1月14日と25日に鈴鹿市や三重県にメールで意見した内容を掲載します。
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【1月25日 10:55送信】
三重県 医療保健部 薬務感染症対策課 感染症対策班様
鈴鹿市 健康づくり課様
鈴鹿中央病院で発生したクラスターをはじめとして、各地で陽性反応者が続出している状況の中、対応に取りまれていること感謝いたします。
状況が好転していくよう私もいろいろと考えるところで、以下に質問と意見を記述させて頂きますので、三重県と鈴鹿市それぞれ、可能な範囲でお答えいただければ幸いです。
■質問
① 陽性反応者数ではなく、感染可能性のある人数はどの程度と想定されているのでしょうか。
感染された方のうち約2割が発症だったと思いますが、現在までの陽性反応者数から、潜在的にどの程度の方が感染していた可能性があるのでしょうか。
② 市中感染が拡大している可能性について見解はどのようなものでしょうか。
③ 緊急警戒宣言後の人の動きについて、桑名、四日市、鈴鹿市の三市で種類を提供する飲食店の時短営業が行われましたが、その結果、主に三市に隣接する自治体での人の動きは調査されているのでしょうか。されているのであれば、数字を公表して頂きたいと思います。
■意見
① 質問①と②に関連して、累積での潜在的な感染可能性数を公表してはどうでしょうか。そうすることで、より感染予防意識の向上につながることが期待できると考えます。
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【1月14日 16:33送信】
三重県医療保健部薬務感染症対策課様
鈴鹿市 防災危機管理課、健康づくり課様
新型コロナウィルスの感染が拡大している中の業務、お疲れさまです。
本日、三重県のホームページに掲載された「緊急警戒宣言」に関連し、意見を述べさせて頂きます。
県内で複数のクラスターが散発し、陽性反応者数も高いい水準で推移していることから、県内における市中感染の拡大も想定されるところと思います。このような中で発信された警戒宣言について、やむを得ないものと考えますし、今後の動向で陽性反応者数の減少につながり、三重県はもちろん鈴鹿市における感染可能性が限りなく低くなるようにと、私も考えるところです。
一方で、社会活動を広げてきた中で、日々の健康管理などを通じて、相当に感染リスクを低減することが可能なことも見えたのではないかと考えます。急激に活動にブレーキをかけるのではなく、見えてきた知見をもとに、リスクのある行動にはブレーキをかけ、健康に配慮して社会活動を行うことも重要と考えます。
そこで、緊急警戒宣言に関連して、いくつか意見を述べます。
※県外への移動や、県外からの移動は最小限に抑制するという前提です。
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① 三重県モニタリング指標に基づき、2月7日までの間で新規感染者数をどこまで低減するのか、目標を設定されてはどうでしょうか。
② ①と関連して、陽性反応者数だけでなく検査総数を公開してはどうでしょうか。
③ 日々の検温、体調管理等をあらためて啓発に入れるべきです。
④ 上記の上で、とってもらいたい行動様式を提案されてはどうかと思います。新規陽性反応判明者数を半減できるかを目標に、この週末からの10日前後は、県内、市内での動きにとどめること、特に自宅での生活や活動にとどめることを啓発されてはどうでしょうか。
⑤ ④の目標を達成できたら、次の目標を設定し、その上で県内や市内での活動目安を公表してはどうかと考えます。
⑥ 緊急事態宣言が発令された自治体については、宣言が解除されるとしても、当面は移動先の自治体での活動を最小限にとどめることが必要と考えます。
⑦ 「3.事業者の皆様へ」について、種類を提供する店舗の営業を21時までに短縮する自治体について、(桑名、四日市、鈴鹿)の三市で、三重大のある津市が入っていないのはなぜでしょうか。大学生クラスターなどを考えると不自然です。
⑧ 「3.事業者の皆様へ」について、外国人の方々へのアプローチですが、県と市それぞれで強く訴えることが必要と考えます。同郷の人でコミュニティを形成することを考えると、事業者や団体だけに頼ることは限界と考えます。買い物などに出ると、マスクを着けずに買い物をする方をよく見かけるところです。
意見ですので、個々の内容に対する回答は頂かなくてけっこうです。
感染拡大のスピードが遅くなり、社会不安が広がらず、社会活動への影響も最小限で済むように取り組み、子どもたちの可能性を狭めないように頑張って頂きたいと思います。
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もう2021年の1月も後半になっていますが、私にとって4期目の3年目のスタートの年となります。2020年は、1月の半ばぐらいから見えてきた新型コロナウイルス“COVID-19の影響で、1年がほぼ終わったような感じがしています。ウィルスの拡大状況について、昨夏ぐらいまでの状況から秋冬と進むにつれて刻々と変化しており、1年で収束するどころか、ワクチンがあってももう1年ぐらい、話によっては2022年までは不安定そうな気配を聞いたりします。
東京オリンピック・パラリンピックの年ですが、国内の状況はもちろんのこと海外の状況から考えると、現時点で、開催は非常に厳しいのではないかと考えています。仮に日本国内でかなり沈静化したとしても、海外、全世界的にウィルスがうごめいているような状況では、日本以外の国の選手参加は厳しいでしょうし、まして観客の移動による拡大リスクを考えると、海外からの観客を見込むことは難しいと思います。また三重県では国体の開催が予定されていて、鈴鹿市でも複数の競技の開催が予定され、市役所には対応のための部署が設置されています。こちらは国内での感染状況が落ち着いたり、感染予防対策を十分にとるという前提で、観客動員なども含め、まったく以前と同じような開催は難しいとしても、なんらかの形で実施することは可能なのではと考えています。
そんな中、私も知り合いの方などから「上を目指さないのか」という趣旨のお話を頂くことがあります。この場合、上というのは主に県議会議員ということを念頭にお話を頂くのですが、そのようにお言葉を頂いた時には、私は「県議会議員ではなく、するのであれば首長が良いと考えています。」という風にお答えしています。それはもちろん、するかどうかは別として、という前提でです。
それは県議会議員の仕事を軽視しているわけではなく、もともと「鈴鹿市を良くしたい」、「市の取り組みに深く関わりたい」という思いで市議会議員として立候補、その後、多くの方に支えて頂きながら15年近く市政に取り組んできている経験から、私はやはり、鈴鹿市を良くすることに携わりたいという思いが強いからです。
また一般質問や議案質疑、討論などを通じてご意見を頂くこともあるのですが、その時に時々聞くことに「市長のようなことを言っている」ということがあります。これについては、私も4期の市議会議員としての経験の中で、政策提案や財政課題に対すること、議会改革に関連することを学ばせて頂き、二元代表制の一翼を担う議会の一員として、予算や決算、条例案や各種計画案などを議員として審査する時には、自分が首長ならどのように考えるのかということを、判断や評価の基準におきながら検討していることから、自然とそのように映るのかもしれないと思っています。
一般質問などを通じては、多くの議員の方々から色々な政策提案が行われたりします。その中にはとても参考になる質問も多く、他の方の考えから学ばせて頂いていると感じています。しかし、いろいろな提案について、それらを実行するには財源の裏付けが必要となります。ある政策を実行するために財源を求めるとすれば、税収を増やすか、ビルドアンドスクラップで事業を精査して考える必要があります。または、シーリングという形で一律に予算を削り、財源を捻出するという形もあったりします。
つまり、ある政策の実行にばかり焦点が当たると、その実現の片方で起こっていることが目に入りにくくなってしまう可能性が大きくなります。そのようなことをできるだけ少なくするためには、「木(個別の事業)を見て、森(市の財政全体)を見ず」 ではなく、“森”のあり方を考えながら、“樹”を考えることが大切なのだと思います。だからこそ、自分が首長であればどのように考えて判断するのかがあり、将来に向けて実現すべき政策や考え方の提案や、予算や決算に対しての自分なりの判断があると考えますし、そのために、チェック機関としての議会の一員としての議員活動がある、そのことに伴う緊張感も必要と考えています。
その他に、総合計画と関連する形で各種の計画が策定される際、議員としての立場から全員協議会などで計画に意見することもありますし、それを踏まえながら、文言を残す意味合いでもパブリックコメントにも意見を出すことがあります。パブコメに対する回答は個人名がわからない形ですが、そのことにこだわってはいません。意見を出すのは名前を残すためではなく、計画に対して意見や考えがあることを残す意味と、実際に市民の方々が意見を出すとしたときに、どれだけの労力があるか実感する意味があります。
ここまでが「やるなら首長が良いと考えています。」と答える理由といえます。ですが、首長という立場がやりがいもある一方で、非常に大変な職務であるということは、自分が市議会議員になってからの川岸元市長と現在の末松市長の取り組みはもちろん、これまでに交流を持たせて頂き、フェイスブックでつながりを持たせて頂いている他自治体の首長の方々の活動から、強く感じているところです。
別の観点についてですが、ある意味で今期の折り返し点に来た今だから考えることは、4期続けてくる中でも考えていたことですが、やはり自分の中で区切り、別の表現で言えば終わりを意識して活動することが、政治に携わるときに重要ではないかということです。自分の中で区切りを意識するからこそ、自分の取り組みを真剣に考えることにつながるでしょうし、余計な価値観に振り回されることも少なくなるのではと考えます。
そのことに関連して、自分が1期目の時にも聞いたことがある言葉ですが、「1期目は勉強だ」という表現があります。たしかにその部分はあると考える一方で、この表現について個人的には違和感を感じています。なぜなら、私たちのような議員は任期があり、必ずしも次が保証されているわけではありません。であるのに、次があるという前提に立つのは、私自身は居心地のよくない感じを受けます。
市議会議員であればリコールなどがない限り1期4年間になりますが、言葉に甘えることなく、言い訳にすることもなく、一所懸命に4年の間、勉強はもちろん議員として取り組むことが大切と考えています。だから私は、本会議における議案質疑や討論、委員会での発言発言など、自分が議員としてするべきと考えていることを、1期ごとに取り組んできました。
先のことを考えていないわけではなくいろいろと考えていますが、ここから先の2年間、次がどうと考えることよりも、まだまだ新型コロナウイルスの影響がある世の中、厳しい状況が訪れる可能性が高い将来に向けて、市議会議員の立場でできることを一所懸命に取り組むことが、私がするべきことだと考えがんばっていきます。