今日は年も押し詰まってようやく時間が取れそうになってきたので、迷わず大阪までひとっ走りして念願の新作映画「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」を観て来ました。奈良の映画館でも上映はしていたのですが、上映時間がこちらの予定と合わず、それに無理に合わすくらいなら結局もう大阪まで観に行った方が早いし確実、という事になったのです。こういう点、田舎はやっぱり残念な仕様になってしまいます。
それはともかく、TVシリーズの先行上映からこっち、もう何度も足を運んだなんばパークスシネマで、またヤマトの雄姿を観ることになったのでした。
上映は年をまたいで1月9日まであるそうですからネタバレは避けるとして、まず冒頭オープニングの前作ダイジェスト映像の畳み掛けで瞬時に引きずりこまれ、ひたすら見入る内に最後まで流れるように話が進み、ラスト、感動の地球帰還まで一気呵成に観終わりました。映倫マークが出て館内の証明が灯る時には、まさに爽快な忘我の境を味わい尽くし、座席から離れがたい気分に囚われました。なんと素晴らしい映画だったことか。どんなに無理してでももっと早くに観に行くべきだった、と後悔しきりで家路に着きました。
まず目を見開いたのは映像のきれいな事でした。映画の後で読んだパンフレットには、ヤマトのCGモデルのところで劇場映画用に大幅にディティールアップが施されたと書いてありましたが、初見で細かなマーカーの様子など確認できるほどの注意力は持っていませんので、私が感じた映像のブラッシュアップ感は、単にその種のこだわりのディティールアップだけの話では無いように思います。あるいは、そこまできめ細やかにこだわったからこそ全体の雰囲気もまた大幅にクリアになった、ということなのかもしれませんが、映像の迫力や雰囲気は、TV版の時よりはるかに増した気がしました。
あと気に入ったのは、出てくる男達がやたらと格好の良いこと! 肩の荷が下り、病気のこともあってすっかり好々爺然として古代進とも談笑していた沖田艦長が、ヤマトピンチ!の際に艦長の帽子をかぶった途端眼光鋭く往年の迫力ある姿を見せてくれたところや、その沖田の帰還をひたすら信じて待つ土方司令長官の姿、恋人の不慮の死に今も苦しみながらも男気を見せるガミラス人フォムト・バーガー少佐、古代の成長を確信しつつ、自分のできる仕事として実にあっさりと「火焔直撃砲」対策を講じた真田副長などなど、出てくる人物たちの見せ所や仕草やディティールの掘り下げがうまい具合にファンの心をくすぐる仕様に仕上がっていたように感じました。
・・・ところで、一点だけ今回の鑑賞で陰が差したのは、本編が終わって一端エンディングっぽくなったところで早々に席を立って劇場を出て行ったヒトがいた事でした。あの後の土方と斎藤のやりとりが素晴らしいのに! と気になった次第。まあヒトの勝手だといえばそれまでですが、あれを観ずに席を立つとはなんともったいないことをするのか、と思わずにはいられませんでした。
それはともかく、TVシリーズの先行上映からこっち、もう何度も足を運んだなんばパークスシネマで、またヤマトの雄姿を観ることになったのでした。
上映は年をまたいで1月9日まであるそうですからネタバレは避けるとして、まず冒頭オープニングの前作ダイジェスト映像の畳み掛けで瞬時に引きずりこまれ、ひたすら見入る内に最後まで流れるように話が進み、ラスト、感動の地球帰還まで一気呵成に観終わりました。映倫マークが出て館内の証明が灯る時には、まさに爽快な忘我の境を味わい尽くし、座席から離れがたい気分に囚われました。なんと素晴らしい映画だったことか。どんなに無理してでももっと早くに観に行くべきだった、と後悔しきりで家路に着きました。
まず目を見開いたのは映像のきれいな事でした。映画の後で読んだパンフレットには、ヤマトのCGモデルのところで劇場映画用に大幅にディティールアップが施されたと書いてありましたが、初見で細かなマーカーの様子など確認できるほどの注意力は持っていませんので、私が感じた映像のブラッシュアップ感は、単にその種のこだわりのディティールアップだけの話では無いように思います。あるいは、そこまできめ細やかにこだわったからこそ全体の雰囲気もまた大幅にクリアになった、ということなのかもしれませんが、映像の迫力や雰囲気は、TV版の時よりはるかに増した気がしました。
あと気に入ったのは、出てくる男達がやたらと格好の良いこと! 肩の荷が下り、病気のこともあってすっかり好々爺然として古代進とも談笑していた沖田艦長が、ヤマトピンチ!の際に艦長の帽子をかぶった途端眼光鋭く往年の迫力ある姿を見せてくれたところや、その沖田の帰還をひたすら信じて待つ土方司令長官の姿、恋人の不慮の死に今も苦しみながらも男気を見せるガミラス人フォムト・バーガー少佐、古代の成長を確信しつつ、自分のできる仕事として実にあっさりと「火焔直撃砲」対策を講じた真田副長などなど、出てくる人物たちの見せ所や仕草やディティールの掘り下げがうまい具合にファンの心をくすぐる仕様に仕上がっていたように感じました。
・・・ところで、一点だけ今回の鑑賞で陰が差したのは、本編が終わって一端エンディングっぽくなったところで早々に席を立って劇場を出て行ったヒトがいた事でした。あの後の土方と斎藤のやりとりが素晴らしいのに! と気になった次第。まあヒトの勝手だといえばそれまでですが、あれを観ずに席を立つとはなんともったいないことをするのか、と思わずにはいられませんでした。