かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ついに現役名人が電脳に敗れる! 将棋もとうとうソフトウェアに追いつかれたようです。

2017-04-01 21:19:21 | Weblog
 今朝の最低気温は4.9℃、最高気温は12.6℃でした。昨日の雨は中々しつこくて、結局今朝9時頃まで雨が続いていましたが、昼頃にはようやく薄日がさすようになってきました。そんな天気のせいか、今日は一日肌寒かったです。近所の川沿いの桜並木もようやく蕾が膨らみ、チラホラと咲き始める花が数輪見かけられるようになってきましたが、4月になってまだこの気温では、満開などいつになることやら。今年の桜はまれに見る遅咲きで、また長々と咲き続ける年になるかも知れません。

 さて、第2期電脳戦2番勝負の第1局が日光東照宮で行われ、将棋ソフト「PONANZA」が71手の短手筋で現役最高峰棋士の一人、佐藤天彦名人に勝ちました。次の対極は5月20日に姫路城で開催とのことですが、将棋においては、ついにソフトウェアがヒトを凌駕する結果を生むまでに至ったという、驚くべき進化を見せ付けました。まあ圧倒されて手も足も出ないまま名人が敗れた、というわけではないので、凌駕したと言うよりは追いついた、という位が適当なのかもしれませんが、30年くらい前、初めてPC9801で動いていた「森田将棋」で遊んだ記憶のある私としては、わずか30年あまりで最高峰と伍するまでに成長したソフトウェアにはただ驚かされるばかりです。囲碁も既に世界トップクラスの棋士が敗れていますし、あと残された牙城は麻雀くらいでしょうか。まあそれも、いくら運の要素があるからと言っても、量子コンピューターとか実用化されたらあっという間にヒトでは勝てないようなものになってしまうのでしょうね。
 それにしても、そうして生まれたソフト同士を更に競わせ続けたら、この手のゲームはどこまで到達できるんでしょうか? 昔漫画で初手から詰みまでの手順を完全に解き明かした「完全将棋」なるものが描かれた物がありましたが、何年か先にはそういう絶対勝てる定石が発見されたりするのかもしれませんんね。



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