かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

宇宙のニュースが目白押しです。

2016-04-09 23:12:12 | Weblog
 今日は春らしい良い天気でしたが、奈良市の某大学で色々と仕事の打ち合わせをしてきました。今日は土曜日なので本来なら仕事は休みなのですが、新学期に入って何かと雑用の多い大学の先生は、学生がほとんどおらず授業もない土日のほうがじっくりと話し合いができるので、休みを返上して仕事に出かけたのでした。もっとも、議論は中々胸躍る楽しさで、時間を忘れて夜遅くまでかかりましたが、心情的には満足の行く時間が過ごせたのでよかったです。

 さて、宇宙関連で吉凶様々なニュースがありました。残念な話としては、未だ通信がつながらない観測衛星「ひとみ」が、その後の調査で4つに分離していること、最も大きい本体部分が5.2秒に1回転と激しく回り続け、復旧の目処が立っていないという話です。会見で、記者がしつこく質問したせいか、「運用を諦めるという最悪のケースも考えないといけない」というコメントもでましたが、JAXAなら、最悪は最悪として、できる手立ては可能な限り打ってたとえ駄目だったとしても次に繋がるように全力で頑張って下さることでしょう。こちらは復活をただ祈るばかりです。
 他のニュースは明るい話題でした。まず金星探査機「あかつき」が軌道修正し、約2年後に日陰の時間が長くなりすぎて観測が途絶する危険があったのを、5年以上に伸ばす事に成功した、というニュースです。あかつきは軌道投入自体奇跡的とも言えそうなドラマの末に成功していただけに、少しでも長く観測を続けてその成功を後世に伝えてほしいものです。
 もう一つ、明るい話題はアメリカのスペースX社のロケットファルコン9が、国際宇宙ステーションに運びこむ荷物を積んで発射に成功、更に何度も失敗していた第1段ロケットの洋上への垂直着陸に今度は見事成功した、というニュースでした。ちなみに今回の積み荷は、空気でふくらませる宇宙テントとでも言うべきものだそうです。5月には膨らませて、しばらく宇宙線の影響やら耐久性やらをテストするとのことで、将来はこれで宇宙ホテルを開業しようなんていう企業があるそうです。それにしても、つい一月前に洋上着陸失敗のニュースを見たばかりだというのに、ファルコン9の発射は矢継ぎ早ですね。まさに宇宙大国アメリカの真の力を目の当たりにした感じがします。日本もこれくらいポンポンロケットを飛ばせればよいのですが、予算やら打ち上げの制限やら色々あって残念な話です。


 
コメント
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