半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

東京都庭園美術館へ 『皇帝の愛したガラス』 展を見に行きました。

2011-07-14 13:43:12 | 美術館、展覧会
昨日はカミさんと二人で、東京都庭園美術館に 『国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス』 展を見に行きました。開催は本日からですが、プレスプレビューにご招待いただいたのです。




今回の展示はロマノフ王朝によって収集された作品群に、エカテリーナ2世によって設立された帝室ガラス工場製の作品等を加えたもの。展示される作品のバリエーションは非常に広く、用いられている様々な技巧を含めて、ガラス作品全般に対する一通りの知識を得ることが出来る内容となっています。

昨日は撮影の許可を頂いていたので、特に私が興味を持った作品をいくつかピックアップすることにしましょう。まずはこれ、2Fのロビーのセットされていた卓上装飾。



実際に使用されていたものであるという点が凄いですね。


この不思議なパレット、最初はただのガラス片を貼り付けただけのように見えましたが、良く見ると物凄く高度な技巧によって作られていることが分かります。




顔のように見える部分も彩色で描かれたものではなく、色の異なるガラスを用いることにより、まるで “金太郎飴” のように断面に絵柄として現れるように出来ているのです。




こちらも様々な技巧を見せるための見本ですね。




こちらも良くみると、一点一点に唖然とするような技が使われていて、しばし言葉を失ってしまいます。




ガラス=器のイメージがある方が多いと思いますが、このような装飾品も色々と展示されていました。



ガラス器に興味がない方でも十分楽しめる展示内容でしょう。


今回の展覧会において、やはり個人的に最も興味があったのは、ロシアで製作されたガラスの作品達でした。




これはドイツではなく、帝室ガラス工場で製作されたルビー・ガラスの作品群。画像ではこの色が再現できないのが残念。




今回の展覧会の白眉は恐らくこれでしょう。帝室ガラス工場で製作されたルビー・ガラスの花器。台座の部分の装飾も見事です。




これはそれと同じ部屋に飾られていた作品、 『エラーギン宮殿の風景』 。大きさは縦13.5cm、横20cmと言う小さな作品です。




何故このような絵画が?と思って良く見たら……



……絵画ではなくてガラスのモザイクでした!頭がクラクラしますね (笑) 。


こちらは帝室ガラス工場で製作されたというウオッカのグラスセット。他にも豪華な作品が色々あるので最初は特に驚かなかったものの、解説を読んでビックリ。



なんと500人分が用意されていたそうです。


こちらはお馴染みガレやドームの作品……



……ではなく、その影響を受けて製作されたと思われる帝室磁器・ガラス工場の作品郡。


もちろん、この画像のようにオリジナル?のガレやドームの作品も多数展示されているので、それと比較してみると面白いですよ。



今回の展覧会、質、量共に大変充実した内容で驚きました。特にロシアのガラス作品をこれだけ一度に見られるチャンスは、次にいつやってくるか分かりません。ガラスに少しでも興味がある人にとっては、必見の展覧会といえるでしょう。

会期は9月25日までなので、我が家でも子供達を連れて、もう一度訪問しようと思っています。
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白金台、 『利庵』 で蕎麦を食べました。

2011-07-14 10:38:25 | 食べ歩き
庭園美術館の後はいつも白金台辺りで食事です。しかし、昨日は半端な時間帯でレストランは開いてないし、時間的な余裕もあまりなかったので、外苑西通り沿いにあるお蕎麦屋さん、 『利庵』 で蕎麦を食べることにしました。渋い外観で前を通るたびに気にはなっていたものの、入るのは昨日が初めてでした。




私たちが頼んだのはこちらです。








帰りに、出入り口横のホテイアオイが浮かべてある鉢を見たら……




……あっ、メダカだ。



涼しげで良いですね。
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白金台、 『LETTRE D'AMOUR (レトルダムール) 』 でケーキを買いました。

2011-07-14 10:18:07 | ケーキ、洋菓子
昨日は白金台のケーキ屋さん、 『LETTRE D'AMOUR (レトルダムール) グランメゾン白金』 に寄ってみることにしました。




で、買ったのはこのようなケーキ。

















夏はどうしても涼しげなジュレを選んでしまいますね。自分で食べようと思っていた高いプリン、先に息子に取られてしまった!

半谷家では、ケーキに関しては早い者勝ちという掟になってます (笑)。
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昨日はPTAの旗振り当番でした。

2011-07-14 10:00:00 | 家族
昨日はPTAの旗振り当番の日。通学路で黄色い旗を振ってきました。




それにしても、子供の会話っていうのは可笑しいですね。

「お前、何歳まで生きる?。オレ100歳」
「じゃ、オレは200歳」
「オレなんか、無限まで生きる」

私も子供の頃、似たような話をしてたなぁ (笑) 。


PTAはどこでも標語好き。



私の人生、寄り道ばかりです。
コメント (2)
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VWビートルにポルシェ914エンジン搭載?。エキゾーストの作業に入ります。

2011-07-14 10:00:00 | VW 空冷
震災や私のギックリ腰、ピンビーの作業などですっかり忘れていましたが、ワイルドシングにお願いしていたシロ号用のタイプ4エンジン、すでに組み上がってました。




と、いうわけで、次のステップであるエキゾーストマニホールド&マフラー製作のために、シミズテクニカルファクトリーにエンジン本体を運ぶことになりました。




タイプ4のクランクケースはアルミ製なので、マグネシウム製のタイプ1に較べるとかなり重くなっています。しかし、そうはいっても大人4人で簡単に運べるんで、同時代の水冷エンジンに較べればかなり軽いでしょう。




これはアメリカの某メーカーが製作しているエキゾースト・マニホールド。これを使用すると排気干渉がなくなるため、例のフラット4特有の “バサバサバサバサ……” という排気音ではなく、普通の4気筒エンジンのような排気音になります。シロ号にはこの考え方をベースにしながら、さらに改良したタイプを搭載します。




パイプを曲げたのでは理想的なRを作ることができないので、厚さ1.0mmのステンレス板を使用し、溶接でパイプ状に丸めて組み上げるという手法で製作していただくことにしました。ちなみに、下の画像は以前に清水さんが製作したポルシェ911用のタコ足です。無茶苦茶手間掛かってるでしょ。





これに較べたら、ビートル用は作りやすいかな?。マフラーもステンレスにしますが、一見しただけでは純正に見えるように作っていただく予定です。


タイプ4エンジンを搭載する場合、整備性の向上のために、マニホールドとヘッドの間には短い中間パイプを装着する必要があります。そこで、今回の作業は次のようなステップで進めることにしました。

① まずエンジンだけをシミズテクニカルファクトリーへ運び込み、中間パイプを製作。理想的なエキマニの形状を検討し、製作に必要な材料を用意する。

② エンジンをワイルドシングに戻し、シロ号に換装する。

③ エンジンの載ったシロ号をシミズテクニカルファクトリーに運び、エキゾーストマニホールドを製作して装着する。

④ ワイルドシングにシロ号を戻して、最終的なセットアップを行う。 



まだまだ時間は掛かりそうですが、10月9日のY’-CUP ROUND27までに完成すると嬉しいな。
コメント (4)
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