今日は仕事で奈良市内の某大学までとある先生を訪ねて朝から出かけて参りましたが、仕事が一段落したところでその先生に誘われ、春日若宮おん祭の行事、『辰市、八島、郷、奈良の渡り神子行列(たついち、やしま、ごう、ならのわたりみこぎょうれつ)』を見物しました。色とりどりの時代装束に身を包んだ男性たち(商店街の方たちだそうです)が列をなして歩く中に、水色の幕を回した輿に乗って華やかな衣装に身を包んだ神子様が渡っていきます。車一台通るのがやっと、というような狭い通りを、ついて歩く観光客も一緒になって、道いっぱいにそぞろ歩いて行くのがなんとも奈良らしい慎ましやかさを醸しだしておりました。これが京都なら、祇園祭の山鉾巡行や時代祭のような大掛かりで絢爛豪華なものになったのでしょうが、奥ゆかしき大和の伝統を現代に伝える春日大社にふさわしい、しめやかな行列だったと思います。
「春日若宮おん祭」は、保延二年(1136年)の創始以来今年で879回を数える国指定無形民俗文化財であり、生きた芸能絵巻として、猿楽、田楽、和舞(やまとまい)などの古式に則る伝統芸能が繰り広げられます。明後日17日の夜中、厳寒の闇の中を渡る「還幸の儀」をクライマックスに、今日から4日間にわたって繰り広げられます。その一端を幸運にも今回垣間見ることができました。
今回はとても無理ですが、いつかは「還幸の儀」も観てみたいものです。
「春日若宮おん祭」は、保延二年(1136年)の創始以来今年で879回を数える国指定無形民俗文化財であり、生きた芸能絵巻として、猿楽、田楽、和舞(やまとまい)などの古式に則る伝統芸能が繰り広げられます。明後日17日の夜中、厳寒の闇の中を渡る「還幸の儀」をクライマックスに、今日から4日間にわたって繰り広げられます。その一端を幸運にも今回垣間見ることができました。
今回はとても無理ですが、いつかは「還幸の儀」も観てみたいものです。