かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

授業料無償化政策で私立高校人気沸騰のあおりを受けて大阪の公立高大ピンチ! でも挽回には相当思い切ったことをしないと

2024-03-30 21:27:23 | Weblog

 今朝の奈良市の最低気温は13.7℃、昼の最高気温は22℃、五條市の今朝の最低気温は5.5℃、昼の最高気温は23.5℃でした。予報通り、今日は朝から晩までよく晴れました。お陰で昼の気温は急上昇、日向ではじっとしていても汗ばみを覚える程の陽気になりました。感覚的には、春を通り越していきなり初夏と言った感じでしたが、明日、明後日もこんな感じの一日になるそうです。暖かいのはありがたいですが変化が激しすぎて、という言葉がもはやデフォルトなのが令和の気象状況ということなのかもしれませんね。

 さて、大阪府の公立高校で受験生が激減。定員割れの学校が多数発生しているのだそうな。原因は、4月から始まる高校授業料の段階的無償化政策で私立高校へ行く経済的ハードルが著しく下がったため。府立高校一般選抜の競争率が平均1.05倍、最も高い豊中高校が1.57倍、最低倍率の生野工業では0.35倍、府内公立高145校のうち半数近い70校が定員割れしたとのこと。大阪府では、3年連続定員割れして今後改善の見込みがなければ統廃合されるという独自ルールを決めており、平成26年から令和5年までに18校が統廃合されていますが、今後ますますその動きが加速するかもしれないとの見込みです。私立高校人気の原因の一つに入試時期があるうようで、公立が3月に対して私立は2月なので、早めに進路を決めて楽になり受験生としては、経済的な負担が問題にならないのなら私立を選ぶという子が増えても不思議では無いでしょう。そこで大阪府教育庁では「現行制度の入試では需要に応えられない」と私立並みに早めに入試を行うなどの入試改革が話されているそうですが、制服の華やかさや独自のカリキュラムなど、ただでさえ子供が減っていって経営環境が悪化していく中、安くはない授業料でも来てもらうために努力を積み重ねてきた私立高校に対抗するのは、一朝一夕では無理があるでしょう。維新の高校無償化がいつまで続けられるのか不明ですが、このまま行ったら10年後大阪の公立高校が一体いくつ残るのやら。怖いもの見たさにその時を観てみたい気はします。

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