鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

文化について

2012年11月25日 15時45分17秒 | Weblog
文化活動、音楽の発表などのことを考えたとき、教育の場などで考え直すべきと思うことがあります。
それは「私がする」、「私が出る」ということだけでなく、それを発表する場を作ること、発表するのがうれしくなる雰囲気作りの一部になることも、大事な文化活動だという意識をつくることです。これは芸術だけでなく、文化としてのスポーツにもいえることだと思っています。

表現する場やプレーする場を求めているのに、そのような場を大切にしないということは、非常に利己的な行動だと思います。そのような人がたくさんいるまちに、文化が果たして育つでしょうか?住みやすいまちでしょうか?
私はそう思いません。

舞台にいるときにありがとうと言いながら、出番が終わるとささっといなくなってしまう。それに伴ってつながりがある人も観客をやめてしまい、会場から人ががんと減ってしまう。

大人がわからなければ、子どもたちがわかるわけはないでしょう。
心ある誰かに出会い、それを指摘されたり、一緒に活動したりしなければ、自分もその痛みを感じなければ、場を壊す行動を再生産することになるのではないかと思います。

文化は誰かが与えてくれるのではなく、なにもせずに継続できるものでもなく、私たちの生活の実際から、現場から生まれてくる、つないで行くものだと思います。
こう書きながら、私は危機感を持っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定数見直しについて

2012年11月22日 23時25分49秒 | Weblog
私は鈴鹿市議会の定数見直しを行う時期だと考えています。
それは単純に数を減らせばいいということではなく、どのような議会のあり方であるべきなのか、そのときの議員のあり方はということを、議会の中だけでなく広く市民を交えた議論を行い、今後の、自治を担う議会をつくるという視点からです。
つまり、数ではなく質から議論し、それをふまえて数の議論に入るべきと考えているということです。

定数を減らす、報酬を減らすということは、いわゆる' 身を切る '姿勢ということで、一見すると改革のように見えますが、実際はどうでしょう。
減らすことを議論することが、改革や変革につながることはあると思います。しかし、減らしても、そもそもの仕組みが変わらなければ、いつまでも不満は消えることなく、減らせという動きだけが再生産されるでしょう。

例えば国会を見ると、特例公債法案への対応や復興財源の使途など、議会のあり方に疑問を持たざるをえない事案が続いています。
そもそも、赤字国債を発行しなければやっていけないことについてどう考えるのかということがありますが、その国債を発行しないことで、自治体の財政運営に大きな負担をかけることになる結果、余分な金利負担が発生したり、自治体によっては厳しい状況に追い込まれることを国会議員の方々はどう考えるのか。復興財源の使途についても、事後に追求する以前に、審議の段階できちんとチェックするべきことではないのか。

このような国会の動きが、国会議員を減らすことで改善されるでしょうか?
私はそうは思いません。
やはり、組織としての議会と、独立した個としての議員の' 質 'が問われるべきです。

同じことは地方議会にも言えることだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風17号の被害などについて

2012年11月22日 23時25分12秒 | Weblog
9月30日の台風17号での水害について、11月14日の防災安全特別委員会で報告された内容と、それまでに自分なりに担当課で確認したことを踏まえて考えを書きます。

まず、自然災害に対して、私たちは100%対応できるとは思いません。どのような想定をしても、昨今の気候変動などを見ていると、自然は安々と人間の想定を超えてきます。
そのような自然災害に対しては、私たちはやはり減災の視点で取りくむことが必要だと思います。完全に抑えることが難しいのであれば、避難するための時間を少しでも長くするという視点が大切ですし、また、少しでも早く非難するための情報提供も大切だと思います。そして、私たち自身も誰かから与えられる情報に頼り切ってしまうのではなく、自分の頭で考え、被災するリスクから身を守ることも必要です。

それでは報告された被害について

死者: 1名、負傷者: 3名
床上浸水: 30棟、床下浸水: 358棟
道路損壊: 115か所、河川被害: 55か所、公園被害: 7か所

浸水被害の報告があったところをマップに落としたものがこちらです


小さい画像だとわかりにくいですが、白子、飯野、河曲、神戸、一ノ宮、玉垣地区などに浸水被害が出ています。しかし、この図については、あくまで被害報告があったところだけで、道路冠水などの情報は入っていません。委員会ではこの点の情報収集をするようにという指摘もありました。

今回は、時間100ミリの降雨が2時間近く続いたことで、現在市が想定しているピーク時降雨量の時間60ミリを大幅に越えたことがありますが、このような雨の降り方は今後も考えられるところです。今回は対応しきれなかったとしても、今後については、想定できないということは理由にするべきとは思いません。見直さなければいけないことです。

さて、浸水被害について着目する点は、中央道路近辺での冠水が多いということです。中央消防署前もかなり浸水していたという情報もあり、もしもの際の危機管理という点では、非常に問題があると言わざるを得ません。消防車も救急車も動けなくなることは、市民生活の安全確保ということから考えてもありえないことでしょう。

このようなことが起こった背景には、ひとつには排水機能を担っている金沢川(かなさいがわ)の排水キャパが、流れ込んでくる水に対して不足しており、金沢川が満水状態になったことから、結果として金沢川北側の排水が追い付かず溢れてしまったことが考えられます。また、図書館から北西側地域にはかつては水田などがあり相当量を保水できていたものが、近年の開発により自然の保水力が低下していたことも考えられます。

これらのことからみて、今回の中央道路での冠水や、周辺地域での浸水被害を軽減するためには、金沢川の改修が大きなポイントになることはお分かり頂けると思います。その計画についてが次の図です。


現在、下水道の金沢雨水幹線として、第1期事業認可区間を国道23号線より上流100mから市道野町西条線より下流の加満州川(かますがわ)合流点までの1692.4mを、平成32年度を目途に総事業費 17億1000万円で整備しています。
それよりも西側の金沢川については、第2期事業認可区間として、平成33~39年度で2170mを19億3200万円で整備する計画となっています。

ということは、今のままだと平成30年頃までは、今回のような豪雨に対して、浸水リスクを常に抱えることになると考えられます。
そして、これは金沢川を雨水幹線として整備する計画であって、北側地域の排水状況の改良などは含まれていませんから、それらをチェックし改修工事をしようとすれば、応分にお金がかかることは間違いありません。

お金がかかるとはいえ、市民の安全安心という点からすれば、一刻も早く取り組むべきことです。このような工事を着実に進めるためには、やはり財源が必要になります。また、他地域での冠水対策なども含めれば、相当額が必要になることも予想されます。
そうしている間にいろいろな公共施設や、道路や水道管などのインフラも老朽化してきます。少子高齢化、人口減少、不透明な社会経済状況などを考えれば、安易な市債発行に頼るべきではありません。

金沢川も含めた豪雨災害への備えのための事業を行うためには、決まったことだからとむやみに推進するばかりではなく、事業の緊急性なども踏まえての事業仕分けを行って、止められるものは止めるということをしなければいけないのではないかと考えています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

びっくり

2012年11月22日 22時30分38秒 | Weblog
前回のブログからもう1カ月経過していることを改めて見て

自分のことながらびっくりです

あっという間に時間が過ぎています

時間を大切にしないといけないですね。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする