今朝の最低気温は10.8℃、最高気温は14.3℃でした。ようやく春がきたかと思ったらまた少し季節が逆戻りして薄ら寒い一日です。しかも雨ですし、なかなか気持ちのよい春らしい日差しが拝めません。明日はようやく日差しがありそうですが、空気は冷たいままで、木金と一応晴れるもののその後はまた雨が続きそうという、実にフラストレーションの溜まる春になっています。
さて、9日夜、シカゴのオヘア国際空港発ケンタッキー州ルイビル行きのユナイテッド航空3411便で、4名分の座席予約のオーバーブッキングにより、飛行機を降りるように言われた男性の医師が降りるのを拒否、治安当局により無理やり引きずり降ろされ、大怪我を負う、という事件がありました。ちょっと日本では考えられない異様な光景が乗客により撮影されてネットに上げられた事で、ユナイテッド航空が大批判を受けるという状況になっているとのことです。ユナイテッド航空は、このところ色々あって評判が落ちていたそうですが、この「事件」で更に評判が落ち、下手をすれば立ち直りつつあった経営にも影響しかねない事態になっているのだとか。
アメリカでは、キャンセル客を当て込んで過剰に予約を受け付けるオーバーブッキングは珍しくないそうで、2016年には43万人もいたそうです。その人達には数百ドルの保証金と後発の便の座席、必要に応じて宿泊費なども航空会社から出るとのことで、今回のユナイテッド航空でも、800ドルの保証金+翌日の便の座席+宿泊費が提示されましたが、誰もその呼びかけに応じなかったため、自社のルールに従い降りてもらう4名を指名、3人まで降りるのに同意したものの最後の1人が患者が待っているとかで降りるのを拒否、そこでシカゴ警察に来てもらって強制退場させたところ、その時の捕物騒ぎで抵抗した乗客が怪我をした、とのこと。
この事件でユナイテッド航空に同情できないのは、そのオーバーブッキングが自社の従業員を乗せるため直前に4名分押し込んだことや、どうやら選別された4名が黄色人種だったらしいことで、人種差別と言った、アメリカとしては看過できない問題も孕んでいることのようです。
個人的にユナイテッド航空がどうなろうがまあ関係はないのですが、あの訴訟国家でよくこんな真似ができるのだな、と心底驚かされました。我が国では、飛行機の運行に支障の出るような馬鹿な事をしない限り強制退去などまずありえないと思いますし、仮にオーバーブッキングで降りざるを得なかったとしても、国内なら迷惑料もらってさっさと後続の便なり別の交通機関に頼るなりするでしょうし、そもそも日本の会社が自社の従業員を乗せるから乗客に降りろ、などとは口が裂けても言わないでしょう。そのあたりはやっぱり文化の違いを感じさせられます。
それにしても、日本の場合同じことがあっても、迷惑料は1〜2万円だそうです。アメリカとは交通事情が違うとは言え、日本の航空会社はちょっと貧乏くさいんじゃなかろうか、と思わずにはいられませんでした。
さて、9日夜、シカゴのオヘア国際空港発ケンタッキー州ルイビル行きのユナイテッド航空3411便で、4名分の座席予約のオーバーブッキングにより、飛行機を降りるように言われた男性の医師が降りるのを拒否、治安当局により無理やり引きずり降ろされ、大怪我を負う、という事件がありました。ちょっと日本では考えられない異様な光景が乗客により撮影されてネットに上げられた事で、ユナイテッド航空が大批判を受けるという状況になっているとのことです。ユナイテッド航空は、このところ色々あって評判が落ちていたそうですが、この「事件」で更に評判が落ち、下手をすれば立ち直りつつあった経営にも影響しかねない事態になっているのだとか。
アメリカでは、キャンセル客を当て込んで過剰に予約を受け付けるオーバーブッキングは珍しくないそうで、2016年には43万人もいたそうです。その人達には数百ドルの保証金と後発の便の座席、必要に応じて宿泊費なども航空会社から出るとのことで、今回のユナイテッド航空でも、800ドルの保証金+翌日の便の座席+宿泊費が提示されましたが、誰もその呼びかけに応じなかったため、自社のルールに従い降りてもらう4名を指名、3人まで降りるのに同意したものの最後の1人が患者が待っているとかで降りるのを拒否、そこでシカゴ警察に来てもらって強制退場させたところ、その時の捕物騒ぎで抵抗した乗客が怪我をした、とのこと。
この事件でユナイテッド航空に同情できないのは、そのオーバーブッキングが自社の従業員を乗せるため直前に4名分押し込んだことや、どうやら選別された4名が黄色人種だったらしいことで、人種差別と言った、アメリカとしては看過できない問題も孕んでいることのようです。
個人的にユナイテッド航空がどうなろうがまあ関係はないのですが、あの訴訟国家でよくこんな真似ができるのだな、と心底驚かされました。我が国では、飛行機の運行に支障の出るような馬鹿な事をしない限り強制退去などまずありえないと思いますし、仮にオーバーブッキングで降りざるを得なかったとしても、国内なら迷惑料もらってさっさと後続の便なり別の交通機関に頼るなりするでしょうし、そもそも日本の会社が自社の従業員を乗せるから乗客に降りろ、などとは口が裂けても言わないでしょう。そのあたりはやっぱり文化の違いを感じさせられます。
それにしても、日本の場合同じことがあっても、迷惑料は1〜2万円だそうです。アメリカとは交通事情が違うとは言え、日本の航空会社はちょっと貧乏くさいんじゃなかろうか、と思わずにはいられませんでした。