かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

紅麹サプリに含まれる未知物質の同定はできたみたいですが、それがこの紅麹禍の原因かどうかはまだ不明。

2024-03-29 19:44:36 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は12.2℃、昼の最高気温は21.3℃、五條市の今朝の最低気温は13.6℃、昼の最高気温は22.4℃でした。昨日からの雨は一晩経っても止まず、朝7時過ぎから傘では防ぎきれないほどの豪雨になりました。程なく雨脚は弱まったので通勤に支障は出ませんでしたが、もう少し続いていたら仕事に行くのに随分と手間取ったかもしれません。その後しばらく曇り空でしたが、昼過ぎには雲が切れて日差しが届くようになり、午後はすっかり晴れてお日さまが輝くと気温が急上昇、ついに20℃を軽く超えてきました。明日以降もよく晴れて20℃超えが連日続く見込みで、ここまで抑えめだった桜も一気に花開いて、春爛漫を迎えそうです。本当につい先日まで寒い日もあって、少しばかり灯油を買い増ししないといけないかな? と思っていたのに、ここに来ていきなり春に季節のスイッチが切り替わるのですから驚きです。花粉はまだ続くので油断はなりませんが、暖かい気候自体は過ごしやすくて良いので、このまま寒の戻り無く暖かであって欲しいです。

 さて、小林製薬の紅麹禍ですが、死者・健康被害者の数が更に増大してきており、最終どこまで積み上がってしまうのか、予断を許さない状況になってきています。社長らは、なぜあの時決断できなかったのか、と後悔されているかもしれませんが、もっと早く公表しろと言われたってどうやれと言うんだ? と途方にくれておられるやもしれません。それはともかく、報道によれば紅麹原料に含まれた未知のピークについて、そのピークを示す物質が、主に青カビが生み出す抗生物質「プベルル酸」という物質であることが判明したと厚生労働省が発表しました。プベルル酸は抗菌性はあるものの強い毒性を示すことも知られているそうですが、では現在起こっている腎不全症状をこのプベルル酸がもたらすのかどうかは不明で、これから調べられるとのことです。また、この成分は「大阪工場」で混入した可能性が高いと小林製薬から報じられました。ただ残念ながら、大阪工場は昨年12月に閉鎖され、その施設は和歌山県内の工場に移っており、その混入ルートの探索は難しい物と観られています。まあ結局のところそのプベルル酸が問題なのかどうか不明ですし、元々紅麹サプリが腎不全を起こすシトリニンを産生する可能性があることは以前から知られており、騒ぎの原因はこのシトリニン類似物質である可能性もあります。とりあえず今はプベルル酸の調査結果が出揃うのを待つしかありませんが、ついでに腎不全の癒やし方についても研究を進めてくれたら良いと思います。iPS細胞とかでなんとかならないものですかね?

コメント
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