鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

BIKE!BIKE!BIKE!から考える

2013年04月29日 01時45分30秒 | Weblog
昨日、鈴鹿サーキットで開かれていたバイクのイベント「 BIKE!BIKE!BIKE! 」に行ってきました。自分がバイクに乗ることはもちろん、モータースポーツ都市、鈴鹿8耐、過去には日本GPと、鈴鹿にとってバイクは観光資源のひとつとして意味があると考えたからです。
午前中は麻薬ゲシの駆除作業に参加したりしていたので、朝から行けなかったことともあり、コース上のイベントに参加したりはできなかったのですが、会場の様子は自分なりに感じたつもりです。


写真は会場に着いたばかりの時の状況です。
この時点で、おそらくバイクは500台以上あったことは間違いないと思います。バイクを見がてらナンバープレートで地域を見ていると、やはり名古屋を中心とした中京圏と、大阪方面からの方が多いようでした。

いろいろなショップさんのブースもあったのですが、ふと気付いたことは、「 せっかくこれだけの人たちが市外から鈴鹿にきているのに、鈴鹿の情報がほとんどないやんか 」ということです。

「せっかく鈴鹿サーキットまで来たんやから、ちょっとここ行ってみよか~」と思える情報がどこにもないのに、バイクで来た人たちが市内観光しようにも、どこにも行きようがないってことになりますよね。
「おもてなし」がどこにもないように感じてしまいました。

ここに書いているということは、批判をするためではなく、もちろん、「 関心を持って改善して、みんなで鈴鹿を盛り上げよう 」と考えているからです。

さて、情報についてですが、ありきたりな飲食やお土産情報ではなくて、ちょっとウィットや遊び心、情報を集め整理する人も楽しむ気持ちが大切だと思います。

ごくありきたりな考えだと自分でも思いますが、例えば、バイクに乗っている人に向けてであれば、ゆったりと海岸線を楽しんでもらうというルートを考え、それに情報を組み合わせていく、それも‘モノ’だけでなく‘人’の情報も入れて、コミュニケーションのきっかけになるようにすることがあるでしょう。バイクをどこに止めればいいのかなどの情報もあるほうがいいと思います。そのように提供される情報が少ないため、おもしろさが伝わっていない部分があるのではないかと思います。

また、鈴鹿市においても、地場産業のひとつともいえるのですから、地元のメーカーにもっと光をあてるべきと思います。
モリワキエンジニアリングさんは今年、MotoGPのMoto2クラスに、日本人監督・日本人ライダー・モリワキ製フレーム・ホンダエンジンで参戦していますが、鈴鹿市の中で知っている人は少数ではないでしょうか。

結果が出たことに対して表彰することも意義があるでしょうが、チャレンジすることは同じくらいに意味があることと思います。このようなことにまちが関心を持ち、何かしらの支援をすることが重なれば、まちの個性と育つことは間違いないと思います。

観光資源も依存したり浪費したりする時代は終わって、これからは発想と行動で、みんなで観光資源を発掘したり育てていく時代なのだと思います。
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高齢化

2013年04月27日 23時51分58秒 | Weblog
高齢化と聞くと「高齢化社会」と言葉がつながり、人間が加齢して、人口において高齢者が増えていく状況を思い浮かべるのが、一般的に普通ではないかと思います。そのことは、少子化と人口減少という現象も重ねて、これからの私たちにとって大きな課題であることはまちがいありません。

しかし、私たちが「高齢化社会」という言葉から思い浮かべるべきことは、「高齢化」の課題は、高齢者問題だけではないということです。
言葉を言い換えて、「社会が高齢化している」 と考えれば、いろいろと思いつくことができるのではないでしょうか。そうして出てくる課題を整理しながら、これからの政治に取りくむべきなのだと思います。

例えば「公共施設やインフラの老朽化」という課題は、私たちが今まで築いてきた建設物などのハードとしての社会資本が「高齢化」していると考えられます。そこから考えを広げると、個別の施設やインフラだけではなく、それらがつながりあうことで形づくられている、ハードとしての私たちのまち、私たちの社会が「高齢化」していると考えられます。

それに対しての取り組みが、施設であれば「公共施設マネジメント」を行い、施設の統廃合や複合施設化、公民連携のあり方の見直しをしながら、公共が持つ施設の総量を減らしたり、効率的に運用するという流れと言えます。
道路や橋などのインフラについても、トンネル事故以降、非常に注目されている点ですが、身近な社会でのインフラの「高齢化」については、まだまだスタートの位置にいるというところと思います。

話を変えますが、ハードとしての私たちのまち・社会が「高齢化」しているのであれば、同じように、ソフトの面での私たちのまち・社会も「高齢化」しているのではないでしょうか。
ソフト面を考えると、これまでの住民自治のしくみ、政治のしくみ、議会のしくみ・・・などのような、人と人がつながってできている仕組みそのものや、それらを動かすための約束事などです。

ソフトの高齢化についても気づきは広がっており、オープンガバメントなどの動きも出てきていますが、目に見えるハードの「高齢化」に対して、ソフトは目には見えないものであるため、なかなか取りくみの理解もされにくい部分ではないでしょうか。

しかし、そうはいっても世の中の変化は避けられないものです。
その変化に私たちが向かい合っていくためには、ひとりひとりの市民が「社会の高齢化」という課題に気づき、その中で自分はどのようにあるべきか、どのように行動するかを考えることが必要になると思います。

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市議会議会報告会

2013年04月24日 23時13分16秒 | Weblog
今日は白子地区市民センター、長太公民館、稲生公民館の市内3か所で、鈴鹿市議会議会報告会が行われました。自分は白子地区担当で会場で質疑等の受け答えをしていました。
白子会場には40人近くの出席者の方がいらっしゃいました。中には、鈴鹿市の要職の方々もちらほらとお見かけしました。

残念なことに、会場入り口でドアボーイのようなことをしていたことと、実際に始まってからは立ち歩くことができませんでしたので、会場写真が手元にありません。。。

さて報告の前半は、総論の説明を簡略に行った後、4常任委員会ごとに予算案も含め、基本的には委員長報告等をもとに、簡潔にまとめた報告を担当の議員が行いました。その後、3月議会報告に対しての質疑が行われました。
自分は産業建設担当でしたので、質疑が出ることをかなり想定しながら臨んでいたのですが、残念ながら、産業建設委員会関連の質疑は出ませんでした。

後半部は議会に対してのいろいろな意見交換の形で行われました。
会場の方々からは、「会派」についてや政務活動費に関して、市の文化行政に力を入れてほしい、環境に関することなどなど、たくさんのご意見も頂き、かなり有意義な時間だったのではないかと思います。

実際に報告会と意見交換を経たことで、鈴鹿市議会としても少しずつ変化が出るのではないかと思います。
特に、会派や委員会や期数といった垣根をなくした中で、それらにとらわれない形で会場からご意見を頂くことは、これからの委員会審議などに大きな意義があると思いました。
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コンビニ弁当から

2013年04月23日 16時03分55秒 | Weblog
ときどきコンビニで買い物をします。
ちょっとした食事を買うと、黙っててもマニュアルにあるのでしょうが、使い捨てのお手ふきや箸やスプーンをつけてくれます。持ち運び用に袋もつけてくれます。最近だと、「熱いものと冷たいものを別の袋にしましょうか」なんてことも店員さんは言ってくれます。
慣れてしまうと、それが当たり前のように、逆にそうでなければ不自然と感じてしまうくらいですね。
そのような一切を込みで価格は設定されているので、受け取ってもなにも具合が悪いことはないでしょう。

けれど、自宅に持ち帰って食べるとすると、お手ふきは必要でしょうか?箸やスプーンは必要でしょうか?
あったら便利に越したことはないかもしれませんが、本来どちらも自宅にあるもので、不必要なものではないでしょうか。
過剰になっているものを、当たり前のように受け取ること、考えずに受け取ることに、自分が慣れてしまっていないかと、ふと気になるのです。

医療機関のコンビニ受診という言葉がありますが、もしかすると、このようなコンビニのようなサービスに、世の中のいろいろな場面で慣れてしまっているために、本来はそのような考えがそぐわない領域でも、過剰ともいえるサービスを要求しているのかもしれないと思います。
行政の事業もそうかもしれません。

過剰となっている部分を整理し、過剰になる部分を求める人はそれに応じたコストを負担するという考えが広まれば、必要な部分のコストが下がるのではないでしょうか。そこから生まれた原資をもとに、いろいろな場面で恩恵を受ける人が増えるのであれば、そちらのほうが社会として健全になると思います。


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事業仕分けについて~構想日本の研修から

2013年04月22日 12時34分08秒 | Weblog
だいぶ時間が経ちましたが、構想日本の地方議員セミナー「『未来志向』の地方議員・議会を目指して ~仕分けの手法はこんなに使える!~」に参加しての感想をまとめたいと思います。
三重県内でも、三重県、松阪市、亀山市などといった形で事業仕分けが行われていますが、今回は模擬的な取り組みもあるということであらためて勉強に行きました。先進的な他市町の議員の方々からは遅れる形ですが、鈴鹿市に活かせると考えています。

まず、これまで6回の決算議会を経てきていますが、自分なりに考えていることは、決算審議の中で事業仕分け的な視点で議論ができないだろうかということです。そのように議論をした上で、トータルで行政に対して意見をまとめ、新年度予算編成に活かすべきだと思います。
このような議論が日常的に行われるようになれば、当然ながら、予算案審議においても事業仕分けの観点で審議に臨めると考えます。新規事業が予算化されているのであれば、財源や事業効果などを含めて議論をし、その時の感情的な流れだけで議決に至ることも減るのではないでしょうか。

さて、セミナーでは事業仕分けの手法についての説明と、班に分かれモデル自治体の事業シートを参考に模擬的に事業仕分けの議論を行うというものでした。やはり、自分が実際に事業仕分けの場に参加し考えるという作業は、見たり聞いたりするだけとは違う感覚がありました。

では、鈴鹿市ではどのような観点を重視して取り組むことが重要なのか。
もちろん、鈴鹿市議会が事業仕分けの感覚を持って審議することは含まれますが、私は住民・市民の参画を増やすこと作り出すことが、鈴鹿市における自治力の向上、住民参加のまちづくりに欠かせないと考えます。

この図で言えば、「●住民の行政参加 ⇒ 住民の当事者意識の醸成」の部分です。

その観点から、構想日本が行っている方式として‘市民判定人方式’があるとセミナーで紹介されました。
これは、事業仕分けそのものは構想日本の仕分け人が行い、その結果について、無作為抽出で選ばれた「市民判定人」の方々が判定を行うというものです。
この方式であれば、財政状況や効果などの専門的な分野を踏まえた議論は仕分け人に任せながら、判定する市民は自分の考えを整理することに集中できますし、無作為抽出ということから参加する人が偏らず、かつ当事者意識を持つ市民の数を増やすことができるということで有用ではないかと思います。

この方式の応用として思いついたことは、市議会で事業仕分けの場を設定し、そこに市民判定人を交えていくという形です。こうすることで、議会が住民に開かれた議論の場であることも実現できますし、住民からも議会の議論の判定に参加できるということで、より相互の関係の改善につながるのではないかと思います。今の議会改革に必要な動きではないかとも考えるところです。(すでに実施されている議会があれば教えてください(^^;)


次に考えたのは、今あるものを活用して、実際に少しずつ小さな研修を重ねていき、住民サイドから事業仕分けの動きをつくってはどうかということです。
今あるものとは、鈴鹿市の行政評価シートのことです。

平成24年度行政評価(単位施策評価・事務事業評価)実施結果

このページに「事務事業評価シートにおいても、所属内のディスカッションと情報の共有化を活性化させ、より明確な事業の方向性を示しながら、具体的な改善と効果・効率的な事業の実施に繋がるよう、事務事業評価シートの様式を見直しています。」とありますが、やはり内部での動きだけになっている感はありますので、ここに市民の目を取り入れることが、鈴鹿市の改善に必要だと考えます。

このとき、鈴鹿市として整理しておくべきと考えることは、財政白書はもちろんですが長期的な財政予想と計画、人口動態の予測、公共施設・インフラの状況です。これらの基礎資料がなくては、なかなか全体から考えた議論を行うことは難しいと考えます。
現時点で言えば、財政白書づくりに有志議員が数名取り組みはじめている状況、公共施設カルテを作成している、道路のマネジメントのための状況調査を行う、水道の老朽管についてコンサルを入れて整理している、というところです。
おそらく今年度の終わりには、それぞれ大まかな情報が出てくるかもしれませんので、それがスタートのきっかけになるのではないかと考えます。

そこから発展して、長岡京市で市民活動団が取り組まれている「市政まるごとしわけ隊!」のような活動に、鈴鹿市でもつなげていくことが、住民・市民の当事者意識を育て、市政の改善につなげるために必要ではないかと考えます。

長岡京市:市政まるごとしわけ隊

鈴鹿市で地域づくりを活発にして住民参加を促す動きがありますが、今後は、そこから発展して、行政が地域予算を配分して住民自治に取り組んでいくということにつながっていくのではないかと考えていますし、そうするべきと考えています。
しかし、それをうまく活かすためには、住民の当事者意識を育成することがポイントだと思います。お任せ民主主義のままでは、地域予算を配分してもうまくいかないのではないかと思うからです。
その観点からも、事業仕分けに住民・市民が参画することを鈴鹿市で広めることは、これからの鈴鹿市にとっても大きな意義のある事業ではないかと考えるところです。
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ふざけるな!

2013年04月21日 00時08分25秒 | Weblog
今日、いろいろと人と話をする中で非常にカチンと来たことですが、
市民の方に対して、議会のジョーシキを語った人がいるようです。
しかも、それが正論であるような感じで。
百歩譲って、飲んでいる席だったようなので、その点は差し引かせてもらいますが。。。

ジョーシキと書いているから、どんな内容かはみなさんのご想像にお任せしますが、
自分の考えからすれば、そんなことを話している限り議会改革も進まないし、
この鈴鹿もよくなるわけないだろうと思うようなことを、
市民の方に語っていたようです。

そのようなことを語っていたとしても、はっきりとした証拠はないですし、
こちらも言質を取っているわけではありません。
しかし、言っているということは、その人にとってそのようなジョーシキがあることはまちがいないわけで、そのような意識で議会に向かっているとすれば、個人的には大きな問題だと思います。

そのような考え方を持っているのに、「市民の方のご意見を・・・」と言っているのであれば、その言葉に問題があるのではないかと思います。
市民の方々にとって議会のジョーシキは関係のないことのはずですから。
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マンガを使った議会紹介

2013年04月19日 13時33分09秒 | Weblog
最近、おもしろいなぁ興味深いなぁと思って見ているのが、

川崎市議会の小田さんがマンガを使いながら地方議会のことを書いているブログ

「とある市議の日常」 です。

議会のことはなかなかうまく説明しづらい部分があるのですが、

それを小田さんはマンガを使いながらわかりやすく説明されています。

マンガを追うだけでも、かなり興味がわくと思います、

当然、いろいろなご意見を持たれる方もいらっしゃると思いますが、一度ご覧になってください。



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人口減少を考える

2013年04月17日 20時30分26秒 | Weblog
タイトルはちょっと大きく風呂敷を広げた感じですが、人口減少という課題を少し考えてみたいと思います。

今日の報道で、総務省が16日発表した2012年10月1日現在の人口推計によると、前年度と比較して、外国人を含む日本の総人口は28万4千人の減少とありました。人口減少を考えるとき、日本からの転出などの社会的理由はもちろん、死亡者数の増加などもあります。
人口減少は非常に大きな課題だと思うのですが、しかし一方でピンときにくい課題でもあるのではないでしょうか。

その理由は、人口減少について考えるとき、短期的な視点や近視的な観点からは捉えにくいからだと思います。
鈴鹿市でも今後大きな課題になることは間違いないのですが、実際、鈴鹿市では直近では微減の傾向であり、先の一般質問の答弁でも「コーホート変化率法で平成33年までの推計で人口は微減と予測。20年後の推計は行っていない。」とあるように、問題の大きさは読みとりにくい状態になっています。

今回の28万人についても、47都道府県で均等に割ると1県あたり約6千人、三重県では14市15町で均等に割ると約200人と、もちろん都道府県での差や自治体間の差があるとはいえ、人口の多いところで考えると、あまり差がないように感じてしまうかもしれません。

しかし28万人の減少は、いくら外国人の方々の社会的移動による減少があるとはいえ、現在の鈴鹿市の総人口以上の人数がいなくなっているということです。

極論と言われるかもしれませんが、たった1年で鈴鹿市と同じような自治体がひとつ消えていると考えたらどうでしょうか。1年で誰も住まなくなった、いなくなった街があると考えたらどうでしょうか。
28万人の消費が生み出すことのできる経済効果がなくなってしまったと考えたらどうでしょう。
そう考えれば、人口減少の課題の大きさがわかるのではないでしょうか。

そのような流れの中で、鈴鹿市だけが大丈夫な訳はないはずです。
今後、全国的に人口減少が進む中で、人は住まう場所を移動するなどするでしょう。社会的移動も含めれば、これから自治体間でも大きな課題になるのではないでしょうか。

もちろん、子どもを産みやすく育てやすい社会を形成することを行わなければいけないと思います。それは自治体間の競争に任せるのではなく、国レベルで真剣に取り組むべき課題だと思います。また、私たちも考えるべき課題だと思います。
そのためにも、人口減少という課題を単に出産や子育ての政策だけとつなげるのではなく、その他の政策課題とつなげながら、目の前の政策判断を行うべきだと思います。

個人的には悲観論ばかりで考えていません。
時代の転換点だと思っています。これまでの社会のしくみから、新しい社会の仕組みに移る転換点だと考えています。
だからこそ、鈴鹿市においては、人口減少という課題を真正面から受け止め、長いスパンから今を考えるという戦略や視点が大切だと考えています。
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新規採用職員研修を見学

2013年04月10日 15時04分32秒 | Weblog
今日は文書整理などをするために市役所にいたところ、午前中に、新規採用の鈴鹿市職員研修が議場で行われていたので、どんなことを聞いているのだろうと傍聴席から聞いていました。

約30分、議会の基本的な流れと、議場で行われていることなどの説明が行われていました。

さて、説明の中では、職員として公式に議場に座ることは、この中から何人かであり、さらにかなり先という主旨の話をしていました。たしかにその通りで、議場で座っているのは、特別職、部長、参事の方々なので、年齢的にも現在の流れではだいたい50歳くらいというところです。と考えると、職員として議場に座るとすれば四半世紀くらい先になってしまいます。
もちろん、途中で議員や市長に転身すれば、その通りではありませんが。

みなさんそれぞれに学んだこともあるでしょうし、公務員として働くことに意義を感じている人もいるでしょうから、ぜひ、自分の能力を活かすことを大切に、単に仕事をこなすというのではなく、市民の方とのコミュニケーションを大切にしながら、職員としての業務をがんばって頂きたいと思います。


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そこからどう考えるかでしょう

2013年04月10日 01時23分58秒 | Weblog
先だって、公務員の方なのかなぁ~という感じの女性の方々が、電車の中で話していることがなにげなく聞こえてきたのですが、「白子駅前は居酒屋、飲み屋さんばかりになったね~」とあまりいいニュアンスで話しているようには聞こえませんでした。同じようなことは、以前から人の話の中でときどきお聞きすることがあり、その際も疑問を持ちつつ聞いていたところです。



なぜこのような話が出るのかと考えると、‘ 活気あるまち 'というイメージについて、昼間も人が行きかうような他市町の駅前や、漠然とした理想やイメージの駅前のあり方を念頭に置いて、評論的に話をされているからなのだろうと思います。
そのような視点は、地域のあり方を話すときや議論するときに、大切なひとつの視点だと思いますが、それだけでは内側だけの視点で、外側から見たときの視点にかけ、そのままではいけないと思います。

白子駅前について考えると、数年前までは空き店舗が多く、夜もシャッター街で暗かったという状況もあったはずで、それから考えると、酔っぱらった人が増えたということもあるでしょうが、行きかう人が増えていることは、経済活動という側面からみれば決して悪いことではないと思います。また、実際にお店に行くと、そこでは多くの若い世代が働いていて、雇用の場としても意味が大きいと感じます。

このギャップをどうつなげるのか、それがまちづくりであり、地域の方々の動きはもちろん、政治の動きも問われる部分なのだと思います。

オフィス街もなく、昼間の人口が少なくて商売が成り立たないということであれば、駅周辺にあるいろいろな医療機関と連携させながら、駅前で高齢者が足を運びたくなる事業を行ってはどうかや、改修したロータリー周辺の活用について、規制となるものを緩和して、市民が活動しやすくすることで、人の動線を駅前に持ってくるなどすれば、事業を行っている方々が、自助努力でいろいろなビジネスを起こすことができるようになるかもしれません。

また私たちも、事業者の方々の動きだけでなく、また行政の施策だけでうまくいくと考えず、主体的にまちを活用することを考え、できることから実践することも大切ではないでしょうか。商店があるから活気づくのではなく、人が集まるからこそ、そこに商店が立ち並び、まちの活気につながるということを、私たち自身も考えるべきなのだと思います。

行政と市民のつなぎ役として、また施策を議論し決定する場として、政治があるのだと思います。
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