かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

海外では「シン・ゴジラ」惨敗、「君の名は」空前の大ヒット、一体何が明暗を分けたんでしょうね

2017-03-14 20:28:12 | Weblog
 今朝の最低気温は6.4℃、最高気温は12.5℃でした。 朝から地味に気温高めの一日でしたが、朝のうちは小雨、その後も中々雲が切れず、日が差したのは夕方のほんのひと時だけでした。それでこの気温ですから、随分と暖かくはなってきているようです。もっとも明日は冷たい雨の日で、肌寒さの募る一日になるようです。それが過ぎればようやく春めいた感がある気候に変わってくるようですので、そこまでの辛抱ですね。

 さて、昨年、私も熱狂した映画「シン・ゴジラ」、国内では82億円を売上げ、「君の名は」とともに東宝の経営を大きく潤わせた映画でしたが、海外では残念ながら全く受けなかった、という少しばかり衝撃的なニュースを見ました。
 台湾、香港などではあまり受けず、アメリカでは興収2億少々、ヨーロッパでは「ゴジラ」に馴染みが無いとのことでほとんど上映もされず、わずかにスペインで公開されたものの売上げたった91万円! という体たらくで、国内での受け方とは真逆の結果になってしまったとのことです。確かにこの作品、痛快娯楽大作としての怪獣映画というよりは、日本の政治状況を丹念に描く事にかなり大きく時間が取られ、日本人でさえやもすれば追いきれないほどセリフも多ければ、日本の政治環境を知らなければそもそも何をしているのかも分からないような、海外では理解されがたい描写が多かったとは思います。でも流石に91万円はないだろうと。スペインの映画料金がいくらなのか知りませんが、日本並みなら500人強しか見てないという計算、残念にもほどがあります。
 一方で「君の名は」は全世界興収380億円あまり(1月初旬段階)で4月からはアメリカでの公開を控え、日本映画としては空前の売上に達するかもしれないそうで、その状況がどうも理解できないでします。御大と話をしたり色々考えたりもしてみたのですが、私にはやっぱり「君の名は」の面白さがイマイチよく判らないのです。つまらない下らない観る価値もない物語だった、とはいいませんし、払った映画代分はそれなりに楽しめたとは感じていますが、「シン・ゴジラ」とどちらが面白いと問われたら、一切悩むこと無く私は「シン・ゴジラ」に軍配を上げます。まあ他人と感性がズレていようがさして気になる訳でもないのでどうでも良いと言えばどうでも良いのですが、これで「シン・ゴジラ」のような面白い特撮映画が下火になり、「君の名は」のような内容の映画やアニメばかり増えてしまうようなことにはなって欲しくはないのです。

コメント (6)
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