かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

わざわざケーキ一つのために、隣県まで足を伸ばしました。

2008-12-06 23:59:39 | Weblog
 今日は朝から寒かったですが、時間が進むにつれて気温が下がっていくような、底冷えのする一日でした。時折雪もちらついていましたが、金剛山山頂付近は断続的に強い雪雲に隠れ、昼ごろにはすっかり雪化粧しておりました。今冬2回目の雪になります。今夜から翌朝にかけて一段と冷え込みも厳しくなるそうなので、今夜の天気次第では、明日の朝は下界もすっかり真っ白になるかもしれません。この調子ですと、ひょっとしたら今年の24日はこの辺でもホワイトクリスマスになるかもしれませんね。
 そんな寒い中でしたが、朝から隣の和歌山県まで噂に聞いたケーキを食べに出かけました。京奈和自動車道橋本道路の終点から紀ノ川沿いに西に行くと、高野山金剛峰寺へ西側から入る西高野街道が現れます。その道に入って山に向かい南下することしばし、道の右側に瀟洒なログハウスが見えてきます。そこが高野山農事組合法人 遊農 こんにゃく工房 というお店です。なんでもここに、柿を丸ごと使ったケーキがある、と聞いて、どんなものか食べてみようと、およそ1時間ばかり車を飛ばしてやってきたのでした。
 そうしてあいまみえたのが、下のケーキです。



 見た目、丸いリンゴっぽくも見えたのですが、皮を剥いた柿の実におそらく木苺と思われる赤いゼリーが薄くかけてあり、その上に、多分スグリを甘く煮たものとミントの葉をあしらってありました。



柿丸ごととはどんな状態か、と、とりあえずナイフを入れて断面を見たのが下の写真。確かに柿そのままが、ビスケット状の土台の上に生クリームで据えられています。 このサイズの柿は、やや小ぶりなため、味は今ひとつ乗っていないものなのですが、これは周りのゼリーや生クリームと一緒にほおばることで、その辺りの物足りなさを補っているように思えました。柿という果物は匂いもあまりないし味にも癖がないので、こういうアレンジでも全体を損なうことなく味わえるのでしょうか。
 セットにした飲み物はコーヒーとか紅茶とか定番のものもありましたが、ここはあえてこだわりの柿の葉茶にしてみました。柿の葉茶は癖がないまろやかな味で、なによりカフェインが入っていないので胃に刺激がない点がありがたい飲み物です。それが、カップに3杯弱、ポットに入れて出てきました。このセットが680円、というのは、ボリュームを考えるとかなり安い価格設定ではないかと思います。




 それから、こんにゃく工房という看板の通り、コンニャクもここの名物の一つで、ケーキやパンにも自家製のコンニャクから精製したコンニャク粉を混ぜ、独特の食感と低カロリーをじつげんしているそうですが、ここは定番であるコンニャクの煮付けを頼んでみました。既に半分以上食べたあとですが、この深皿いっぱいで200円という値段は中々お買い得ではないでしょうか?

 もう少ししたら地元の果物もなくなるのでケーキのバリエーションも少なくなるそうですが、地元の卵などを使ったオムライスなども人気の商品らしいので、また機会があれば昼時に行ってみるのも良いかもしれません。寒い中でしたが、ほんの少し贅沢な午前のひとときを過ごした一日でした。



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