かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

密室でなされた発言など、公開するのは引退後の回顧録ぐらいしか利用価値は無いんじゃないでしょうか?

2015-03-15 21:05:48 | Weblog
 昨日に続き、今日も随分朝は惰眠を貪りましたが、あまりこれといってはっきりとした夢を見ることは、残念ながらありませんでした。こういうウトウトとしている時は明晰夢を観る上ではチャンスの一つだろうと思うのですが、体調をはじめ、様々な要因が絡んでくるようで、思うほど簡単には行きません。まだしばらくは地道に訓練を続けるしかなさそうです。

 さて、民主党の岡田代表が来日したドイツのメルケル首相と密談し、その席で独首相がいわゆる従軍慰安婦問題の解決を求めるような発言をしたとして報道もされ、岡田代表自身も自身のブログで、メルケル首相の方から言及があった、と明記しているのに対し、ドイツ政府から、そのようなことは言ってない、と日本政府に対して話があった、と菅官房長官が記者会見で公表されました。どちらも公の場での発言で、政治家として非常に重い一言だと思われますが、言っていることは一八〇度違います。どちらが正しいのか考えるとすれば、岡田氏の方が密室での会談でその様子は証言以外はわからないこと、日独政府間でそのようなことはない、という見解になっていることを考えると、事実はどうあれこれは「存在しない」とするより無い話ではないかと思います。なんでも、メルケル首相の講演会で朝日新聞社の記者が慰安婦問題について質問をしたが首相はスルーした、という話がドイツで報道されているそうで、そんなこんなを考えて見るに、岡田代表の旗色はかなり悪いと観ざるをえません。本当はどうだったのかなんて、岡田氏がいくら言い募ってみたところで、メルケル首相自身が公的に「そういいました」と認めでもしない限りは証明できないわけで、岡田氏としては「本当なんだ、信じてくれ」とばかりに報道機関の前に立つよりも、メルケル首相に「真実を語ってくれ」とお願いした方がまだしも得策なのではないかと思います。岡田氏は外務大臣もやった方ですし、民主党内では比較的マシな方かとも思いますし、よもや虚言は弄しないだろうと信じたいところですが、かつて外務大臣なんて要職をやりながら、虚々実々の外交舞台で活動されるには少々硬すぎるというか、頑固すぎるところがあるように感じます。その愚直さは好ましい部分も無きにしもあらずではあるんですけどねぇ。

コメント (1)
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