かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

いくら安さに目が眩んだにせよ、海外で梯子を外される程のバチは当たりすぎだと思います。

2017-03-27 22:15:23 | Weblog
 今朝の最低気温は5.7℃、最高気温は13.1℃でした。昨日の雨の影響か今朝はさほど気温が下がりませんでしたが、今夜は少し寒くなりそうで、22時現在、既に5℃を割り込もうか、というところまで下がってきています。明日朝は結構冷え込みそうです。

 さて、旅行会社「てるみくらぶ」が、151億円の負債を抱え、今日東京地裁に破産を申請、認められました。負債のうち、旅行代金を支払った一般の旅行客が最大で9万人いて、その分の債務は100億円に達するそうですが、日本旅行業協会から支払われる弁済保証金の限度額は、わずか1%相当の1億2000万円に過ぎず、とても全額返済など無理としか思えない有様の模様です。
 
 まあ会社が倒産とあっては残念ながら如何ともしがたいところもあり、安さにつられて契約してしまった方々には、ご愁傷様と申し上げるよりなさそうですが、問題は、およそ2500人のお客が38カ国・地域に未だ滞在中であること。その上帰路の航空券が紙くず化していたり、現地で宿泊できないなどの可能性が高く、その方々に対して「てるみくらぶ」は、「自力で対処してもらうしか無い」と宣っているのだとか。観光庁はその実態の把握を急ぎ、安全な帰国に向けて対応を取るべく動いているそうですが、慣れない海外で何の補償もなく放り出されるという厄災は、単に旅行代金が踏み倒されるではすまない、安物買いの銭失いにしてはひどすぎる罰ゲームではないでしょうか。海外に取り残された人々がトラブル慣れした旅のベテランばかりならまだしもですが、激安とは言えツアーに申し込むような人たちの中にはそうも行かないヒトもそれなりに居ることでしょう。もし当事者が自分だったらと思うとゾッとするより無い話ですが、少なくとも1億2000万円の弁済保証金が後々になったとしても確実に得られるのであれば、優先的に海外で取り残されたヒトのために使う前提で、策を練るわけには行かないのか、とも思います。

コメント
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