鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

今日の質疑結果

2013年06月13日 23時18分48秒 | Weblog
今日は議案質疑についての答弁要旨です。

◆条例適用後の特別職の退職手当について(斜め文字部分が今回の条例に関係)

市 長… 報酬月額 105万8千円×100分の450(4.5)×4年×100分の85
       =1618万7400円

副市長… 報酬月額 81万6千円×100分の315(3.15)×4年×100分の85
       =873万9360円

教育長… 報酬月額 63万3千円×100分の225(2.25)×4年×100分の85
       =484万2450円

常勤監査委員… 報酬月額 51万円×100分の100(1.00)×4年×100分の85
       =173万4000円

⑤②水道事業管理者… 報酬月額 61万1千円×100分の198(1.98)×4年×100分の85
       =411万3252円


◆条例の適用日について
… 今期だけの適用。市長の任期中にその職に就いた特別職については、市長と同じ期間と考える。

◆報酬審議会で基本のかけ率について、職員退職手当条例での1年以上10年以下の職員のかけ率 100分の100と比較して、妥当なものかどうかの議論はあったか?
… 特別職の職務から勘案して妥当と考えるとなった。

◆審議会答申を受けて市長以下の特別職で、その妥当性について話し合いを行ったか?
… 市長以下話し合いを行い、答申は妥当と判断した。
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明日の議案質疑について

2013年06月12日 12時10分18秒 | Weblog
明日は議案質疑に登壇します。

内容は「議案第35号 市長等の退職手当の特例に関する条例の制定について」です。
今回の議案では、市長を含めた特別職の退職手当について、今任期において15%の減額を行うという内容になっています。
職員と痛みを分かち合うということで、15%の減額を行うという考えについては特段異論はないところです。

今回の質疑では
 ①具体的金額
 ②市長と特別職の適用日についての確認
 ③職員退職手当支給条例(1年~10年の期間については1年あたり月額の100分の100)に対して、市長は100分の450ということについて、その妥当性についての議論が報酬審議会であったのか。
 ④市長以下、特別職も支給率を妥当と考えているのか。

という点を確認します。
一般質問とは違い自分の考えを展開することは難しいのですが、論点を浮かび上がらせたいと考えています。

論点はやはり③です。
まず前提として、特別職の退職手当なしとまでは考えていません。常勤であること、またセレモニーなどその他への出席で、プライベートの時間が相当削られることから考えれば、退職手当自体はあってもよいと考えています。
しかし、一般職と比べたときの妥当性は精査すべきだと思います。

特別職の任期が概ね4年ということをあてはめて考えると、職員退職手当条例では1年あたり給与ひと月分が退職手当になることになります。1年あたり退職手当は20万円あるかないかというところでしょうか。
対して市長の場合は、月額報酬 105万8千円 × 4.5 = 476.1万円が1年あたりの退職手当になります。条例が適用されても、404万6850円です。
こう見たとき、それぞれの月額報酬の違いは理解できるものの、退職手当の算出根拠において、職員は月額の100分の100に対して市長は100分の450というあり方は見直すべき点になるのではないかと思います。

このような観点を持ちながら退職手当について、平成22年12月と平成25年3月と過去2回一般質問で取り上げました。
前者は川岸元市長、後者は末松市長のときになります。

その際の答弁について、今回の論点について関連部分を整理すると以下のようになります。

平成22年度 部長答弁から
退職手当の1年当たりの支給割合を県下で比較すると、市長の100分の450という割合は,県下で最も低い割合の市の一つ。
 また,副市長の100分の315という割合も、四日市市あるいは津市の割合と比較しても、随分と低い割合。
 財政状況について、非常に厳しい状況が続いているものの、現時点での市長あるいは副市長の退職金の額については妥当なものと考えている。


平成25年度 部長答弁から
100分の450という割合について、県内の14市の状況を見ると、最も高い100分の660から、100分の450までの範囲の中で、それぞれの市で定められている。その中で、本市を含めた9市が100分の450と県内では最も低い割合になっている。
 一般職と特別職について、給料そのものの性格も、一般職のそれが生計費や民間賃金との均衡を考慮して決定されるのに対して、特別職についてはそういった考え方ではなく、その職務の特殊性に応じて決められるように、成り立ちが異なっている。
 特別職の職責は一般職に比べて格段に重く、また職務の遂行に当たっては24時間の対応を求められるといった、常に緊張感を強いられる勤務状況などを考慮すると、給料月額や期末勤勉手当に加えて、在職中の功績・功労に対する勤続報償的な給付としての退職手当の支給割合について、現時点では妥当な範囲にある考えている。


このような答弁になっていますので、条例上の根拠だけで考えるのではなく、市長の考えや判断がどうであるのかという点が、審議の中で見えるかどうかがポイントと思います。



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あきる野市を参考に

2013年06月06日 00時29分20秒 | Weblog
鈴鹿市議会の議会広報紙編集について、東京都あきる野市議会の議会広報紙の取りくみが参考になるのではないかと思います。あきる野市の取り組みについては、フェイスブックを通じて愛知県東浦町議会の成瀬さんから情報を教えて頂き、さっそくあきる野市議会ホームページでPDFの資料を見て「 これは! 」と思い、先方の議会事務局担当の方に電話で話をお聞きしました。


この画像の左側がリニューアル前の表裏、右側がリニューアル後のものになります。
もちろん表だけではなく、中のレイアウトや編集の様子も変わっていますので、それは次のリンク先で、第69号と第70号で比較してみて頂ければと思います。

あきる野市議会ホームページ 議会だより

このリニューアルについてあきる野市議会では、議会から3人、議会事務局職員1人、編集者を交えて方向性を研修・議論し、この変更に至ったということです。議会からのうち一人の方は元新聞記者、残りの二人の方も広報紙に積極的に取りくんでいた方ということでした。

この話を聞いて、やはり変えるためには相応の意識の変革も大切と感じると同時に、割り当てられている仕事としてではなく積極的に関わる人の存在が大切なのではないかと思いました。

鈴鹿市議会でこのようなリニューアルを検討するのであれば、議会広報広聴会議という場になります。議会だより編集会議は、そこから出てくるものをレイアウトすることが今の役割ということになるので、今の立場では自分の言葉で議論することができないという現状です。

ちなみに、広報広聴会議は議会活動に関し市民との情報共有を図るとともに、市民の意見を把握するため、その効果的な手法について協議又は調整を行う場として設けられていて、議長・副議長・各会派(諸派)の代表者により構成されています。メンバーは以下の方々です。

広報広聴会議今井議員、森(喜)議員、宮木議員、市川議員、山口議員、後藤議員、中村議員、池上議員、石田議員、板倉議員

議会だより編集会議は、会派から1名出るということになっており、メンバーは以下の方々になっています。

議会だより編集会議森(喜)議員、水谷議員、宮本議員、太田議員、藤波議員、中西
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議会だより編集会議

2013年06月05日 03時43分32秒 | Weblog
昨日、6月定例会開会後、議会だより編集会議がありました。
議題は、発行予定の5月臨時会号の内容と、その他、の2点でした。

臨時会号について、A42色1枚刷り2ページで、全戸配布となります。
主な内容は表面に3役の紹介と常任委員会委員体制を掲載。裏面に議会運営委員会と特別委員会体制、臨時会での4議案、会派構成となっています。
この件については、細かい点の微調整などを整理し、印刷に回る状況になりました。

その他の案件について、今回、編集会議でいくつか提案をしました。

ひとつは、6月定例会は議題も少ないことから、これまで議会事務局がラフレイアウトまでつくる形だったものを、ゼロベースで編集会議でレイアウトしてはどうかということです。

ふたつめに、6月定例会を掲載する号で、先に開いた議会報告会について取り上げることを、広報広聴会議で編集会議からの意見として出してはどうかということです。

ちなみに前に書いたことがあるかもしれませんが、広報広聴会議で議会だよりの内容を話し、議会だより編集会議はほとんど‘レイアウト’のみのような考えに現在のところなっていますので、レイアウトの観点から提案をしたつもりです。

16ページの議会だよりとして、表紙で1ページ、裏表紙で1ページ、一般質問については‘ 質問者数÷1ページあたり4人 ’と計算することで、おおよその空きページの目安が出てきます。
例えば、質問者数を20人とすれば、一般質問で5ページがさかれることになり、
16-1-1-5=9ページ が空きページになる。ここに6月定例会の状況記事を掲載しても、約7ページが空きページとなるとなり、そう考えれば、議会報告会の記事を掲載することは、至極当然と考えるのです。

また、表紙、裏表紙、一般質問のスペースについては、一般質問が終了しなくても大まかなレイアウトをすることができるはずで、そうすれば、当然編集時間の短縮になります。

個人的には、議会事務局に依存した形で紙面のレイアウトを行うのであれば、編集会議は必要ないと考えています。広報広聴会議で紙面レイアウト確認と構成まですべてを行うほうがすっきりすると思います。このことも何度も機会をとらえて話しているのですが、今のところ、考え方が整理される気配はありません。

ローカル三重で働いていた時に印刷データの作成も含め編集関連の経験もあるので、このような提案をさせて頂いているのですが、あまりそのことを考慮いただけないようで非常に残念です。
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6月一般質問から考えること

2013年06月04日 01時11分16秒 | Weblog
6月の一般質問で、「総合計画」と「オープンデータ化」を問うのですが、

この二つの質問は、自分の中では‘住民自治’ということで関連しており、

そのことを考えていると、数年のうちに市民・行政・議会の関係が、

これまでより大きく変化するだろうという感覚がますます強くなります。

今のように混迷すると同時に、相当なスピードで変化する世の中で、

市民参画で総合計画を策定しようとすれば、10年近く前に策定した時より、

社会の変化に関連する情報を学ぶことが必要になります。

そのとき、行政情報を「オープンデータ化」していく動きは、

提供されているデータをわかりやすく可視化するために不可欠です。

また、オープンデータ化とそのデータの活用が広まれば、

市民参画がより広がり、オープンガバメントの動きにつながり、

‘ 自治 ’のあり方が大きく変化せざるをえないでしょう。

そうなれば、現在の議会の審議のあり方や議論のあり方、

ひいては議員のあり方も変化を求められる時期が来ると思います。

また、首長についても‘みなさんの声を聞いて’というスタイルではなく、

まず、政策の方針を自分から発信することがより求められる、

発信した情報について、いろいろなメディアを活用して、

市民の声を聞き取り、政策の決断をしていくことになるでしょう。

今回の一般質問では、どちらもさわりの形となりますが、

今後も追いかけるべき課題と考えています。

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すっきりしない気持ちのひとつ

2013年06月03日 12時23分35秒 | Weblog
5月に入ってからすっきりしない気持ちが続いていました。
その一つの理由は、
「自分のしてきたことへの評価がないまま、周りは自動的に物事が進んでいくことに対する違和感が拭い切れない」
ということです。

‘評価’について、プラスのものだけが欲しいということではなく、良いことも良くないことも含め率直に自分の行ったことがどうなのかを知りたい、内部だけでなく、外部も含めてのそれを知りたいということです。でなければ、改善したい、改善しようと考えたことが曖昧になってしまいそうに思うのです。

昨年度、産業建設常任委員会委員長としていくつかの取り組みを行いました。
委員会と商工会議所の方々との懇談、所管事務調査と視察について、議員間の意見交換から委員会の意見をまとめる、予算と決算審議の過程について・・・など、条例を踏まえながら現在できることを、いくつか取り組みました。
もちろん、各委員および議会事務局担当の理解や協力もあった上でのことです。

例えば、予算と決算審議で意識して取り組んだことは、各委員の執行部に対する質疑について、これまでは委員ごとの質疑となり、議論があちこちに行っていたと考えていましたので、「 款 → 項 → 目 」を順に確認しながら、基本的に質問は一人ひとつずつ、関連がある場合はその場で聞くという形を意識しながら進めました。

平成25年度 鈴鹿市予算書
こちらが予算書です。一般会計について「 款 」はこのPDF書類の2ページ目の目次で、「2 歳入」と「3 歳出」で書かれているものになります。
例えば歳出における産業建設委員会関連で言うと、歳出について主に審議するのは「 款 」で「5 労働費、6 農林水産費、7 商工費、8 土木費」となり、そのうち「歳出 第6款」が「農林水産業費」となります。
この款をさらに分けたものが「 項 」となり、農林水産費については書類の12ページめに見やすく書いてあります。
そして項をさらに分けたものが「 目 」となります。款、項、目についてまとめて書かれているものが、予算書のPDF書類91ページから96ページにかけて記載されており、「目」でどのような事業を行っているのかが、書類の一番右の部分の「説明」で書かれています。
これらを順に送りながら、委員会の審議を行ったということなのです。

自分の力不足も感じているので、他の方々についてを言うわけではありません。

自己満足だけになってしまったり、自分の中だけで認知的な不協和を低減させたとしても、本来、自分たちが取り組むべき市政の改善につながらなければいけないと考えます。
また、「君のしたことには問題があるのではないか」、「あまり意義はなかった」という評価を受けたとしても、自分が考えなおすきっかけになり、自分の改善にもつなげられます。

自分として取り組んだことについて、果たしてその方法がよかったのか、それともよくなかったのか、またはあまり意味はなかったのか、そのことを議会内で検証する機会もなく、また、自分でそのような機会を設定しきれずにいたことが、すっきりしない気持ちのきっかけになっています。

そのような気持ちがあるまま、これまでの慣例に従い、1年任期の委員会の委員長としての辞任届を自分で書いたことが、自分自身で非常に考える事案となり、またすっきりしない気持ちにつながっていました。

今は切り替えて、自分のできることをしっかり取り組むと意識を変えましたので、その辺りのモヤモヤはなくなっています。
がんばりどころですね。

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