かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

あがいてあがいてそれでも自然に翻弄されるのが、ヒトのサダメなのかもしれません。

2007-03-12 22:43:02 | Weblog
 2月よりも3月の方が寒く感じる今日この頃、つい2週間ほど前までは、このまま一気に春になって冬は無くなるんじゃないか、とまで思っておりましたのですが、気候というものはそう一筋縄では行かないということを実感いたしました。とにかく寒く冷たいですし、そのせいか少し喉が痛くなって、明後日仕事で東京まで行かねばならないので悪化しないか、とそれはそれで冷や冷やしています。夕刊には真っ白に雪化粧した彦根城の姿が映し出されていましたし、米原でも27センチの積雪になったそうです。新幹線は大丈夫でしょうか? 時間厳守遅刻厳禁な仕事内容なので、これもまた少しばかり不安が募ります。予定より1,2本早いやつを選ばないといけないかもしれません。

 さて、自然というものはかくも気まぐれで当然ながらヒトの指図など歯牙にもかけないものですが、大阪でもそんな自然の力に翻弄されるヒトの営みの矮小さが際立ったような事件が夕刊一面に報道されておりました。この間鳴り物入りで開通したばかりの地下鉄新線の駅で、漏水が頻発しているそうです。駅が11あるそうですが、その全てで天井や壁に水漏れが生じ、その総計が60箇所にも達しているのだとか。私も大阪へ出たときに地下鉄は頻繁に利用するのですが、この新線については正直あまり気にかけておりませんでした。利用することはまず無い路線ですし、そもそもどこを同通っているのか、あまりはっきり知らなかったりもします。大阪市民にとってもどうやらなじみが薄いらしく、利用者数が計画の三分の1しかいないそうです。利用者が少ないから、改修に大きな予算がかけられない。するとますますあちこち具合が悪くなってきて、ヒトの足が遠のく。すると更に予算が削られ・・・という悪循環が生じつつあるみたいなのですが、それ以前に、建設当初から水漏れは予測され、それに対応した新技術を投入したにもかかわらず、予想通りの事態を迎えているあたり、所詮小手先の業ではいかんともなしがたいものなのか、とある種の無力感さえ漂う気がいたします。それよりも、水漏れがどの程度の規模なのか、新聞紙面からはうかがい知れませんが、駅以外の場所ではどうなのでしょう? そして、その水漏れで駅や地下鉄そのものが危険にさらされるようなことは無いのでしょうか? この地下鉄、淀川の下を潜っているのですが、万が一淀川の底が抜けるようなことがあったりしたら、などと、専門家に言わせれば鼻で笑われるようなことでも、想像して恐ろしく感じたりもいたします。ここはそんな心配は杞憂にすぎない、と、その安全性について専門家のしっかりしたコメントを掲載していくのも、マスコミの責務だと私は思います。


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