北海道産ジャガイモが台風でやられて、ついにポテチ販売中止という事態に突入するようです。

　今朝の最低気温は６℃、最高気温は１６．２℃でした。今朝は５日ぶりに６℃台に気温が下がり、朝はストーブに火を入れて、しばらく空気を温めてから起床しました。土日など休日は気温が上がってくるまで布団の中でゴロゴロしていれば良いのですが、平日は仕事に行く準備をしなければなりませんから、ちゃんと起きなければなりません。週間予報では、明後日から天気が回復し、朝の冷え込みが少し厳しさを増しそうなので、残る灯油を消費すべくガンガンストーブを炊くことに致しましょう。

　さて、大手菓子メーカーのカルビーは、１５日からポテトチップスのうち１４種類１８商品を販売終了・休止にすると発表しました。また、大袋の商品など８種類１５商品についても、２２日から販売を一時的に止めるそうです。原因は、昨年北海道を襲った台風で、ジャガイモ畑が甚大な被害を受けたため。輸入のジャガイモを増やすなどして対策を打ったとの事ですが、それでもおっつかなくなって販売そのものを止めることにしたのだそうです。北海道のジャガイモがまた採れるようになればまた生産も始めるのでしょうが、しばらくは品薄も致し方なし、というところです。そもそも我が国のジャガイモ生産量はざっと２５０万トンあり、九州などでも盛んに作られていますが、北海道はそのうちの８割弱を占め、台風で壊滅的打撃を受ければ国内の産業に影響が出るのもむべなるかな、と思わざるをえません。
　とは言え、世界全体ではジャガイモは３．２億トン生産され、中国が７千万トン強、インドが３千万トン強、ロシア３千万トン、ウクライナとアメリカが２千万トン、ドイツが１千万トンと、我が国など世界から見たら２６番目の少生産国に過ぎません。カルビーが輸入したジャガイモがどこの生まれかは知りませんが、これだけ世界にあったなら、頑張ればポテチ生産を控えなくても十分やっていけたのではないか、とも思えます。まあ品種や産地が違えばポテチに加工する時の勘所も変わってくるかもしれませんし、そうは単純に切り替えるわけにもいかないのでしょうね。
　最も個人的には、ごくたまに無性に食べたくなる時があるくらいで、激減してもあまり影響はありません。むしろ、どうもポテチは体に悪いような気がして、それでいて美味しいから手元にあるとついパクパク食べてしまう禁断の菓子ですから、目に見えるところからなくなってくれたほうがありがたいかも知れません。