鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

5類に移行して考えること③

2023年05月31日 09時47分32秒 | Weblog

5月8日に新型コロナの感染症法上の分類が5類に移行してから、約3週間経過したことになります。自分自身は、8日を境にマスクを着用せずに行動していて、先週は東京で研修があったのですが、その際も着用せずに行動しました。この間、市役所への当庁の際や、鈴鹿から東京への移動や都内での状況を見ていると、見た感じで着用していない方の割合は都内で3割程度、鈴鹿だと1~2割程度という感覚です。

この間、陽性反応者数が激増したかと言えばそうではなく、重症者が増えたといえばそのような状況でないように思います。一方で、新型コロナワクチンの副反応について調査の動きがあるなど、私たち自身でこれまでを振り返って考える時期に入っていると感じます。

■厚生労働省:「新型コロナワクチン接種後の遷延する症状に関する津実態調査について(第一報)」

私自身は5月8日以降これまでのところ、もしかするとごく軽微にあったかもしれませんが、発熱症状を有する体調不良や、咳などの呼吸器症状、その他、胃腸風邪などの際にある下痢などの症状もなく過ごしています。新型コロナワクチンに関しては、m-RNAワクチンについての資料や接種開始後の接種にあたっての資料などに目を通し、身の回りで起こっていた副反応等を聞いたうえで、未接種の判断を行い今に至っています。

そのような自分の立ち位置から、マスク着用から抜け出せないでいる社会状況を見ていると、社会心理学でいうところの集団斉一性圧力(斉一性の原理)の課題、私たちの社会の空気の中に潜むそれの怖さを感じます。一度囚われてしまうとしまうと、そこから抜け出すために力を使うよりも、なんとなくそれに乗っている方が、不安も小さくなるという意識かもしれないですね。

また、感染症ということで考えると、よほど梅毒の広がりやHIVなどの性感染症に対する取り組みに力を入れるほうが、若い世代ということだけでなく、少子化ということも含めて、その広がりを抑えるほうが重要じゃないかと考えます。

■沖縄タイムス:「いきなりエイズ」発症50%超え 沖縄で20年ぶり 「HIV感染でも治療で防げる」県は検査呼び掛け

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5類に移行して考えること②

2023年05月12日 13時00分18秒 | Weblog

5月8日に新型コロナが2類から5類に移行したわけですが、目の前にあると思われるウイルスが変わったわけではなく、それに対する世の中の諸々の対応や考え方が変わったわけです。それから4日経ったことになります。

今回はマスクのことから考えたいと思います。

現在のところ、市役所に登庁していてマスクのことを見てみると、着用していない方を見かけることが多くなりました。議会でも3分の1程度の議員がマスクを着用していない状況です。一方、行政職員はマスクを着用している方が大多数、ほとんどといってよい状況です。

マスクの着用に関しては、着用されたい方はされてよいと思いますし、その判断は自由と考えています。その上で、マスクの着用が続いている状況を考えると、大きく5つの理由が考えられるでしょう。

① 感染することを避けるため

② 感染させることを避けるため

③ 周囲への配慮のため

④ マスク着用が習慣化しているため

⑤ 花粉症など他の疾患との関係があるため

こう整理するとマスクの着用について、①と⑤についてはそれぞれ自分の健康を維持するためであって、個人の判断として尊重されるものだと考えます。しかし、②、③、④が理由に入っているとすれば、そのことを考える必要が私たちにはあると思います。

②であれば、常に自分が感染しているかもしれない、もっと言えば感染していると思い続けていることになり、それは精神衛生に良くないことではないでしょうか。それに、健康状態や平素の行動を意識して生活しているのであれば、過剰に意識する必要は薄いと思います。

③について、何に配慮しているのかを考えて整理する必要があるでしょう。残念なことですが、2類の期間中に自分が感染元と考えられる状況にあった方は、②の理由から周囲の配慮をしている場合があると思います。

一方で、マスク警察という言葉がありましたが、マスク着用に対する同調圧力があることを配慮してだとすれば、それは差別と紙一重になってしまうのではないでしょうか。また過剰に相手に求めるとすればどうでしょうか。

④について、習慣化しているからと考えることなく続けるのであれば、そのこと自体が危ういことではないでしょうか。もしかすると、マスク着用ということだけではなく、他のことについても同じような思考パターンになりやすいことが考えられるからです。

それとマスクを着用していることで表情などを隠せることが、自分にメリットがあると習慣化してしまっているとすれば、それも課題になるのではないでしょうか。

※厚生労働省ホームページから引用。

■厚生労働省:「新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について」: https://www.mhlw.go.jp/stf/corona5rui.html

ともかく、2類から5類に変わったことを受け、私たちが考えることが広がったわけですから、誰かが言うからではなく、疾患についても考えることが求められていると思います。

自分はマスクの着用について、季節性インフルエンザと同様の考えでいこうと考えています。ですので、マスクは基本不着用で生活しますし、行動もそのようにします。

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5類に移行して考えること

2023年05月09日 00時55分39秒 | Weblog

5月8日付でYoutubeのCBCニュースで公開された次の動画を見ていて、話しの中で「ん?」と感じた部分がいくつかありました。

■「新型コロナの第9波は“最大”の可能性も…すでに始まっている」5類移行で今後気を付けたいこと ワクチンは打つべき?後遺症は?【解説全文】名古屋大学病院 山本尚範医師

■上記リンク記事をCBCサイトよりリンク

ひとつめは「日本はやっぱりまだ感染した人が人口の4割弱なんですね。」という部分で、この数字がどこから出ているのかがわからない点と、この数字には無症状などの不顕性感染や、症状が非常に軽かったため検査を行わなかったなどの事例も含めたものなのかということです。そのことがはっきりしないままで、「欧米は8割方感染して“ハイブリッド免疫”を持ってます」と話すのはいかがでしょうか。

次に“ハイブリッド免疫”に関して、説明を聞くと“ワクチン接種と感染”で形成されるもののようですが、「日本は約7割の人が3回ワクチン接種をしている」状況で、その中でそれなりの人数の方が感染していると思われるのですが、“ハイブリッド免疫”がどれだけ欧米と違うのかの説明が足りないように思いました。

■デジタル庁:「新型コロナワクチンの接種状況」

三つめに新型コロナワクチンの春開始接種に関連してオミクロン株のことが取り上げられているのですが、ワクチンの感染予防効果は少なくとも2~3か月あるだろう、オミクロンは免疫をすり抜ける力が強いといわれたりしています。ただ、画像にある厚生労働省が公開している資料を見ると、感染力は上がっている一方で、重篤性は下がっていると読み取れるのですが、オミクロン株の評価が行われているように思えませんでした。

そして重症化予防効果についての部分では「はい。(重症化予防効果は)非常に多くありまして、全くワクチンを打っていない人は日本ではほとんどいませんが、全く打っていない人と、ワクチンを、いわゆるブースターというか、追加接種まで4回5回打った人を比べると、10倍から20倍ぐらい、亡くなる確率を減らせるというデータがあります。半年ぐらいは少なくとも効果が続くであろうと」と話されていました。

まずもって、人口の約2割強が接種していない状況を「全くワクチンを打っていない人は日本ではほとんどいません」と表現することに違和感があります。またワクチンの効果を喧伝している部分について、短い時間での説明とは言え、かなり乱暴に結論として話しているように感じました。

“全くワクチンを打っていない人”はご高齢の方や基礎疾患をお持ちの方を指しているのでしょうか、それとも全年齢での話でしょうか?“10倍から20倍ぐらい減らせるデータがあります”というデータの出典はどこなのでしょうか?それに、そもそもオミクロン株が当初より変異していわゆる“弱毒化”しているとすれば、ワクチンの重症化予防効果は差し引いて考えるべきと考えます。

ちなみにCBCニュースの中では、大石キャスターが接種後の副反応の状況やインフルエンザとの比較なども提示していて、考えるきっかけとして参考になると感じました。

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5期目がスタートして

2023年05月02日 00時04分28秒 | Weblog

5月1日から、先の統一地方選挙結果による議員構成での鈴鹿市議会がスタート、定数が4人減り28人となった議会運営となります。今日は議員懇談会として顔合わせ、会派結成、その後各派代表者会議で、仮議席や会派室の割り当てなどの話し合いが行われました。

私の所属会派は「市民の声」で継続、会派メンバーは、田中淳一議員、市川昇議員、薮田啓介議員、藤井栄治議員となっていて、超党派で政策に取り組み、二元代表制を尊重、先取と改革の視点で行動していく方向性を共有しています。

その他の会派は、新緑風会、自民党鈴鹿市議団、れいめい、公明党、共産党鈴鹿市議団となっていて、5月中旬に新体制での議長・副議長、そして四常任委員会などの構成が決まっていくこととなります。定数が減った中、どのような形で決まっていくのか、役職に就く方とその役職とのマッチングなど、注目点になるのかと考えます。

 

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