぐ駅に電車が到着する、という段になって、急に腹具合がおかしくなり始めました。朝の通勤時間帯は電車の本数も多いですし、ダイヤ通り進めば新大阪駅で乗り換え待ちが20分以上ある設定で動いていたので無理せずここはトイレに行って次の列車にする手もあったのですが、鶴橋までは30分足らずですし、まだそれほど切羽詰まっていたわけではなかったので、そのまま乗車してしまいました。もちろん、徒手空拳では無理かもしれないとも思いましたので、こんな時の為に、と用意しておいた「ストッパ錠」を口に放り込んでみました。正直なところそれほど期待してなかったのですが、とりあえず腹具合は小康状態に落ち着き、10分ほどは何事もなく過ぎました。でも、その後状況は一段厳しくなり、早く鶴橋駅に着いてくれることだけを祈るような状態になってしまいました。これをもって「ストッパ」の効能を云々するのはどうかと思いますし、多分その後の経過を見るに、飲んでなければかなり悲惨なことになっていたことは間違いないと思います。かなりせっぱつまりはしましたが、車中で脂汗を流して耐え忍ぶ、というような状況までも至らなかったのは、薬の効果もあってのことかと思われます。
おかげで何とか無事鶴橋駅に到着して満員のトイレに並ぶこと数分、用を足して環状線に乗り込んだ時点では、まだ10分は余裕があると、体が楽になったこともあって、状況を楽観しておりました。ところが、大阪駅について京都線に乗り換えようとしたところでまたつまづきました。掲示板をみてみましたら新快速が先行するのでそれに乗ろうとホームに行きましたら、なんと、8分も遅れているではありませんか。あれま、余裕がほとんどなくなるけどどうしよう、と迷っているうちに、一つ向こうのホームに高槻行きの普通列車がいました。駅の掲示板で、新快速の次に新大阪方面に出るはずの電車です。私は、先行の新快速が来ていないのにどうするのだろう、と見ている間に、ドアが閉まってあっさりと出発してしまいました。私は、京都線が快速の走る線路と普通車が走る線路が独立している復々線であることに気づいてなかったのです。こんなことなら最初から向こうのホームの普通に乗っていれば、まだ余裕で新大阪にたどり着けた、と後悔してもどうしようもなく、このまま虚しく遅れに遅れている新快速を待つか、ホームを変えて次の普通に乗るかの選択を迫られる事になりました。結局、遅れがこの後更にどうなるか判らない新快速より普通の方が確実だろうと判断してホームを移動し新大阪に到着したのが、乗車予定の新幹線の発車時刻のわずか2分前。あわてていると視野狭錯に陥るものと見えて、新幹線乗り換え口がとっさには判らず危うく新大阪駅構内で右往左往しかけて偶然案内看板を発見、既にホームに到着していた当該列車の適当な開いているドアに文字通り飛び乗って、ぎりぎり事なきを得たのでした。
乗ってすぐに動き始めた車内で安堵に胸をなで下ろしつつ、3両ほど移動して予約席にたどり着き、ここでようやく、ほっと一息つくことができました。
そう言えば、数年前にも似たような事がありましたね。あの時は伊丹からの飛行機に間に合うかどうかの瀬戸際でしたけど、ぎりぎり感は今回の方が上だったように思います。何せ当時より体力が明らかに落ちていて、新幹線ホームに上がるための階段を駆け上がるのが大変で、ラスト数段は足が上がらなくなっていましたから。それに、飛行機だと残り2分ではまず搭乗できないですし。
でも、その必要があったとは言え、常道の京都からの乗車にせず、大阪周りを選んだのは、今思えば失敗でした。京都までならよほどの事がない限り特急を最初から選択しますので、少なくともトイレの心配はしなくて済んだはずなのです。昔々は、方違えと言って凶運を招く方角を避けて目的地に行くため、わざわざ遠回りする一種の占術がありましたが、私の場合はさながら凶運を招き寄せる為に方違えしたようなものです。こんな目に遭うのは2度もあれ
ば十分すぎるので、あまり運が良くない西向きは極力避け、というより、あまり体力を過信しないで、今の自分に見合った行程を選ぶようにしようと反省しました。
ところがその新幹線に乗るまでが一大事でした。故あって今回は新大阪から乗ることにしたのですが、朝の出がけのバスと近鉄大和八木駅で大阪上本町行き快速急行のホームに並ぶまでは何ともなかったのですが、もうすぐ駅に電車が到着する、という段になって、急に腹具合がおかしくなり始めました。朝の通勤時間帯は電車の本数も多いですし、ダイヤ通り進めば新大阪駅で乗り換え待ちが20分以上ある設定で動いていたので無理せずここはトイレに行って次の列車にする手もあったのですが、鶴橋までは30分足らずですし、まだそれほど切羽詰まっていたわけではなかったので、そのまま乗車してしまいました。もちろん、徒手空拳では無理かもしれないとも思いましたので、こんな時の為に、と用意しておいた「ストッパ錠」を口に放り込んでみました。正直なところそれほど期待してなかったのですが、とりあえず腹具合は小康状態に落ち着き、10分ほどは何事もなく過ぎました。でも、その後状況は一段厳しくなり、早く鶴橋駅に着いてくれることだけを祈るような状態になってしまいました。これをもって「ストッパ」の効能を云々するのはどうかと思いますし、多分その後の経過を見るに、飲んでなければかなり悲惨なことになっていたことは間違いないと思います。かなりせっぱつまりはしましたが、車中で脂汗を流して耐え忍ぶ、というような状況までも至らなかったのは、薬の効果もあってのことかと思われます。
おかげで何とか無事鶴橋駅に到着して満員のトイレに並ぶこと数分、用を足して環状線に乗り込んだ時点では、まだ10分は余裕があると、体が楽になったこともあって、状況を楽観しておりました。ところが、大阪駅について京都線に乗り換えようとしたところでまたつまづきました。掲示板をみてみましたら新快速が先行するのでそれに乗ろうとホームに行きましたら、なんと、8分も遅れているではありませんか。あれま、余裕がほとんどなくなるけどどうしよう、と迷っているうちに、一つ向こうのホームに高槻行きの普通列車がいました。駅の掲示板で、新快速の次に新大阪方面に出るはずの電車です。私は、先行の新快速が来ていないのにどうするのだろう、と見ている間に、ドアが閉まってあっさりと出発してしまいました。私は、京都線が快速の走る線路と普通車が走る線路が独立している復々線であることに気づいてなかったのです。こんなことなら最初から向こうのホームの普通に乗っていれば、まだ余裕で新大阪にたどり着けた、と後悔してもどうしようもなく、このまま虚しく遅れに遅れている新快速を待つか、ホームを変えて次の普通に乗るかの選択を迫られる事になりました。結局、遅れがこの後更にどうなるか判らない新快速より普通の方が確実だろうと判断してホームを移動し新大阪に到着したのが、乗車予定の新幹線の発車時刻のわずか2分前。あわてていると視野狭錯に陥るものと見えて、新幹線乗り換え口がとっさには判らず危うく新大阪駅構内で右往左往しかけて偶然案内看板を発見、既にホームに到着していた当該列車の適当な開いているドアに文字通り飛び乗って、ぎりぎり事なきを得たのでした。
乗ってすぐに動き始めた車内で安堵に胸をなで下ろしつつ、3両ほど移動して予約席にたどり着き、ここでようやく、ほっと一息つくことができました。
そう言えば、数年前にも似たような事がありましたね。あの時は伊丹からの飛行機に間に合うかどうかの瀬戸際でしたけど、ぎりぎり感は今回の方が上だったように思います。何せ当時より体力が明らかに落ちていて、新幹線ホームに上がるための階段を駆け上がるのが大変で、ラスト数段は足が上がらなくなっていましたから。それに、飛行機だと残り2分ではまず搭乗できないですし。
でも、その必要があったとは言え、常道の京都からの乗車にせず、大阪周りを選んだのは、今思えば失敗でした。京都までならよほどの事がない限り特急を最初から選択しますので、少なくともトイレの心配はしなくて済んだはずなのです。昔々は、方違えと言って凶運を招く方角を避けて目的地に行くため、わざわざ遠回りする一種の占術がありましたが、私の場合はさながら凶運を招き寄せる為に方違えしたようなものです。こんな目に遭うのは2度もあれ
ば十分すぎるので、あまり運が良くない西向きは極力避け、というより、あまり体力を過信しないで、今の自分に見合った行程を選ぶようにしようと反省しました。