今日、列車のチケットを買うために、近くのショッピングセンターに行った時のこと、3階に代理店があるのですが、そこに行くまでのエスカレーターに乗っていて、ふと、ショッピングセンターができた時のことや、3階にあるゲームスペースで子供と遊んでいたことを思い出しました。それが何年前のことかと考えると、時間の流れを感じると同時に、なにか心が落ち着かない感覚を感じました。そうして代理店に行くと、今の立場になって、ちょくちょく利用していたのですが、6月末でそこは営業を終了し、別のところに統合されるということが書かれていました。
ニュースで取り上げられることがほとんどない、身近な地域の変化、老いといってもいい変化は、私たちの老化と同じように進んでいることを、ひしひしと感じた時間でした。
そんなことを考えながら、スーパーにしても急速に多様性をなくしていること、以前は数社のスーパーがあって特徴があったものが、大手企業の系列などの形でどんどん均質化しているだけでなく、そこで販売されているものも、いわゆる売れ筋やPB商品などが幅を占め、多様性をなくしているように考えていました。このような動きは、日本の経済の失速と大きな関係があるように思います。
今まで進んできた道は間違っているとは言わないまでも、はたしてよかったのかを考えるべきじゃないのか。これまでの延長で物事を考えているだけでは、ずれた道を進み続けるだけになってしまうのじゃないか。私たちは自分に問いかけ、お互いに問いかけあい、そして話し合うことが求められているのではないでしょうか。