6月3日に鈴鹿市に提案や質問をしたことを掲載します。
■提案や質問について
>>>>>>>>>>>
6月3日「第三者機関の設置について」
学校も再開され、市内では1月以降において市民の方に新型コロナウィルス感染もなく、県内においても1か月以上感染報告もなく入院者もいない状態になりました。しかし、北九州や東京では感染事例が報告されるなど、ウィズコロナのフェーズに入ったことを感じさせられます。
このような状況の中でできることは、次の感染症流行の時期はもちろん、新型コロナウィルスの第二波、第三波がくるであろう前に、想定される状況やリスクを洗い出し、それに対する対応を事前に考えておくことだと思います。
そこで以下の内容を提案させて頂きたいと思います。内容については、議会特別委員会に出す内容と重複しますので、回答を早急に求めるものではありませんが、ご検討いただければ幸いです。
■第三者会議の設置とリスク把握について
************
〇第三者会議の設置について
新型コロナウィルスへの対策について、国や県の指針などを参酌しながら、医師会などのアドバイスを求め、これまでも鈴鹿市の方針を定めていると思います。この件について、6月1日までは発生した状況などに対応していく形だったと思いますが、ウィズコロナの時代、今秋から来春にかけて第二波や第三波の可能性、他の感染症の流行なども考えられることから、1月から5月までの状況や対処を整理し、夏季の間に想定される状況に対するシナリオを作成してはどうかと考えます。
そのためにも、感染症の専門家、医師会、福祉事業者関係者、学校教育関係者、幼保関係者、学童保育関係者、市社会福祉協議会、市内経済関係者、県内経済コンサルタント、社会心理学等を学んだソーシャルワーカー、公共政策関係学識者などで構成される検討会議を設置し、想定される状況とそれに対するリスク把握、対策手法の洗い出しに取り組んで頂いてはどうでしょうか。
ウィズコロナの時代への対応、鈴鹿市の地域社会全体に広がる課題は、ひとつのことはそれだけで完結するのではなく、複数の課題と関わってくることになります。
例えば、夏季における学校での感染防止対策と、飲食店をはじめとした経済活動の活性化は、別の次元にあるのではなく、実際は、鈴鹿市内における感染症の状況をどのように把握、分析して考え、市民の皆さんの行動とつなげるかというところで共通していると思います。そしてこれは、感染症などの医学的観点だけではなく、経済や社会行動との関連などと重なってきます。そのためには多様な視点で議論する必要があると考えるところです。
ですから、第三者検討会議を設置し、そこで行われた議事内容と会議結果を参考に、対策本部会議で政策決定を行う形が、臨機応変かつスピーディに課題に対応していけると考えます。
また、国や県の指針をそのままではなく、鈴鹿市として考えを整理し発信することが可能になることで、行政に対する信頼度が上がることも考えられます。
会議の実施に当たっては、はじめはリアルで話す機会が必要とは思いますが、オンライン会議システムを活用することで、場と時間の制約を極力小さくできると考えます。
あわせて、このような検討会議を設置することは、行政内で考えられる施策などの検証と検討を行えるだけではなく、議会を通じて提起される課題についても検討を行っていただけることが期待でき、政策判断にあたってもプラス面があると考えます。
第三者会議の設置をぜひご検討いただきたいと思います。