かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

我が国の農業従事者が早晩消えてなくなるかも? という数字が農水省から出てきました。

2020-11-27 23:54:10 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は8.5℃、昼の最高気温は18.1℃、五條市アメダスの最低気温は5.8℃、最高気温は17.5℃でした。今日は昼間はよく晴れて暖かでしたが、夜遅くになって急にバラバラバラっと雨が降り出し、かなり強い風がびゅおおおぅ!という感じで窓の外を流れていきました。局地的に前線でも通過したんでしょうか? ぐずついた天気は朝まで続き、夜中のうちにまた降ってくるかもしれません。その後明日土曜日は曇り、明後日日曜日は晴れと言う予報。休日恒例の家事は日曜日のほうが捗りそうです。

 さて、農林水産省が2020年度版「農林業センサス」で、農業を主な仕事とする「基幹的農業従事者」が、2015年の前回調査から39万6千人減少し136万1千人になり、同様のデータを取り始めた1985年から210万人減少となるとのことです。また、65際以上の割合は69.8%と前回より4.9%上昇、95万人に達しているとのこと。
 この分だと、2025年は100万人割れ、2040年までには一人もいなくなってしまいかねません。まあ流石に完全に消える訳はないとは思いますが、基幹作物である米づくりを始めとする農業従事者が致命的なまでに減少してしまうことでしょう。更に多分これは農業者だけでなく、漁師や畜産業者など、食品生産に携わる一次産業の担い手がどんどん減少し、高齢化しているのでしょうから、食料を更に輸入しないとやっていけなくなる時代が近づいてきていると言えます。
 いずれにしても、既に1970年代には顕在化しつつあった1次産業の高齢化進行を甘く見た農水省の失策と言わざるを得ないと思いますが、果たしてこの危急存亡状態を改善しうる方策はあるのでしょうか? スマート農業なる、本当に役に立つのかどうかも不明な技術に賭けているだけではおそらくは足らないと思うのですが、ヒトが減る、という状況の分析ができたのなら、次はどのようにして食料確保を実現するのかを論じてほしいものです。

コメント
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