半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

フィアット・アバルト1300クーペ (OT1300/124) 過去の所有車 その1

2009-06-20 22:16:49 | その他、自動車関連
半谷家は現在、家族で一泊で旅行に出掛けております。しかし、更新が途切れるのは寂しいので、書き溜めておいたネタを自動で更新させて頂きます。


私にとって最初のクルマは、大学2年のときに父親から練習用にもらった中古の初代シビックでした。CVCCになってからの1200GLというあまり面白味のないクルマでしたが、初めて手に入れた自分専用のクルマということもあって、通学から夜遊びまで、毎日のように乗り回していたことを思い出します。

2台目のクルマもホンダ・シビックでしたが、こちらの方は大学3年生のときに親から新車で買ってもらいました。ワンダー・シビックといわれる三代目のモデルで、25Rと呼ばれる3ドアハッチバックでした。当時から周囲に輸入車に乗っている友人も少なくなかったため、別に普通のことだと思っていましたが、今考えると学生には贅沢過ぎるクルマでしたね。

しかし、学生時代から現在のような仕事をしていたこともあり、私の興味は次第に旧いクルマの方に移ってゆくことになりました。そして26歳のとき (今から考えると、ずいぶん遅いデビューですね) 、初めて旧いクルマの世界に足を踏み入れることになりました。

私が最初に手に入れた旧いクルマはこのカタログのクルマ、67年モデルのフィアット・アバルト1300クーペでした。





ОT1300/124や1324等と呼ばれることもありますが、当時のアバルトのプライスリストを見ると、どうやら1300クーペというのが正式名称のようです。

このクルマ、簡単に説明してしまうと、フィアット850のボディに、一回り大きなフィアット124用のエンジンを軽くチューンして搭載したというモデル。エンジン搭載用にごついサブフレームが組まれ、本来リアにあったはずのラジエターはフロントに移設され、このカタログの表紙にあるような専用のフロント・グリルが装着されていました。

このクルマ、程度があまり良くなかったこともあって、色々な意味で手強いクルマでしたが、私の肌には合っていたようで、すっかり気に入ってしまいました。そこで、さらにパワフルなフィアット131用の2.0ℓ DОHCエンジンを搭載し、オーバー・フェンダーを装着し、フロント周りも少しモディファイして、 “ОT2000アメリカ” 仕様を製作しようと思い立ちました。

しかし、その計画をスタートさせる直前、私はこのアバルトの存在が霞んでしまうようなクルマと出会うことになりました。そのクルマとは……


……いずれ、機会を改めて書かせて頂くことにします。
コメント
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