鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

百年に一度千年に一度

2014年03月31日 18時36分06秒 | Weblog
今日は和光市の松本市長に面談するため、他自治体の議員と一緒に市役所を訪問していました。福祉や財政規律などについていろいろお話を頂いた後、庁内にある食堂で昼食も一緒に取りながら、さらに歓談をしていました。
その後、駅まで車で送っていただく道中の話のことで、気になったことをここに書きます。

道中、自然災害について自治体による災害への備えの違いや、想定に関する考えなどが違うべきだということを話しながら、百年に一度、千年に一度という言葉を出しながら、実際はすでに起こった災害の映像のイメージだけで語っているのではないかと、あらためて思いました。

たしかに、津波は未曽有の大災害の映像を私たちに残し、私たちに恐怖の記憶を植え付けています。それは千年に一度の大災害だったのかもしれません。過去の津波災害の歴史からしても、やはり津波は大きなリスクです。百年単位でも別のプレートが繰り返しひずみのエネルギーを開放していることがわかっており、そのリスクもやはり無視できません。
これらは次の瞬間起こってもおかしくないことですから、そのことに意識が向いてしまうことは、ある意味仕方ないことなのかもしれません。

しかし百年、千年の時間の流れで考えれば、温暖化による海水面の上昇は無視できないリスクに加えるべきではないでしょうか。今世紀末には1メートル近く海水面が上昇するということは、津波にせよ高潮にせよ、洪水にせよすべてのリスクによる被害を乗数的に大きくする可能性はないでしょうか。
海水面の変動がもっと大きな時間の中で起こってきていることは、私たちの暮らす平野の多くが、沖積平野という川からの堆積物がたまってできたものであることを考えればわかることだと思います。ただ、この変化は一人の人間の一生という時間でみたとき、ほとんどわからない範囲のもので、また影響を受けるものではないでしょうが、私たちの次の世代、その次の世代は影響から逃れられなくなる可能性があるものです。

いま、私たちはそのようなリスクを前にしています。百年千年のリスクの中に海面上昇のリスクも重ねて、これからの生活の形を考えるべき時期にあるのではないかと思います。
そんなことを会話の中から考えました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒団式の日

2014年03月30日 11時31分29秒 | Weblog
今日は愛宕ジュニアバレーボールクラブの卒団式の日です。残念ながら外せない市民と議員の条例づくり交流会議が入ってしまい、朝の一番初めだけの顔出しになってしまいましたが、今年も卒団していく子供たちのこれからに期待しています。


学校の先生方もそうだと思いますが、子どもたちと関わっているといろいろな出来事に向かい合うことになります。クラブは小さい集団ですが、その中の仲間外れなどの人間関係や、退団していく子、練習の中での小競り合いなどなど、子どもたちにとって良い方向になるようにそれらに働きかけることもあります。また、子どもたちを通して保護者の方々との関係もあり、自分たちも日々学ぶこと考えることが多いのです。また、どのクラブの指導者の方々もそうだと思いますが、子どもたちと何年も接することは、自分もそれぞれの子の育ちに大きく関わっていることになるわけで、ある部分で保護者のような感覚があるかもしれません。

まだまだ自分の力不足のところがあって、子どもたちに伝えられていないこともたくさんあると反省も感じるところですが、卒団する子どもたちがこれから良い仲間や、魅力的な人たちと出会って、人生を豊かにしていってもらえたらと思う春です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月議会が終わって

2014年03月29日 22時11分29秒 | Weblog
これで統一地方選に向けて1年というところになりました。
議員や首長にはこのように時間の区切りがあり、
選挙という転換点があるのですが、
実際の市政の動き、行政の仕事はそれがあっても継続されていくものです。
当たり前といえば当たり前なのですが・・・。
鈴鹿市は平成26年度に総合計画の策定、都市マスタープランの策定、協働の指針づくりなど、
鈴鹿市のこれからに非常に重要な案件があります。
これらに対して議会がすべきことは市民の声を議会として聴きながら、
計画がよりよいものになるようにチェックをしていくことで、
また進行のチェックも行っていくことだと思います。
総合計画も都市マスタープランも前回策定されたときよりも、
人口減少や経済環境など社会状況も非常に難しくなっていることは明らかで、
議会はそこに多様な視点から光を当てて物事を立体的に考えることが求められると思います。
特に若い世代の声をどう拾い上げるか、
議会は問われると思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

候補者紹介サイトがあれば

2014年03月28日 17時49分39秒 | Weblog
統一地方選の1年前になり看板の標章更新をしたのですが、その手続きのため市選挙管理委員会に行った際、ネット選挙のことなどを懇談しました。個人的にはネット選挙について、利用の実態や若者の政治への関心向上など課題がまだまだあると思うところですが、今できる取り組みについてアイディアをもっと出していくべきじゃないかと考えています。

例えば、選挙管理委員会のホームページ上で候補者の一覧と比較ができるようなポータルサイトを構築してはどでしょうか。告示日に定型のフォーマットで文字ベースの政策や所信比較をできるようにするのとあわせ、候補者それぞれ5分程度の動画をアップすれば、より意義のあるネット選挙が展開できるのではないでしょうか。
ポータルサイトに掲載されている候補者のリンクをメールに貼ったとしても、同様の情報がリンク先にあることで、受けとった人が自分の意志で比較もできますし、そのことは違反でないのではないでしょうか。また、紙ベースの選挙公報とあわせてこのように情報を提供していくことは、選挙のあり方そのものを変容させていくきっかけになると思います。

また人口減少社会の中、政治を若者の近くにあるようにすることは、これまで以上に重要なことであるはずです。選挙権拡大の議論と同時に、選挙活動と若者のキョリについても見直してよいのではないかと思います。
以前に書いたことがあるかもしれませんが、ある選挙の時点で未成年だとしても、その次の選挙では選挙権を持つ年齢の若者は、政治や選挙に関わることが大切ではないかと思います。少なくとも時代、社会状況は変化しているのですから検討すべきだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人事異動の季節

2014年03月27日 17時37分11秒 | Weblog
人事異動も発表され、月が変わると執行部が新体制になります。
議員としてそれなりの期間、行政の方々とやりとりしてきていると、
それなりに人となりや考えなども見えてくることもあり、
ときどき“ ・・・(^_^;) ”や“ (-_-;)? ”と感じるようなことがあります。
とは言っても、議員として政策に携わる中では、
自分の主観は別として鈴鹿市にプラスになるように、
職員の方々と取り組んでいくことは変わりありません。
やはりまちにとって人が大切と感じる人事異動の季節です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鈴鹿のこと

2014年03月26日 23時01分44秒 | Weblog
鈴鹿が持続可能な魅力的なまちであるには、
まちの量的な拡大の視点も大切と思いますが、
まちの質的な充実の視点を重視すべきだと、
いまの立場に就く以前から考えています。
道路などができて交通利便性が上がることは一見すると後者のようですが、
実際のところは前者の流れにあると思います。
質的な充実も単に施設があればいいというわけではなく、
また行政が提供するサービスを増やせばいいというわけではなく、
それらを活用しながら市民が積極的に社会に関われること、
市民も積極的にまちに関わる気持ちが産まれることが大切だと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

次の時代の鍵

2014年03月25日 05時41分36秒 | Weblog
昨日NHKスペシャルで「里海」を視聴。
瀬戸内海でのカキによる海水の富栄養化の浄化、
アマモ場の再生の取り組みと生態系の回復、
それらが人の手も加わりながら進められている姿は、
これからの私たちの社会を考えるときとても参考になると思います。

鈴鹿市のことを考えると、
ここまでくる中でどれだけ鈴鹿の自然の形を変え、
どれだけそこにいきる生き物たちを地域から消しているのか、
そのことでどんな豊かさを手に入れ、
また逆にどんな豊かさをなくしているのか、
私たちは立ち止まって考えるべきだと思います。

私たちが自然の多様性を取り戻そうとする動きは、
けっしてこれからの経済活動と関係ないことではなく、
私たちにとって大切なことであるのなら、
私たちはそれを経済活動の中に組み入れるべきことで、
それにより持続的に社会を変容することもできると思います。

たとえばケアシェルを使ったあさりの養殖の取り組みが、
伊勢湾の環境浄化や改善につなげられるなら、
それは漁業だけでなく環境回復の面からも推進すべきで、
環境回復の面を支える活動や人材について、
鈴鹿市も支えて良いと考えられないでしょうか。

たとえば学校の校舎建設や大規模改修の際に、
校舎そのものはコンクリートで建設したとしても、
適切な断熱とともに床と壁材に木材を使い、
20年ごとにそれらを更新するように考えれば、
森林を適切に管理でき、林業にとってもプラスではないでしょうか。
鈴鹿市がそのように取り組むことは、
三重県の林業産地を間接的に支援することになり、
持続的な社会に貢献すると考えられるのではないでしょうか。

これから向かっていく時代の中では、
これまでの成功体験の中からだけではなくて、
失敗したり置き去りにしてきていることの中や、
時代の変化を感じ取って生き方を模索している人たちの中に、
次の扉を開いていく鍵があると思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒園式

2014年03月24日 19時08分38秒 | Weblog
今日は愛宕幼稚園の卒園式に出席していました。
中学校、小学校ときて幼稚園になるのですが、
一番ぐっとくるかもしれません。

上の子供が卒園してから10年、
この間、幼稚園再編計画で取り組んだりしながら、
小学校のPTAにも関わりつつここまで来ています。
だからよけいに感慨深いのかもしれません。
卒園していく子どもたちを見ていると、
市政に携わる責任、地域を子どもたちにつなげていく責任を
毎年感じずにいられません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子育て世帯から考える

2014年03月23日 19時30分00秒 | Weblog
ベビーシッターによる痛ましい事件の後、保育に関する報道がかなり多くなっています。今回の事件は今の日本社会の中に子育て施策に隙間が多くできてしまっていることが、今回の事件を通じて浮き出されたということだと思います。その課題を解決するためには、私たち自身が少し引いた視点から世帯のあり方と、そこから見える社会を考えることがとても大切だと思います。

例えば「子育て世帯」という言葉について、ひとつのイメージとしてとらえるのではなく、そこに内包する多様なあり方を私たちも整理して、物事を考えることが大切ではないかと思います。

(1)世帯構成で考えると・・・
 ひとり親、両親、親族による養育などが考えられ、これらに対して、お父さんが養育もしくはお母さんが養育、夫婦別姓などの事実婚、継続した夫婦もしくは再婚もしくは同性婚、祖父母もしくは叔父叔母もしくはそのうちの誰か一人による、など非常に多様です。

(2)居住する地域について・・・
 大都市部、大都市部の周縁都市、地方都市、過疎地域と大きく分けて考えられ、それぞれに人口規模や都市を構成する施設などの状況や取り組みの違いがあります。

(3)周りの人たちとの関係について・・・
 自分の親と同居、自分の親と同じ地域に居住(いわゆるスープの冷めない距離)、自分の親元から離れて居住、自分の親とつながりなしなどに加え、居住する地域社会とのつながりの有無、自治体による支援、NPOなどの支援などとの関係性も多様です。

さらに、ここに保護者の就労環境や収入の違いなどが入れば、「子育て世帯」と一言で考えることのむずかしさがよくわかります。理由はそのあり方が1945年以降、家族のあり方が変化し多様化してきたことに他ならないからです。私たちが生まれた1970年代といまの2010年代は大きく変わっていることは間違いありません。
この変化の中で産まれてきた課題や顕在化した課題に対して、いろいろな支援やサービスが必要になっていることも間違いのないところだと思います。ただ、その変化に対して私たちはどのように向かい合ってきているかを、私たち自身もう一度考えるべきなのでしょう。

変化にそのまま対応するだけではなく、起こった変化そのものについてあらためて考え、時間はかかるとしてもよりよい方向に取り組むことの方が、まちにとって良いことになると思います。
鈴鹿ではどのような形がよいのか考えたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日も

2014年03月22日 20時53分47秒 | Weblog
ブログはすこしお休みです。

地元のソフト仲間との時間にあてます。

申し訳ないですm(_ _)m
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする