カミさんと二人で東京都美術館に行きました。

今回のお目当てはこちら、 『バルテュス展』 です。



実はバルテュスの作品にはあまり興味がなかったのでスルーしようかと思っていたのですが、今回を逃すと単独の企画展を見るチャンスがないかもしれないと思い、急遽会期終了間際になって見に行くことにしたのです。
結果から行ってしまえば、やはり見に行って良かった。今回の作品を見て、 “技術” としての構図の大切さを再確認させられました。
また、作品のみならず、バルテュス本人も非常に興味深い人物であったことを知りました。晩年は元ホテルでスイス最大の木造建築でもある “グラン・シャレ” を自宅にしていたということで、そのアトリエを再現したコーナーもありました。
バルテュスはフランスの知識人達との交流があったことでも知られるががですが、この作品、 ≪地中海の猫≫ に描かれているボートに乗った少女は、フランスの思想家であるジョルジュ・バタイユの娘、ローレンスだそうです。

実は学生時代~二十代後半に掛けて、バタイユやE.M.シオランにどっぷりはまっていたことがあって、邦訳された書籍はすべて読破しました。数年前に書庫の整理を兼ねてヤフオクで売り払ってしまったのですが、何か残っていないかと探してみたところ……

……この 『内的体験』 が一冊だけ残っていました。
あの頃は食費を削って本を買い、寝る間も惜しんで読書に没頭していたはずなのに、結局私の知的レベルは向上することはありませんでした。トホホ~

今回のお目当てはこちら、 『バルテュス展』 です。



実はバルテュスの作品にはあまり興味がなかったのでスルーしようかと思っていたのですが、今回を逃すと単独の企画展を見るチャンスがないかもしれないと思い、急遽会期終了間際になって見に行くことにしたのです。
結果から行ってしまえば、やはり見に行って良かった。今回の作品を見て、 “技術” としての構図の大切さを再確認させられました。
また、作品のみならず、バルテュス本人も非常に興味深い人物であったことを知りました。晩年は元ホテルでスイス最大の木造建築でもある “グラン・シャレ” を自宅にしていたということで、そのアトリエを再現したコーナーもありました。
バルテュスはフランスの知識人達との交流があったことでも知られるががですが、この作品、 ≪地中海の猫≫ に描かれているボートに乗った少女は、フランスの思想家であるジョルジュ・バタイユの娘、ローレンスだそうです。

実は学生時代~二十代後半に掛けて、バタイユやE.M.シオランにどっぷりはまっていたことがあって、邦訳された書籍はすべて読破しました。数年前に書庫の整理を兼ねてヤフオクで売り払ってしまったのですが、何か残っていないかと探してみたところ……

……この 『内的体験』 が一冊だけ残っていました。
あの頃は食費を削って本を買い、寝る間も惜しんで読書に没頭していたはずなのに、結局私の知的レベルは向上することはありませんでした。トホホ~