3月の予算に向けて、新聞などを読んでいると、議会の‘会派’から首長(町長、市長、知事)に向けて、予算要望などの意見を提出したということが取り上げられています。
そのことそのものは、決して悪いこととは思わないのですが、しかし、小さな違和感を感じています。
山梨学院大学の江藤教授の講演などを聞いていると、「チーム議会」としてまとまることが、首長に対する大きな力となりえるという話が出てきます。各地で進んでいる議会改革の方向性についても、このことは重要な要素だと思います。
このことを念頭に置いたとき、会派で要望を首長に提出することは、これまでの議会と首長の関係ではありだったとしても、今の流れの中では再考することではないかと思います。
それは、会派で要望を首長に提出する前に、議会全体にそれを投げかけて、議会での議論の上で、議会の総意としての要望を首長に出すほうが、圧倒的に重みがあると考えるからです。
このように議会での合意の上で要望を出した上で、それぞれの会派でのこだわりの部分としての要望を出すということが、これからの議会の流れになるのが良いと思います。
似たようなことで、国や県などに対する請願や意見書でも、政党色が出ているものなどが出てきますが、本来は、国政政党であれば国会議員を通じて国政に意見すべきだと思いますし、県議が関係しているのであれば県議会議員の方が県に対して姿勢をすべきではないかと思います。
地方議会として国や県に意見を出すのであれば、まず議会全体に論点を投げかけ、やはり、その地方議会の中で議論して、その議会の言葉として整理することが必要だと思います。
そのことそのものは、決して悪いこととは思わないのですが、しかし、小さな違和感を感じています。
山梨学院大学の江藤教授の講演などを聞いていると、「チーム議会」としてまとまることが、首長に対する大きな力となりえるという話が出てきます。各地で進んでいる議会改革の方向性についても、このことは重要な要素だと思います。
このことを念頭に置いたとき、会派で要望を首長に提出することは、これまでの議会と首長の関係ではありだったとしても、今の流れの中では再考することではないかと思います。
それは、会派で要望を首長に提出する前に、議会全体にそれを投げかけて、議会での議論の上で、議会の総意としての要望を首長に出すほうが、圧倒的に重みがあると考えるからです。
このように議会での合意の上で要望を出した上で、それぞれの会派でのこだわりの部分としての要望を出すということが、これからの議会の流れになるのが良いと思います。
似たようなことで、国や県などに対する請願や意見書でも、政党色が出ているものなどが出てきますが、本来は、国政政党であれば国会議員を通じて国政に意見すべきだと思いますし、県議が関係しているのであれば県議会議員の方が県に対して姿勢をすべきではないかと思います。
地方議会として国や県に意見を出すのであれば、まず議会全体に論点を投げかけ、やはり、その地方議会の中で議論して、その議会の言葉として整理することが必要だと思います。