かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

7年前の悪夢がようやく決着したとのことです。

2015-02-02 22:04:01 | Weblog
 昨夜、鼻の調子の悪化が酷かったので花粉症の薬を飲みましたらまた異様に眠気が促され、今朝、またしても見事に寝坊してしまいました。なんとか遅刻は免れましたが、一日、特に昼食後は眠気が強くなり、大変難儀を致しました。その上、寝ている間に副鼻腔炎が進んだのか、朝方また頭痛がひどくなり、出勤前に抗生剤を飲んでしばらく耐えねばなりませんでした。午前中なんとか眠気を紛らわす事が出来たのは、頭痛のせいだったとも言えそうですが、薬が効いてきて頭痛が引いていくとともに眠気が惹起するのですからなんとも困りモノでした。その眠気が今も猛烈に亢進しており、今日はとっとと寝ることにいたしますが、相変わらず抗ヒスタミン剤へは耐性が無く、ひたすら眠くなるのに耐えねばならないというのが、春の間の宿命になってしまっているのが辛いですね。

 さて、2008年6月、混雑する秋葉原の人波にトラックで突っ込み、更に手にしたナイフでところかまわず切りつけて、都合7人殺害、10人に重軽傷を負わせた加藤智大被告の上告審の判決があり、最高裁第1小法廷は「責任は重大で、死刑を認めざるを得ない」として、被告の上告を棄却、死刑が確定しました。ここまで7年弱の時間が過ぎてしまいましたが、これほどの重大犯罪で最高裁まで争ったにしては早い判決だったと言えそうにも思えます。
 当時のブログを読み返してみましたら、あまりの非現実的な事件のあらましに、阪神大震災でひっくり返った高速道路を見た時と同じくらいの衝撃があった旨記録しておりました。自身、若い頃には破壊衝動めいた妄想をたくましくしていたこともありましたが、それを妄想に留められずに実行に移した被告の「一線を越えさせた」何かは、結局分からずじまいということになりそうです。さきごろ、名古屋大の女学生が77歳の老女を斧で殺害した事件がありましたが、この犯人は加藤被告に憧れており、人を殺してみたかったのだそうです。ここでも、一線を越えてしまったヒトが生まれているわけですが、これらのヒトビトにはやっぱり何か共通のモノがあるのだろう、という気がしてなりません。大脳のどこかに共通の欠落ないし過剰な神経伝達があるとか、遺伝的に特異な異型があるとか、調べればきっと出てくるに違いないと思うのです。この手の死刑囚が出るたびいつも思うのは、死刑にするのなら是非その身体を研究に役立て、そういう特殊なヒトへの理解を進め、未来の犯罪を未然に防ぐための糧とすることを、実施すべきです。あたら貴重な実験材料をただ縛り首にして荼毘に付すなど、損失以外の何物でもなかろうと思うのです。いつかそのような研究が実施される時が来ることを期待して、この判決を受け止めると致しましょう。

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