都道府県魅力度ランキング万年下位の群馬県の知事さんが、業を煮やして法的措置を検討しているとのことです。

　今朝の奈良市の最低気温は２１．２℃、最高気温は２７．４℃、五條市の最低気温は２０．１℃、最高気温は２７．５℃でした。今日は朝から曇り空で、日中はずっとどんよりした蒸し蒸しする一日でした。明日明後日は天候回復、日差しが帰ってくるようです。土日は雨で、この雨を境に季節が急進展する模様。この蒸し暑さとももうすぐお別れですね。

　さて、先ごろ、民間の調査会社「ブランド総合研究所」が毎年出している都道府県魅力度ランキングの令和３年版が発表されました。調査内容は、「地域ブランド調査2021」というもので、インターネット上で全国から集められた老若男女約３万５千人余に、一人に付き１５−１６県について回答を求め、各都道府県とも１千少しの回答者数になるよう調整されたものとのことです。調査項目も詳細に渡り、なかなかのボリュームの、示唆に富む内容になっています。
　この最新の都道府県魅力度ランキングでは、例年下位に低迷している群馬県が更に落ち込んで４４位を記録しましたが、これについて群馬県の山本一太知事が１２日の臨時会見を開き、このランキングの根拠が不明確だとして、「法的措置を含めた検討を始めた」ことを明らかにしました。このランキングでは、例年栃木県、埼玉県、茨城県といった群馬県近隣諸県が最下位近辺に位置づけられ、北海道、沖縄、京都、東京といったところがトップクラスを形成しています。
　このように見ていくと、どうも山本知事の発言は言いがかりにすぎないと感じられますし、群馬県に魅力なしとしたアンケート回答者を訴えるわけにもいかないでしょう。それにこれが県の魅力向上のための、基礎的な現状解析データ集と思えばそれなりに価値のある報告ではないかとも思います。利用しているところはそれなりにあるのではないでしょうか？　　　それでもいつもいつも最下位あたりに貼り付けられているのが知事としては我慢ならなかったのでしょうが、どうせなら最後まで戦って戦って戦い抜いて、その過程で群馬県の魅力というものを全国に浸透されたらいかがかと思います。