奈良市の今朝の最低気温は4.2℃、昼の最高気温は20.5℃、五條市の今朝の最低気温は−0.6℃、昼の最高気温は19.8℃でした。今日も昨日同様よく晴れて暖かい一日になりましたが、まさか20℃超えとは驚きました。確かに車ででかけたとき、窓をしめ切っていると熱くて、運転席側を全開にしてましたが、それでも結構車内の暑さにうんざりさせられました。まあ服装もそれなりに防寒は省いたつもりだったのですが、省き方が少々不足だったようです。ただ好天気もここまでで、すでに九州の西海上に雨雲がかかってきており、これがこれから西進してきて、明日午後にはこちらでも雨が降ってくる模様です。明日は実家の母を見舞いに枚方へ行くつもりなのですが、行きはともかく帰りは少々面倒な天気に見舞われそうです。
さて、今日は、アマゾンプライムのメニューに入っていた「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」を観てみました。公開は1984年2月だそうですから、もう40年も前になるんですね。その時、私は香川県で大学生を始めて1年が過ぎようというころで、高松市の外れの田舎町で下宿していました。その時分に確かに劇場で観た記憶があるのですが、一体どこで観たんだったか? おそらく後期試験を終えて実家に帰ってきた3月にでも、大阪・梅田のナビオ阪急にでも観に行ったんだろうと思うのですが、どうも今ひとつはっきりしません。まあそれはともかく、細かな点は別にして、物語や映像・演出などは、ほとんど覚えていました。エンディングのいかにも80年代アイドル歌謡っぽいやつは全く覚えていませんでしたが、まあ当時はクレジットとか興味無かったですから、あまりしっかり見聞きしてなかったのでしょう。
映像は、冒頭の学園祭準備シーンのやたらな特撮押しが鼻につき、学園祭というよりコミケかDAICONみたいな雰囲気が異様だったり、喫茶「第三帝国」など今だとまず使えないだろうなとか、その映像の出来に、40年の歳月は結構残酷だなと思ったりもしましたが、当時のアニメは全て手描きセル画で制作していたのだと思うと感慨深いものがありますし、物語自体も、改めて観て今も十分に面白く感じました。当時一番好きだった「うる星やつら」長編作品でしたが、その面白さは色褪せていなかった事が確認できてよかったです。
ところで本作は、「原作者はは今でも一番嫌い」、「原作者の「逆鱗」に触れた。」などというような話もある一方で「原作者から「こういう『うる星』もありなんじゃないですか」という話もあったとウィキに書いてあったりします。まあ高橋留美子作品というよりは押井守作品だと強く感じますし、と言いつつもけして原作世界をないがしろにしているわけではなくて、原作愛に溢れたよく出来た「同人作品」だと個人的には感じました。後はそれを原作者が許容できるかどうかで、発言時期によって原作者の気持ちも変化していったりしたのかもしれませんね。折からテレヒドラマの原作軽視が話題になっている時期でもありますので、少しこのあたりは気になりましたが、まあそんなコンプライアンスなど端から無い時代の作品であることを思えば、悪くない作りではないでしょうか?