自治体の財政が破たんすること。
国の財政が破たんすること。
どちらも実際に起こってきたことで、その影響がどのようなものであるか、すくなくとも議会、議員は想定できないことではないはずです。
問題は、国や自治体が破たんするという現実が起こっているにもかかわらず、それを正面から考えずに、その場その場の対応だけに終始してしまう政治があり得るということではないでしょうか。
「ギリシャは国が財政破たんしてしまった。日本がそうなってはいけない。けれども、国と地方を合わせた借金はギリシャどころではない・・・」、心理的な大きなギャップをどうしよう。こういう状況は「認知的不協和」と言われる状態です。
今の政治はどうやってこのギャップを埋めようとしているように見えるでしょうか。
破綻を想定しながら、目の前の政治に取り組めているでしょうか。
破たんとなれば、私たちみんながその影響から逃れられません。甘言に惑わされないようにしなければいけないと思います。