昨日、寝る前に「スター・トレック:ピカード」を視聴している中、吹替ですが主人公のジャン・リュック・ピカードのセリフに次のようなものがありました。
人の一生には潮目というものがあって うまく流れに乗れば 行きつく先は幸せだ
流れを無視すれば すべての人生の航海は みじめにも浅瀬に乗り上げる
そして我々は 今まさに 大海原に浮かんでいる
先へと導く波に乗らなければ 冒険はできない
これまでを振り返る思いで沁みました。そうして階下に降りると、ちょうど映画「ボヘミアン・ラプソディ」で「We Are the Champions」が流れるシーンでした。もともと好きなのですが、この歌詞の中で特に次の表現のところが沁みました。
I’ve paid my dues Time after time
I’ve done my sentence But committed no crime
And bad mistakes I’ve made a few
I’ve had my share of sand Kicked in my face
But I’ve come through
気持ちが下がっていたところだったので、これらを聞いて自分の中に力がわき、きょう一日の活動を終えることができました。巡り合わせだったのかもしれないと感じています。
シェークスピアの「ジュリアスシーザー」のブルータスの言葉です。
人のなすことにはすべて潮時というものがある。
うまくあげ潮に乗れば幸運の港に達しようが、
それに乗りそこなえば人生行路の行き着く先も不幸の浅瀬というわけだ。
そういう満ち潮にいまのわれわれは浮かんでいる。
この有利な潮をとらえなければ、いのちがけの船荷を失わねばならぬだろう。
(小田島雄志訳:白水社シェイクスピア全集 『ジュリアス・シーザー』 p.149~p.150)
潮時を見極める力も養いたいと思いました。