今朝の奈良市の最低気温は7.9℃、昼の最高気温は13.4℃、五條市の今朝の最低気温は6.1℃、最高気温は12.5℃でした。今日は日中ほぼ曇天で日差しが無く、昨日に引き続き寒々しい一日でした。曇りとはいえ空がだんだん明るくなって、遠くの方で雲が切れ青空が覗いていたりもしたのでこのままだんだん秋晴れに移行するのかと思ったのですが、それ以上の変化はなく、夕方5時すぎには頭上広く暗い雲に覆われて、西の端の方だけきれいに雲がなく明るい夕焼けが見えていましたが、そのまま夜になってしまいました。もう少し天気は良くなると期待したのですが、どうやらそれは明日以降に持ち越しのようです。
さて、11月もついに20日を迎え、いよいよ「宇宙戦艦ヤマト ヤマトよ永遠に REBEL3199』第二章 赤日の出撃 」の上映間近に迫り、予告や本編冒頭映像がネット上で観られるようになってきました。前回同様今回も比較的近所にあるイオンモールのTOHOシネマズで上映されるので、時期を見計らって観に行こうと考えております。まずは第一章が不完全燃焼感半端なかったので、今度はスカッと気持ちよく観たいと心より願っています。
ヤマトは来週以降どこかで時間を作って観に行くとして、行くだけ行ってブログで書き忘れていた「ボルテスVレガシー」の感想を、今のうちに認めておきましょう。
1977年に日本で制作・放映された巨大ロボットアニメ「ボルテスV」。それがフィリピンで人気沸騰し、主題歌が第二の国歌とまで言われるほど、フィリピン人ならだれしもそのフレーズを覚え、日本語のままで歌えるヒトも多数という伝説的大ヒットとなったという話自体にわかには信じがたい物がありましたが、更にそのボルテス愛が昂じて実写の連続ドラマを作ったという話にも驚かされ、断片的にネット上に流れてくる合体シーンなどの映像に、是非本編が観たいと逆輸入される日を心待ちにしていました。それが、ドラマの話を再編成して映画という形で我が国で公開されることになるとは、その素晴らしいイベントに狂喜乱舞したものでした。
で、鑑賞しに映画館まで足を運びましたが、おおよそ、予想どおりくらいには楽しむことができました。実写とはいえ元がテレビドラマですし、CGで描かれた巨大ロボットや敵の空中要塞の様子などはリアルと言うよりはいかにもな見栄えではありましたが、とにかく原作愛に溢れて忠実な再現に努力されたというのがよく判る映像で、日本のアニメ・コミックの実写化を手掛ける映像作家は総じてこのフィリピン作品の爪の垢を煎じて飲めと言いたくなるくらいに感動的な出来でした。ただ、作品として手放しに褒め称えるには少々痛々しい部分も散見されるところがあったのは否めませんでした。多分これは、日本人とフィリピン人の感性の違い、特にテンポやリズム、スピード感の違いや、話の流れに対する感じ方の違いに由来しているんじゃないかと勝手に思っているのですが、とにかく物語が冗長で長い。あと、登場人物が総じてあまりに間抜け過ぎました。半世紀前のアニメが元なのですから致し方ない面はありますが、ボルテスチームの面々や司令官、研究者らも、敵方のザルドス王子らも、理解し難い残念な判断力で物語の進行をぐたぐたにしているような感じがしてしょうがありませんでした。それでも最後まで飽きずに観られたのは、やはり原作にどこまで迫れるかに挑戦したロボットやキャラクターの造形美や動きがあったからでしょう。かくして物語としてはかなり残念な内容ながら映像には興奮冷めやらぬという不思議なちぐはぐ感を覚えつつ、チケット代は十分元が取れたと満足して映画館を後にしました。
ただよく考えてみると、私はボルテスVよりその前作のコン・バトラーVの方に放映当時はハマっていたので、今回の映画の感想にはその点も考慮に入れておいたほうが良いかもしれませんね。いっそ日本でコン・バトラーVを実写化してくれないものでしょうか? 超電磁竜巻から超電磁スピンの必殺技だけでも実写で観せて貰えないものか、と天空剣Vの字斬りを観ながら切に思いました。
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