鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

津波からの復興を考える

2012年05月29日 17時33分33秒 | Weblog
東日本大震災での津波災害からもう1年以上が過ぎます。
自分としては、子供のころに父親からチリ津波の話を聞いたことがあったので、津波に対して関心を持っていました。インドネシアでの大地震をきっかけにインド洋一帯を襲った津波の映像を見たとき、やはり日本での津波も気になりました。
そして今回の災害です。海に面した日本は、海とつながる災害に向かい合わなければいけないということなのだと思います。

さて、津波についてですが、東日本大震災以前も以後はそれ以上に地震などの災害についての番組が放送されています。NHK特集はもちろんですが、ディスカバリーチャンネルやヒストリーチャンネルでも関連の海外制作番組が多数放映されていました。
それらから考えられることは
南海トラフにひずみがたまっている。北海道近辺もひずみがたまっている。北アメリカの太平洋岸のカスケード沈み込み帯が原因のみなしご津波が過去にあり、そこにもひずみがたまっているということで、安心できない状況であることは間違いないということです。

そう考えると、東北地方の方々には申し訳ないのですが、明治、昭和、それ以前にも津波で大きな災害を受けた地域については、津波は避けられないという前提で、これからの復興をしていくべきではないかと思いますし、それに伴う、いろいろな法的な面や中長期的な支援も含め、国にも責任を持って条件整備をするべきだと思います。

また、それ以外の地域について、津波で大きな被害を受けた経験のある地域は、その時の状況をもとに、事前復興の形で、地域のコミュニティに大きなダメージを与えない形で、地域的にも近い場所への移住政策を考えてはどうかと思います。そうすることで、被害を受けたときには失われてしまう多くのものが、かなり残せるのではないかと思います。
ただ、そのためには、いまの住民の方々の理解と協働が必要にはなりますが。

移住と考えるとマイナスですが、住み替えることで形成されるまちを、他のまちと連結して、いろいろな社会的サービスの便利な地域として再編するという政策、いわゆるコンパクトシティとつなげることは、長い目で見ればよいことだと思います。

どのような形であれ、1年や2年でできることではなく、相応の時間のかかることですが、多様な考えと議論を交わしていくことが大切だと考えています。
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先週1週間のできごと

2012年05月29日 16時28分26秒 | Weblog
先週はバタバタと過ぎていった1週間でした。
21日、22日は公共施設維持・更新問題に関して、2期目の議員で東洋大学PPP研究センターと神奈川県秦野市へ行政視察を行いました。
あけて23日は、市役所で前日までの整理をしていました。
24日は産業建設常任委員会の所管事項の勉強会。
25日は午前中に市役所で雑務をした後、午後からは四日市大学で開催された拓殖大学地方政治センターと四日市大学の共催講座「現在の地方自治の課題」を聴講、夜は若潮会の総会でした。
26日は午前中に愛宕校区青少年育成町民会議の総会、その後すぐにジュニアバレーの練習に顔を出し、その後、父親学級の活動に参加しました。
27日は、桑名で開催された「市民と議員の条例づくり交流会議in東海」の実行委員として、朝から夜まで活動。
昨日は、若松総代会の役員会に少し顔出しさせて頂いた後、議会基本条例のパブリックコメントに対する委員会を傍聴し、ジュニアバレーの練習に顔を出し、夜は地域医療を応援する会の勉強会でした。
少し頭を整理しなければいけない感じですが、重要なことがたくさんあるのでがんばりたいと思います。
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X年後を考える

2012年05月17日 01時10分46秒 | Weblog
気になることがあります。
それは何年後かのち、仮にX年後としますが、いろいろな変化の要素を加味して、その時点の世の中のことを考えて、政治に携わることが少ないように感じるのです。先のことを言っているようで、実のところは‘ 今 ’の議論だけをしているような場面が多いように。

例えば、震災がれきの問題にしても、たしかに復興ということから考えれば、一刻も早くがれきを片付けるという考えがあるかもしれません。そうすれば、X年後には復興が進んでいるという見方ができるとも。

しかし、復興ということについて、いろいろな要素を加えてみると、そもそも福島第一原発の事故現場はなにも解決していない、今なお進行中という現実があり、そのことが少なくとも、石棺にされたチェルノブイリ原発の状況程度(もちろん解決とは思いませんが)にならない限りは、軽々しく復興と言えないのではと考えます。

もし、X年後に4号機の使用済み核燃料が大気に触れることがあったら、水での冷却ができなくなったら、そのときは膨大な量の放射性物質がまた拡散されるかもしれません。大丈夫だとして、汚染水が収容しきれなくなったら、その時はどのように汚染水を保管していくのか。
本来はこちらのリスクをまず解決することが優先ではないでしょうか。
最低限、この問題について整理して、国・政府から責任のある情報提供がなされなければいけないことです。

政治が本来議論すべきは、今のがれきの話だけではなく、X年後のリスクマネジメントも含めた対応ではないでしょうか。
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委員会

2012年05月17日 00時51分35秒 | Weblog
昨日、所属の委員会が決まりました。

所属委員会は、産業建設常任委員会、鈴鹿亀山広域連合議会、広報広聴委員会です。

常任委員会は、今期から新しく組み替えられた委員会になっています。
以前までは、生活産業と建設水道と別れていたものが、生活は福祉と組み合わされ、文教と環境が組み合わされ、新しい委員会構成になりました。組み合わされたことで、産業建設は公共交通と都市計画がつながりをもつなど、かなり広がりを持つ委員会になったのではないかと考えます。
その初めての委員長に就任することになったので、気持ちが引き締まります。

産業建設委員会の方針としては、聴く(市民、行政、議員間)、話し合う(意見交換や議論)、行動する(チェックと政策提案)を大切にしたいと考えています。そのうえで、行政側とは是是非非のスタンスで向かいあっていくことを考えています。
自分としては、いろいろな方から話を持ちかけられることがあるでしょうが、特定の意見に偏らないスタンス、当たり前ですが、公平な行動をとりたいと考えています。

鈴鹿亀山広域連合議会は、昨年から継続になります。
介護保険の第5期計画が策定され、介護保険料が大幅にUPということになりました。この中、介護予防などの分野や、地域医療の分野などで、広域連合議会の一般質問の場を活用して、鈴鹿市と亀山市の連携を投げかけたいと考えています。

広報広聴委員会は1期目に経験して、議決に関しての表現や、その他の広報活動について意見をかなり出しました。今回、2期目の議員として取りくむことになりますので、広報の部分でいろいろとまた提案していきたいと考えています。

できるだけ、方針に沿った動きをとるように心がけますので、ご指導よろしくお願いします。
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ささいなことですが

2012年05月16日 12時02分49秒 | Weblog
昨日、市政情報課で情報公開請求を行って、電子データとして情報をもらいました。
コピーでもらうと何百円とかかってしまうものが、持ち込みCD-Rに焼いてもらうだけで済みました。もちろん公開可能な電子データが存在するものに限ります。
他にも実施しているところもあうでしょうし、これまでにも鈴鹿市民の方で行った方もいるかもしれませんが、ちょっとした動きかなと、自分では思っています。

うまく、行政情報の電子データ化と保存という動きになれば、
格段に市民活動などの分野での活用が広がるのではないかと思います。
データ化とタグをつけてのデータベース化に進めばと思うところです。
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フェイスブック

2012年05月16日 11時55分37秒 | Weblog
先のブログで、最近はFacebookをしていると書きました。
こちらのブログだけを見ていただいている方には、これまでの間、他の議員と比べて議員として何もしてこなかったのではないかと思われた方もいらっしゃるかもしれません。前期は配布できていた報告も1年間止まってしまっていたこともありますので。。自分の不徳です。

フェイスブックなどのソーシャルメディアに関しては、急速に進展し、意義も向上しているところです。昨日の朝のニュースでも武雄市での取り組みが取り上げられていました。

さて、フェイスブックに最近移行しているのはなぜかと言うと、もちろん、よく言われるように実名でのやり取りということもありますが、友達のつながりを持たせていただいた、他市町の議員の方々や、いろいろな方々の活動を知ることができ、そこから学ばせていただくことが多いからです。
私ももちろん発信しています。

例えば、ここに書く前のブログの内容の、すずか倶楽部での議会報告会に関しても、フェイスブック上で開催日の告知などをしたりしました。他にも、何気ない日々の活動や、フェイスブック上でのつながりの中でのやり取りなど、非常に広がりを感じながらフェイスブックに参加しています。

ここまでメリットを強く感じていることを書いてきましたが、もちろん、デメリットを感じる部分もあります。その点については、ネット上にありえるリスクのいくつかともいえるので、過剰にマイナスに感じてはいません。

ただ、まだまだ詳しいと言えるところまではきていませんが、フェイスブックなどのソーシャルメディアを活用することの意義を強く感じています。
個人としての活用はもちろんですが、議会としてフェイスブックページを持つ、アカウントを持つことはありと考えています。少し前に、千葉県の流山市議会さんがフェイスブックページを試行されていましたが、今後、議会として住民の方はもちろん、多くの方と交流をしていく上で、フェイスブックは活用の局面をいろいろ考えられると思います。

例えば、定例会が始まると同時に、議案の情報をフェイスブックページ上に載せ、そこで議会ページに登録してもらった方を対象に、簡易な形になりますが、議案についての賛否意見を問うことはあるでしょうし、審議のための参考意見が書き込まれることがあるかもしれません。それらを活用して議論を行うことはありではないでしょうか。もちろん、そこから考えをまとめていくための情報のリテラシー能力は、議員に求められる能力になると思います。

かなり雑な話になりましたが、議会として利用することも検討していく課題だと考えて、フェイスブックを利用しています。
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議会報告会

2012年05月16日 00時30分05秒 | Weblog
かなり久々にブログを書いています。
この間、何もしていなかったわけではなくて、ここ数ヶ月はFacebookのほうで書き込みなどをすることが多いのが、ブログが進んでいない理由の大きなひとつです。

さて、昨年の9月議会以降、所属している市議会会派のすずか倶楽部で議会報告会を行っています。
会派の報告会ではなく、あくまで、議会としての立場での報告会を意識して、昨年10月、今年1月と4月に、白子、若松、玉垣、旭ヶ丘、寺家地区などで開催し、多くの方々に接しさせていただきました。

昨年の京丹後市議会の議会報告会を視察後、会派内で提案しながら実施できたことは、大きな進展だと思っています。このような動きができたのは、やはりすずか倶楽部だったからと思いますし、その意味で非常にありがたいことだと思っています。すずか倶楽部では以前に会津若松市議会の議会改革を視察、その際も市民との意見交換会から政策化していくという動きを聞き、そのような動きがこれからの議会に必要と言う共通認識を持っており、それがあったからこそ、議会改革の動きということで実現できたのだと思っています。

すずか倶楽部の議会報告会については、基本的な流れについて、京丹後市議会の報告会を参考にさせていただきました。これは私が京丹後市議会さんの議会報告会を視察、実際に報告会も視察させていただき、おおよその報告会の流れの雰囲気をつかんでいたことがあります。資料の作成についても、京丹後市議会さんを参考にさせていただきました。

また、報告会の運営についても、実際に視察した状況を参考にさせていただきました。当時の京丹後市議会さんの報告会では、それまで個人の意見を出さないようにとしていたものを若干ゆるめ、必要に応じて発言できるようにされていました。
このことは、自分達で実際に報告会を行った経験から、まったく意見を言わないことは難しいことを実感しましたし、逆に参加者の方から意見を聞きたいと言われることもあったことから、以降、意見交換の場ではゆるやかな形をとることになりました。

議会報告会を行って一番の感想は、このような動きを続けていくことで、自分も変わることを実感しましたし、議会も変わっていくのではないかと感じたことです。報告をすると言うことは、それに対しての質問を受けることにもなる。そのことに取り組むためには、相応の動きが必要になります。当たり前のようですが、それもこれまでの各地の議会改革の動きがあったからこそで、当然のことだといってしまうのは、コロンブスの卵のような話なのかもしれません。

今後は、議会基本条例のもと、議会全体としての報告会を考えると言うことになりますが、机上の議論ではなく、実際に行った経験からいくつかの課題を感じています。それについては、次の報告会実施の際、改善するように意識したいと考えています。

議会報告会を行うことは必要なことです。
どのような評価があるにせよ、すずか倶楽部の動きの中で一歩踏み出せたことは意義のあったことだと思います。
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