かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ソニーが主張する音にまつわるオカルト話、どうせなら客観的な手法でしっかりデータを出せばいいのです。

2015-03-10 20:34:32 | Weblog
 昨日は確かに夢を観たのですが、昨日よりも更に記憶に残ること無く朝を迎えてしまいました。うーむ、なんとか寝ぼけ眼で良いからメモ書きできればなんとか思い出すこともできるのでしょうが、昨夜はそれすら出来ず。なかなか夢見の追求は難しいものです。

 さて、今、ネット上で天下のソニーが「オカルト」だの「新興宗教始めた」だのと揶揄される商品を発売した、と話題になっているようです。それが、デジタルな音楽再生装置で使うと音が良くなるというマイクロSDカードなのだそうです。元記事を追ってみますと、機械的な測定ではその違いを表現することが出来ないが、実際に聴き比べてみると確かに音が違う、というのを実感できるのだそうです。なるほど、これは確かに「オカルト」だな、という風に私も感じました。一応元記事には、開発陣も最初はその現象を疑っていたことや、可聴域の音では差を表すことが出来ないが、可聴域外のノイズでは確かに差が生じていること、音が良くなる可能性として、そのノイズの違いが電源まわりやアナログ回路に影響を及ぼしているかもしれないこと、などが書かれていました。
 私はオーディオ関連にはあまり興味が無い者なのでこのような話をどこまで信じていいやら測りかねているのですが、というより大方のネット上の反応のように、「オカルト」に近い眉唾もの、という見方しか出来ないのですが、少なくとも、耳で聞いて違いがわかると主張されるのなら、ちゃんと実験環境を整えてしっかりデータを取ればよいのだと思います。医薬品並みに、聞く側も聞かせる側も今扱っているものが何かわからないようにする二重盲検法で必要十分なだけのデータを出してやれば、たとえ官能評価といえども科学的には無視できない立派なデータになります。その現象が確定したら、改めて何故音が変わるのかを検証していけばよいのです。その部分が「会社で何人も社員が聞いて音の差があった」などというような、怪しい健康食品レベルの噴飯物な情報ばかり出すから、余計怪しまれるのだと私は思います。人の体は不思議なもので、全く効果のないニセの薬でも、効くと思い込んでいると本当に病気に効いたりすることがあります。音のような微妙な世界だと、「これは新しいから違うはずだ」なんて思いながら聞いていると本当に違うように聞こえてしまうことも大いに有り得るでしょう。二重盲検法なら、そのような不思議なヒトの身体の反応を避け、確実に効果を見極めることができるのですから、ソニーも自信があるならちゃんと徹底的にやってみるべきです。その上で世に問うというのなら、少なくとも私はその行為を笑ったりはしないでしょう。まあだからといって、音楽に淡白な私は、その製品を買うか、と言われたら躊躇なくいらない、といいますけどね。

コメント
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