かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

一人正当なる裁きを受けたからといって、万事解決!ではない事を忘れてはならないと思います。

2015-02-04 22:21:41 | Weblog
 先日の土日は天候が芳しくなく、布団を干せませんでした。もっともそろそろ外干しは避けないと、花粉でひどい目にあうことになるのですが、湿気って冷たくなった布団というのもこの季節なんともつらいものがあります。そこで今日はとりあえず敷布団だけ布団乾燥機で乾かしてみました。ふっくらと乾燥して膨らんだ綿に包まれ、今夜は心地よく良い夢が見られるものと期待しています。

 さて、PC遠隔操作事件、裁判が始まってちょうど1年が過ぎたところで、片山被告に懲役8年の判決が下りました。4人の無実の人を陥れてその人生を狂わせ、世間を大いに騒がせたわけですから、この処罰もまた妥当ということになるのでしょう。この後、減刑を求めて控訴するのかどうかは判りませんが、これで一応のケリが付いた、と言うのは間違いないでしょう。
 まあ個人的には、実際に4人の被害者を作った直接の加害者たる警察当局は、4人の被害者からすれば言ってみれば片山被告の共犯とも言うべき立場だと感じています。方やほぼ罪の確定した犯罪者として晒され、これから実際に罪を償うために収監されるのに対し、方や同じこの日にその罪を問われないでいるのは違和感を覚えます。ひょっとして私が知らないでいるだけかもしれませんが、この判決を迎えてその事に言及し、その後、捜査方法や取り調べに改善がなされたかを検証したメディアはあるんでしょうか? 犯人が捕まって冤罪が確定した際には結構多くのリソースを割いてそのことが取り上げられていたと思いますが、もうあれから2年が経過しており、反省の上改善が進められていたのならば、今は相当進んだ状況になっているはずです。私としては、今だからこそ、捜査機関があれからどのように変わったかを知りたいと思います。
 
コメント
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