鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

変動期に

2014年08月31日 19時51分10秒 | Weblog
今年の雨の降り方を見ていると、あらためて気候変動の時期に入ってきたのだろうということを感じます。人間活動による影響ももちろんあると思いますが、それだけでない変化もあるからではないかと思います。
東日本大震災などをはじめとして、環太平洋の地殻の動きも活発な時期に入ったのだと感じるところです。
ある意味、この数十年がたまたま天候も地殻も静かな時期だったのだと思います。私たちは社会だけでなく、自然環境も大きな変動の時期に入っていると考えるべきでしょう。
その状況に私たちは過去と比較して異常気象という言葉で表現したりしているのですが、その過去も100年ほどの時間の経験を絶対視してはいないでしょうか。
そのことが昨日のNHKの特集で取り上げられていました。

想定外、異常といわれるような気象などの地球変動に対する表現がこの100年程度の経験から出されているものであるように、いまの私たちの生活や都市のあり方もこの100年ほどで形成されたものではないでしょうか。
であれば、これから予想される自然の激変に対応していくためには、この100年ほどで形成された社会の仕組みや決まり事について、根本的に見直す必要があるのではないでしょうか。本当は気づいている人も多いとは思うのですが、大きな変化を正面から考えることが少ないことが、動きを遅くしているのではと考えます。

自然の大きな力の前に、私たちは無力であること、私たちの常識と呼ばれるものは逆らえないものであることを、ここ数年見せつけられているのではないでしょうか。本当に自然災害のリスクを考えるのであれば、将来にわたって被害を最小にするためにという視点が大切ではないかと思います。
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思うこと

2014年08月30日 19時17分31秒 | Weblog
たぶん、この瞬間の場の空気、
風や人の醸し出す空気は写真では伝えられない。
その瞬間、
その場にいないと感じられない。
大学の時、学籍番号一番違いの彼が言っていた感覚はこれ。
こういうことを増やすことが
とても大切だと思います。
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型紙のことを考える

2014年08月29日 23時24分09秒 | Weblog
そういえば、先だっての子安観音さんでのお迎え法会の際、伝統産業会館で六谷泰英さんが伊勢型紙で彫られた弘法大師様の姿と般若心経を美濃和紙に転写する行事があり実際にやってみました。

これほど大きなものではなくしおり程度の大きさで、しかもデザインももっと容易なもので伊勢型紙を彫ることはあるのですが、その型紙を使って転写する作業はなかなか経験することがなく、自分でも新しい経験でした。
もちろん、作業は単なる転写だけではなく、きちんとお経を読むことなども入っており、作業自体がありがたいものでした。

19日から21日までの日程で鈴鹿市伝統産業会館を中心の会場として、伊勢型紙をテーマにしたi-clubが開かれていたのですが、白子高校から4人、いなべ総合学園高校から2人の生徒さんが参加し、伊勢型紙をテーマにしたイノベーション教育に取り組む事業にも微力ながら協力させて頂いていました。
■i-club(ホームページ)


この写真は、一日目の作業の様子。型紙について「気づく」取り組みの様子です。参加していた高校生の学生さんたちは、このような作業と合宿形式の経験をする中で、日に日に変わっていく様子が見て取れました。


このように自分たちの班ごとの活動を共有発表しながら、


最後は自分たちのアイディアをまとめ、一般の傍聴者もいる中で発表するという作業に。彼らのアイディアは型紙を活かしたカレンダーだったのですが、会場からの質問にもきちんと答えられるくらいに自分たちで取り組んでいたことがよくわかりました。

今年の夏はこのように、伊勢型紙についていろいろと取り組むことが多かったのですが、その過程の中で、自分自身もあらためて多くのことを学びましたし、気づきも得られました。

というところで冒頭の作業に戻るのですが、これからの鈴鹿市における型紙の取りくみを考えるとき、やはり、道具として伊勢型紙を使うことを意識した取組を取り入れることが大切だと思います。そのためには染めの部分などについても、市内で取り組むことを広げるなどもあるかもしれません。

鈴鹿に暮らす私たちは、あまりにも近い存在だからこそ“ 伊勢型紙はこういうものだ ”という固定観念を持ってしまっているかもしれません。技術を生かした工芸品としての伊勢型紙のイメージが強い部分がありますが、私たち自身も、染型という道具としての伊勢型紙のあり方にも目を向け考えることが、今だからこそ大切だと思います。
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議会定数について

2014年08月29日 08時59分25秒 | Weblog
8月25日の議会改革特別委員会で、前年度、削減と現状維持の両論併記とされていた鈴鹿市議会の議員定数について、今年度の委員会としては現状の定数維持という方向でまとめるということになりました。

私の所属する会派 すずか倶楽部では私と鈴木議員が委員として出席、「社会情勢の変化や、行財政改革の動きがあることも勘案しながら定数減、報酬について大幅な定数削減の際は増額の検討もありだが、定数削減幅が小さければ現状維持、定数削減により生まれる財源を議会事務局の充実にあてる。」という方向性で、定数は削減の立場をとりました。
残りの委員の意見は要約ですがおおよそ以下の通りです。

*****************

「・市民の意見を聞く、現状維持。」
「・定数と報酬について現状維持。」
「・報酬と定数について、結論は明確に出ていない。第三者機関に答申を求めてはどうかという意見でまとまった。委託してはどうか。」
「・現状維持。委員会のあり方として、特別委員会で行う場合は一致しない場合は現行通りということで、わかれる場合は賛否は取らなくてよいのでは。」
「・定数について、現状維持。いろいろな立場の人が出る間口が広がることがよい。報酬は意見が不一致、いろいろな立場のところに議員がたっていることがふさわしくて、職業的な議員はいらないから報酬は下げるベきだという意見と、現状維持という話。」
「・通年制を念頭に定数は現状、報酬大幅アップ。」
「・現状維持。定数削減であれば報酬アップということであったが、報酬アップは市民の理解が得られるかわからない。」

■結果・・・議員定数、議員報酬ともに現状維持という結論で今回の特別委員会のまとめとする。

*****************

会議では、同僚の鈴木純議員から「採決をとらずに、現状維持とするのか。市民にわかりやすいということで、採決を取りわかりやすくすべきでは。」という意見が出されましたが、他の委員から「特別委員会では意見が分かれた場合は、採決をとらないということで進めてきているルールがあり、それで行くべきではないか。」という意見があり、今回の特別委員会では採決ではなく、意見の大勢が現状維持ということで、委員会の意見とするということになりました。


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エアコンのことから

2014年08月25日 23時10分43秒 | Weblog
自宅ではクーラーを使わない生活をしています。
というのは、日中ほとんど家にいないこともあるのですが、
自然の風と扇風機でだいたい乗り切れるからです。
たしかに寝苦しい夜はたまにありますし、
日中も熱がこもったりはありますが、
クーラーが絶対に必要とは思いません。
ただ、市役所は風の通りが良くなく、
南の窓から相当な熱が入る(その分冬は暖かい)ので、
夏のエアコンが必要ですが・・・。

さて、7月の下旬に大阪方面に委員会視察に行きました。
そうすると宿はエアコンが効いていることが前提になっており、
都合2泊、エアコンの中で寝ることになったのですが、
帰宅して翌日、地元の夏まつりの準備をしていたら気分が悪くなりました。
汗の出方もおかしかったので、たぶん軽い熱中症だったと思います。
おそらく普段の生活とリズムが狂ったからなのでしょう。
ときどきクーラーで体が冷えすぎて体調を崩したという話も聞きますが、
まさにその状態だったのだと思います。

そう言いながらも、
車に乗るときにクーラーを使っていることが多くなりました。
はじめは雨の日に熱がこもるとたまらないからだったものが、
今は窓を閉めてエアコンをかけていることが多くなりました。
カーステレオで音楽を聴いていたりもあります。
そこで考えたのは、エアコンは一度使って習慣化すると、
依存せずにはいられなくなってしまうのだろうなと。
いったん依存することに慣れてしまうと、
それなしという発想が起こりにくくなってしまう、
いろいろな依存症に見られることが起こるのではないでしょうか。
依存症のひとつになっていないかという観点から
エアコンと自分の生活を考えることがあってよいかもしれませんね。


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今日の懇談会から

2014年08月18日 21時54分18秒 | Weblog
今日は鈴鹿商工会議所建設部会の方々と、鈴鹿市議会との懇談会がありました。
市議会からは数人をのぞいて全員が参加の状況でした。
今日の進行はグループに分かれて意見交換を行い発表するという形式だったのですが、
入札制度のことや地元企業の活用などの意見が各テーブルで交わされていたようです。
その中で感じていたことなのですが、
10年後、20年後、それよりもっと先といった時間軸で、
どのように鈴鹿を考えていくことがやはり大切になるでしょう。
公共施設やインフラの更新は、鈴鹿のグランドデザインとも深く関わるはずですし、
その中で鈴鹿だけでなく日本全体で人口減少が進んでいく、
大地震だけでなく豪雨による洪水のリスクなども無視できないとなれば、
既存の思考フレームにとらわれない議論も必要になると思います。
土木・建設業界を取り巻く今の課題と、
地域の持続性の観点から考える視点と、
多様な議論が必要になると思います。
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もちべーしょん

2014年08月17日 10時50分41秒 | Weblog
来年の統一地方選に向けて、いろいろな動きがあったり噂があったりしています。
たしかに、兵庫県議会などで地方議会議員の不祥事などが多々報道されたり、
ひとつの転機に入っていることもあるのだと思います。
鈴鹿市議会議員という立場の自分もその流れの中にいることを意識しています。

また、議員となってからの自治体と自治体議会を取り巻く流れは、
地方分権の流れとともに非常に速く変化していますが、
その現場にいて自治体の動きにアクセスできていることは、
自分が議員になったときの思いとリンクしていると同時に、
一方ではまだまだやることがたくさんあることも実感しています。

鈴鹿市では今年から再来年にかけて、
次期中・長期計画の策定、都市マスタープランの見直し、公共施設マネジメントへの取り組み、
地方公会計制度への取り組み、インフラのアセットマネジメントなどの課題に取り組むことになります。
また地域包括ケアなど地域と住民の関係などまちの課題が山積しています。

それらの課題を感じているからこそ、
自治体の動きに直接アクセスできることのモチベーションが高まっています。
するべきことが見えているから空回りする気持ちが抑えられている。
そんな感覚が自分にはあります。

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政治に思うこと

2014年08月14日 13時36分00秒 | Weblog
よく政党の地方へのテコ入れというような話がありますが、
メディアが伝えたりするそれは国会での陣取り合戦の話であり、
地方政治も含めた政治という話ではないように感じます。
基礎自治体議会 ー 都道府県議会 ー 国会(衆議院・参議院)
気になるのは、自治体議員を集票システムとしてとらえているように思えることです。
一方、基礎自治体からキャリアを積み国政に携わる人がどれだけいるでしょう。
思うのですが、
政党が自分の政党に籍をもつ自治体議員の中から、
政策能力の高さなどを考慮しながら都道府県議会に、
そして国会へとキャリアアップする仕組みと、
世襲などのしがらみにとらわれないポジションを獲得して活動できるようにすることが、
地方と国の政治にとって大切ではないかと思います。
公募や塾などから政治に携わる人材を集めるのであれば、
なおのこと検討して良いのではないかと思います。

このように思うのは、党派を越えて他自治体の良い議員の方とお会いしているからこそ思います。
またそういった方々の中に、政党の思惑が関係しているのではと思いますが、
選挙にあたって厳しい条件を出されたりしていたりするのを聞くと、
やりきれない思いがわいてきます。



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今回の台風から

2014年08月10日 20時58分01秒 | Weblog
今回の台風11号では、あらためて日本の気候環境が変わったことを感じました。
鈴鹿市では特別警報と共に全戸避難指示が出されましたが、この対応については行政内部で検証と改善に取り組むべきと考えますし、防災危機管理課を中心に取り組むはずだと思います。
しかし、私たち自身に問われることも非常に多いでしょう。

まず私たち自身で、自分が居るところのリスクを把握すべきです。そしてそのリスクに対して、自分はどう対応するのかを、自分の意識の中に置くことを習慣づけるべきだと思います。その上で、ネットやいろいろなメディアから提供されている情報を自分なりに整理して、自分の判断の補助とすることも大切だと思います。

今はメディアにせよ行政にせよ私たちにせよ、いろいろな局面で過剰になっていることが多いと思います。
“ 過剰 ”の部分をそぎ落とす作業に私たちは取り組むべきなのだと思います。
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台風に備えて

2014年08月09日 22時17分46秒 | Weblog
今日は朝から台風11号の影響による降雨がかなりになっています。市内では冠水している所も多いようですが、今夜から明日にかけて、特に台風が日本列島を通過するまでは、豪雨によるいろいろな災害に警戒しなければいけないと思います。

■気象庁:高解像度降水ナウキャスト

気象庁からのデータですが、ここの画像を見ていると、三重県では志摩半島を過ぎたところから雨雲がわいているようになっていることがわかります。また、台風に近い四国がかなりの雨量になっていることが見て取れます。この雨雲が台風の移動に伴って、どのように影響を関西から東海に与えるのか、予断を許さない状況ではないかと思います。

鈴鹿市では民間企業と連携して「すずか減災プロジェクト」という市民からの情報で構成される情報サイトを立ち上げています。今回の台風と豪雨は、この取組の検証にとって大きな意味があると思います。現時点での情報はこちら・・・

■すずか減災プロジェクト

今回の情報登録数はまだ少ないようです。この写真はサイトトップのキャプチャ画像です。

ツィッターやフェイスブックなどではいろいろと情報や写真が流れているようですが、鈴鹿減災プロジェクトについてリアルタイム情報が少ないようで、まだ認知が低いのもあるかもしれません。
より効果的にこのサイトを利用して活用するためには、このサイトの利用を啓発したり、市職員による巡回状況などをUPすればいいのではないかと思うところです。また、鈴鹿市内で契約を行うスマホや携帯電話に積極的にプリインストールしてもらうように、販売店と連携することもありではないかと思います。

ともかく、今夜の台風被害が大きくならないようにと思うところです。
また災害対策本部と、各避難所に詰めたり業務にあたっている市職員の方々の安全を願うとともに、感謝の念を感じています。
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