鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

モータースポーツについて考える

2012年03月27日 13時20分01秒 | Weblog
約1ヶ月ぶりのブログ書き込みになります。最近はフェイスブックに書き込むことが多く、実は遠ざかっていました。

さて、「モータースポーツのまち」として鈴鹿は話されることが多いのですが、そもそもモータースポーツって、わかっているようでわかりにくいような気がします。
モータースポーツとしてイメージするのは、F1や8耐といったレースが主体で、それだとかなり狭い範囲の話になってしまうと思います。

では、「スポーツ」から考えてみると、例えばサッカーや野球を例にすると、F1はワールドカップやWBCでしょうし、8耐はオールスター戦のような感じでしょうか、そして通常行われているレースは、日本で言えばJリーグやプロ野球ということになると思います。

しかし、サッカーにしても野球にしても「スポーツ」として考えたとき、いわゆるプロ的なものばかりでしょうか。そんなことはなく、子どもたちや大人も含めて‘ 草 ’が頭につくところからあるのではないでしょうか。なにも、試合にこだわらなくても、普段の遊びの中で、サッカーや野球も楽しめるものではないでしょうか。その核にあるものは…

それは心理学者チクセントミハイによって提唱されている「フロー」だと思います。
ウィキペディアでのフローの表現を借りると「人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。」とあります。
スポーツで、「周りのことが気にならないくらいに集中している状態」や「いろいろなことが思い通りにできているような状態」でしょうか。
このフローの観点から考えると、スポーツ全般の楽しさがわかりやすいのではないかと思います。

ではモータースポーツではどうかと考えると、日常に近い部分でのスポーツとしての楽しさが語られることが少ないのではないかと思います。クルマにしろバイクにせよ、自分の思う通りに動いてくれる。周囲の環境と一体になるような感覚で運転できるというような側面です。
また、内燃機関を用いた機械の場合、そこにエンジンや排気音などの特徴も含まれてくるかもしれません。
そのような楽しみに加えて、乗り物はその造形を楽しむなどの要素もあり、幅の広い楽しみなのだと思います。

乗り物にとって難しい時代に入ったのですが、鈴鹿は「モータースポーツのまち」として、裾野の広い楽しみ、スポーツの楽しみを大切にしたまちであったほうが良いと考えています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする