一般質問で、若年層に対するワクチン接種を取り上げたのですが、行政とのやり取りの中で、新型コロナ関連死と自殺者数との関係を聞いたのですが、その件について行政側から返答がありました。丁寧な対応でありがたいところです。
今年3月に国(厚生労働省、警察庁)から公表されている自殺に関する資料:「令和2年度中における自殺の状況」
これを見ると、令和2年度において前年に対して50~59歳と60~69歳では減少しているものの、そのほかの年代で増加を示し、結果、自殺者数全体が増加していることが見られます。特に、令和2年度は令和元年度と比較して、10~19歳で118人の増加、20~29歳で404人の増加となっています。この数字から、ワクチン接種圧力などが強まると、新型コロナ関連で亡くなる数よりも自殺者数が増えるのではと懸念しました。
そこで、自殺者数と新型コロナ関連死がどのように整理されているのかを行政に確認しました。以下が回答をまとめたものです。
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新型コロナウイルスと自殺の関係について、三重県心の健康センターに確認したところ、コロナウイルス陽性者の方が、今の状況を悲観し、自ら命を絶たれ
コロナ禍における環境の変化のために、ストレスを抱える方が多く
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この回答から考えられることは、マスコミで過度に不安をあおるような報道が続けられることや、ワクチン接種に関して自分の中で納得できていないのに社会の接種圧力が強まると、自殺を選択してしまう人が増えるのではないかということです。すくなくとも、そのような状況の中で心理的に追い込まれている人は相当数いるのではないでしょうか。
マスコミが新型コロナウィルスの感染者数や死者数を取り上げることを否定するわけではありませんが、自殺者数との関係から考えるなども含め、客観的に判断できる情報を出す責任があると思います。また、行政や議会もそのような観点を持って考えることも必要と考えます。