かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

今日出た数字を見ると、築地か豊洲か、都知事の腹は大体決まったのかもしれませんね。

2017-04-08 21:41:22 | Weblog
 今朝の最低気温は16℃、最高気温は21.2℃でした。ぐずついた空模様は変わらず、時折一時的に止む他は、始終雨が降り続いた一日でした。その割に気温が高いのですが、兵庫県豊岡市では28.1℃まで上がったのだとか。真夏なら40℃近くに相当するような暑さを感じられたのではないでしょうか? 明日は午前中雨でほんの少し冷え気味、明後日月曜日はちょっとばかり季節が逆戻りしそうな塩梅ですが、豊岡みたいにいきなり夏になるよりはまだましかも知れません。

 さて、佳境を迎える東京都の新市場移転問題で、都の専門委員と市場の仲卸業者ら関係者との間で意見交換会が開かれ、都から、このまま築地を改修して使い続ける案と、従前の豊洲への移転の場合との2案が説明されました。その中で、市場問題プロジェクトチーム座長の小島敏郎氏は、築地の場合は工期7年、市場を経営したまま段階的な工事が可能で、その改修費用は740億円、余った豊洲市場を解体するのに150億円かかりますが、更地に変えたあとはマンションや商業施設用地として4,370億円で売却可能との試算が示されました。
 一方、豊洲に移転する場合、開場後の運営で年間27億円の赤字が発生、その穴埋めに税金の投入や使用量の値上げが必要になる、との話です。
 この手の試算は既に散々やられた上で豊洲に決められたのだと思っておりましたが、今回の数字を見る限りでは、豊洲を損切りしても、このまま築地でやった方がお得、という結果になっています。多分以前の豊洲移転の試算は、移転したほうが有利なように積み上げがなされたのでしょうし、今回は逆に築地を直すほうが良さそう、という試算になるよう計算担当の人々が鉛筆を舐めたのでしょう。
 また、所詮はこんな数字は予測に過ぎませんし、経済状況の変化とかそれこそ戦争でも起こってしまえばたちまち想定外の反故になってしまうのでしょうから、あまりこれらの数字にはこだわらないほうが良いのかも知れません。
 そんなさじ加減次第でどっちにも転びかねないあやふやな経済指標などよりも、もっと違う尺度でより客観的に判断する方法はないものか、といつも思うのですが、中々簡単明瞭なものは無さそうなのが面倒なところです。結局政治判断、というやつで一刀両断するよりないのでしょうが、これでもし仮に築地改修と決定したとしたら、多分何とも複雑な気分になることでしょうね。

コメント
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