かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

春うららかな彼岸の一日、サボテンの植え替えに没頭しました。

2017-03-19 20:06:33 | サボテン
 今朝の最低気温は2.0℃、最高気温は16.7℃でした。さすがに朝からしっかり晴れると気温も上がりますね。一気に15℃越え、暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、予定通りのサボテンの植え替え日和となりました。
 ・・・が、目が覚めたら既に時計は10時30分を指していました。昨夜はそんなに夜更かしもしていないですし、体力的にもさほど消耗はしておらず、明け方前に一度用をたすのに起きただけでほぼ熟睡していたのに、一晩で10字間以上眠ったのは果たしていつ以来のことか、あんまり昔過ぎてよく思い出せません。
 そのくせ昼間もなんだか眠いですし。朝から始めて昼までには終えようと思っていたのに、いきなり出足で躓いて先行き不透明になりました。
 その上サボテンの方にも問題が多数発覚し、その対処に時間が取られ、結局今日中に終了させることができませんでした。中でも一番厄介だったのは蟻です。フェロカクタス属の王冠竜という、うちで最も古株の樹齢40年ほどのサボテンですが、その根本の枯れた皮の内側に蟻共が入り込み、すっかりアリの巣状態になっていたのです。サボテンも古くなってくると根際が樹皮化して樹木のように硬い樹皮が重なり合うようになるのですが、その隙間にびっしりと蟻の卵や何やらが植え付けられ、まるで寄生されているかのようになっていたのでした。初めそれに気づかず、鉢から苗を取り出した途端やたらとアリが多いので水で根本を洗い流したのですが、一掃したしたはずのアリが、植え付け準備に少し目を離したすきにまた結構な数がたかっています。それをまた水で流し、またいつの間にかアリがたかり、というのを繰り返しているうちに、水でふやけた樹皮の一部が破れ、アリの育児室が露出しているのに気づきました。驚いてナイフで樹皮部分をこそぎ落としていったらもう出るわ出るわ、びっしり株のぐるりが蟻の巣になっていました。
 アリ自体は直接サボテンに害をなすことはないはずですが、昨年根本に蟻が大量にたかっていた古株の鸞鳳玉を失う羽目になったこともあり、油断はなりません。もとよりカイガラムシやアブラムシなどを媒介する厄介者ですし、精神衛生上よくありませんから、じっくり時間をかけてナイフで古い樹皮を剥きまくり、出てきたアリをことごとく殲滅して回りました。そのためにサボテン自体にも若干生傷を付けてしまい、その傷がある程度塞がるまで、新しい土への植え付けは控えることにしたのです。
 他にも調子が悪いな、と思っていたノトカクタス属の青王丸が、全てネジラミにやられていた事が判りました。日焼けして弱っていたからネジラミに寄生されたのか、ネジラミに寄生されたから弱って日焼けしたのか、因果関係は不明ですが、とにかくこのままにしておけばただ枯れるのを待つばかりですので、古い歯ブラシで怪しい部分をできるだけこそぎ落とした後、他に移さないようとりあえず別の鉢に隔離して植え付けました。有機リン系殺虫剤が有効らしいので、後日根本に灌注でもしてみようと思います。

 しかし、結局はちゃんと植え替えしないと駄目、ということですね。毎年の植え替えが結構大仕事になるので、ここ2,3年いかに手を抜くか、ということばかり考えて、寄せ植えしていたプランターの分は成長して混み合ってこない限り植替えを控えていたのですが、そのせいで虫害に気づくのが遅れました。あと、鉢をいちいち用意するのが面倒だったのと夏と冬の水管理が難しいので、だんだん大きなプランターに寄せ植えするようにしてきたのですが、同じ土環境だと一つに虫が付けば他の株にも感染していくというリスクが有ることに、今更ながら気が付きました。省力化は大事ではありますが、好きでやっている道楽なのですし、手を省くのが手抜きにならないようにはしないといけません。そんなことに気がついた一日でした。
 でも、やっぱり一日ひたすら植え替えしていると腰が痛いんですよね。こればっかりは何とかならないものかと切に思います。

コメント
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