鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

8月17日のできごと

2011年08月17日 22時12分07秒 | Weblog
今日は午前中に、防災安全特別委員会と市議会全員協議会がありました。
防災安全特別委員会では、市が整備しようと考えているスピーカーを使ったシステムの説明と懇談でした。市が考えているシステムは、FMを利用した通報システムで、同報無線と同じく屋外に設置したスピーカーから危機の告知をアナウンスするというものです。通常の同報無線整備よりもコストが約半分であるという説明を受け、議員が各々質問するという形式でした。


設置数について現時点での考えは、津波浸水予想エリアに22基、河川氾濫予想エリアに15基、土砂災害想定エリアに17基、すべての小中学校と消防分団ということで、93ヶ所を考えているということです。

質問ではFMについて、市内でも電波状況がよくなく受信されにくい状況があることや、FM局が民間会社であることから運営の安定性についてなどの視点から質問が出ました。私も機能的な面から考えて、コストは低くいとしても、果たして妥当なのかなどを質問しました。
今日は正式な委員会ではありませんので、懇談ということでしたが、議案として上がってくる前に意見を交換したことはプラス面が大きかったのではないかと思います。

午後からは若松公民館で行われた、若松小PTA主催の学校保健委員会を聞きに行っていました。というのは、学校薬剤師の方が被災地ボランティアに行った経験を話すということでしたので、どのような内容か、また、先日防災安全委員会で聞いた方の内容と比べてどうなのかということもあったからです。ポイントとして、自分の薬手帳のようなものを持っておく方がよいということを聞きとったところです。
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日常を破壊する

2011年08月16日 02時01分47秒 | Weblog
東北関東大震災では‘日常’が壊されることの恐怖を、まざまざと私たちに見せつけたのは間違いことだと思います。

私たちが当たり前だと思っていた‘日常’が津波にのみ込まれ、あっという間に壊され、流され、見る影もなくなってしまう光景と現実に、私たち自身ものみ込まれてしまっているように感じます。圧倒的な力がすべてを押し流してしまう映像には、どうしても津波の脅威に、私たちも凝視するようになってしまっているとも思います。

また、浦安市が象徴的になっていますが、液状化の被害も同じでしょう。広範囲にわたって液状化が起こったことによって、道路が波打ったりしただけでなく、住宅が傾いたり沈下したりということは、‘日常’の破壊を現しているはずです。

津波も液状化も、被災された方々を考えたとき、非常に痛ましい被害を与えていると言えます。地震がその発生と同時に、これらの被害を招いたことは間違いないことです。瞬間的に‘日常’が破壊されたことに、私たちは恐怖を覚えているのでしょう。

ある意味、これらの恐怖は、マスコミが写真や動画などの映像情報を大量に流したこと、また災害被害のインパクトは非常に大きいものであるから、私たちはそれに目を奪われている部分があるのではないでしょうか。

しかし、今回の地震において、‘日常’の破壊は津波や液状化だけではないはずです。
じわじわと‘日常’が破壊される。見た目は壊れていないにも関わらず、‘日常’が破壊されていることがあるはずです。
福島第一原子力発電所の状況はまさにそれであるはずです。

たしかにはじめの被害は津波によるものかもしれませんが、それ以降の状況は、人間の過信が招いた事態としかいえないでしょう。爆発などで待機中に放出された放射性物質は、すぐそばだけではなくて、離れた土地も汚染している。漏れ出して海水中に放出された放射性物質も、広範囲に海洋を汚染している。
それらは私たちの生活を、‘日常’をじわじわ侵食しながら、その危険に対する感覚を麻痺させながら進行している。
そのことを忘れてはいけないはずです。

しかし、マスコミなどでは事態が収束しているわけでないにも関わらず、状況が大きく変わらなければ情報として価値がないかの如く、現在の状況を報道していないのではないでしょうか。原発事故の情報の少なさが、より津波などに対して目を向けさせることにつながっているのでしょう。

今回の地震でも、直接津波の被害を受けていなくても、その土地から離れなければいけなくなった方々がたくさんいるという現実を忘れるべきではありません。

鈴鹿に住む私たちも、津波や液状化だけでなく、後者のように‘日常’が壊されることに対して、目をそらさず考えるべき時代なのだと思います。
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8月10、11日

2011年08月12日 20時55分05秒 | Weblog
10日は午後から北勢5市議員研修があり、「政務調査費と地方自治法改正」というタイトルでの講演がありました。内容は全国市議会議長会の法制担当の方の話でしたが、政務調査費についての基本的な考えを改めて聞くことで、そこから考える議会と議員のあり方に学ぶものがありました。

学ぶものについては、お金についての議論ということではなく、'会派'と議員の関係についてです。鈴鹿市議会は'会派'という考えに縛られている部分が多々あると感じています。
ひとつには現在、政務調査費は個々の議員に支給されるのではなく、'会派'に支給されていることがあります。講演では、個人としての議員が活用できる政務調査費の考えや、これまでにおこされた政務調査費に関する訴訟の判例についてでした。

つまり、個人の考えや責任が問われる政務調査費は、まず'会派'という集まりに対して支給されることで、支給と使用の関係を分かりにくくしていると考えられます。
つまり、そのような観点からも'会派制'を見直すことが必要になるのではないかと考えました。


11日は午前中に、鈴鹿商工会議所の建設部会の方々と、市議会建設水道委員会と一期生の懇談会に出席しました。実はどちらにも関係しているわけではないのですが、やはり自分の研鑽のためにと考え、知り合いの方からのお声がけもあったことから、出席をすることにしました。

質疑応答の際は、意見交換の内容を聞くことに集中しましたが、やはり議会がもっと市民と意見交換をする機会を作るべきだと感じました。市民の方からの呼びかけだけではなく、やはり、議会がもっと自ら動き機会をつくるべきです。
そのような議会基本条例にしなければ、鈴鹿市議会は市民の方からの信頼をこれまで以上になくしていくのではないかと考えます。
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防災安全特別委員会市内視察

2011年08月11日 19時53分29秒 | Weblog
8月9日は防災安全特別委員会がありました。午前中は、県の担当者からの現在の地震災害についての講演と、被災地に派遣された市職員の報告でした。委員だけでなく、傍聴議員も8人が出席し、災害に対する関心の高さを感じました。

職員からの報告では、やはり同じように行政職員として働いている視点から、被災地職員の状況が話されたりしていたのですが、先だってのCOPAでの研修でもあったように、行革の流れで人員削減が行われたことが、災害からの立ち直りの中でマイナスになっている部分があることがでました。

その地域の状況をよく把握しているのは、そのまちの自治体職員であり、他の自治体から援助に行ったとしても、最終的なニーズの交通整理には、そのまちの職員がどうしても必要になる。日常業務に加えて災害対応も加わることは、非常に負担が上がることになる。
このことは住民、市民も考えるべき点ではないでしょうか。

午後からは市内状況の視察でした。磯山地区の状況からはじまって、長太地区までの海岸線を視察しました。

海岸堤防にそって住宅地が広がっている鈴鹿市にとって、やはり海からの水害、津波はもちろん高潮なども配慮すべきです。いちはやく住民に災害を知らせ、避難を喚起するための手段、同報無線等の整備は急がれるべきです。
視察後は委員会室に戻り、当日の意見をまとめ、今後の委員会の方針について話し合いました。

9日の夕方は、子安観音で行われていた明かりフェスタを見に行きました。

境内の雰囲気に型紙を活用して作られた明かりの色々が映えていました。
また、実行委員会のテントで後藤議員や南部さんと懇談していました。

明かりフェスタの後は、定例になっている鈴鹿の地域医療を応援する会の勉強会でした。今後の方針として、中央病院での小児夜間救急の復活のための取り組みを進めることや、市民のみなさんとの勉強会の段取りなどを話し合っていました。




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8月7日、8日

2011年08月10日 14時57分13秒 | Weblog
7日はSFVという市内のバレー大会に出ていました。午前中はジュニアバレーの合宿練習に少し顔を出しながらでしたが、チームは運もあり、決勝まで残り2位でした。試合数もかなりあったことから、決勝が終わったのは6時過ぎでしたが、よい運動ができました。

SFVはもともとPTAの絡んだ大会だったということですが、現在は有志の方が運営されています。

いつも思うのですが、据え膳の大会に慣れてしまっているチームや人が増えつつあるんだなぁと。今回も、途中で主審をする人がいないという話が出たのですが、このようなことは、それぞれのチームで責任を持つ、もしくは、参加するチーム内のメンバーで審判をできる人をつくることがある意味当然ではと思います。自分達も大会を構成しているという意識が、参加者にも求められるのではないでしょうか。

また、過去には市民体育祭という形でバレーボールもふくめいろいろなスポーツの、小学校区別の大会もされていましたが、それもいつのまにかなくなってしまいました。ある意味、地域スポーツの底辺を崩してしまっている部分があるのかもしれないと思います。
そのあたりを検討し、取り組みを考えたいと思っています。


8日は午前中に文教福祉常任委員会の懇談会がありました。会議の主旨は、先の台風で中止になった委員会視察についてどうするかということでした。視察の内容は、コミュニティスクールと地域医療についてです。
結果として、コミュニティスクールについて1日視察にしてはどうか、地域医療については1泊2日の視察と三重大の関連教授からの勉強会にしてはどうかという意見があり、その方向で動くことになっており、プラスの方向になったのではないかと思います。
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すずふぇす

2011年08月09日 00時35分50秒 | Weblog
6日は午前中にジュニアバレーの練習試合で監督をしてから、午後からはすずかフェスティバルに行って、実行委員の一人として、広報部会のブースなどで活動していました。

例年、雨に降られることも多いのですが、6日は日中かなり暑かったものの、一日晴れて夏らしい天気でした。

すずかフェスティバルも今回で15回目の開催となり、ある意味節目の年であると同時に、東北関東大震災後の開催ということもあり、自分としては考えることが多くありました。
例えば、はたして鈴鹿市があのような大災害の被害にあったとき、すずかフェスティバルを開催しようという機運が生まれるだろうかということです。マイナスに考えていたということではなく、「市民が創り 誰もが参加できる」というキャッチフレーズがあるように、もし災害で大きな被害を受けるという事態が起こっても、市民の中からまた開催しようという動きが出ればとも考えていました。

また、まちを活気づけるために、私たちはどのような取り組みをしていくのだろうかとも考えていました。この15年の間に、決して鈴鹿市の街が活気づいているようには感じにくいのが現状だと思います。まして、大震災の影響だけでなく、リーマンショックはもちろん、今年はアメリカがデフォルトしかかったことからくる不安定な国際経済の影響など、ますます先行きが不透明になる中、持続的なまちにするためには、どのような行動が必要なのかを真剣に考えるべきです。

などと考えつつ、すずフェスが20年目に向かっていくようにと思います。


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議員研修

2011年08月07日 01時37分25秒 | Weblog
8月4日、山梨学院大学 江藤教授を迎えての議員研修がありました。
内容は議会改革や議会基本条例について、その基本的な考えをお話しされました。
話の内容については、何度か江藤教授の講演を聞いていることから、私自身は今考えていることの確認と、気持ちをあらためるという感覚でした。

残念だったのは、今回の議員研修は市民の方々に公開されてはおらず、あくまで‘議員研修’だったことです。このことはあくまで個人的な感想ですが。江藤教授は先の千葉での市町村アカデミーの講演でも、議会・議員と市民が共通の勉強会を持つことは価値があるとおっしゃっていたので、余計にそのように感じました。

また、江藤教授には午前と午後、それぞれ2時間の講演をして頂いきました。
あとで議会事務局職員と話したところ、さすがに疲れたとおっしゃっていたそうですが、私はそれだけではないように思いました。その理由は、講演する場所から会議室の全体を見渡すことができるにもかかわらず、目を閉じていただけかもしれませんが、話を集中して聞いていないような方が何人かいらっしゃったことです。

私たち議員も人前で話す機会が多いのですから、その立場で考えれば、気のない聞き方をしているかどうかは、自分自身で判断できると思います。また、このような研修についても「議会費」として、市の予算から支出されています。ごくごく当たり前のことですが、集中して話を聞き、自分の考えと比較しながら、今後の議論に活かせるようにするべきです。
ちなみに、先日の会派主催の公開勉強会には、いろいろ言われるところの「政務調査費」を活用しました。

研修は出席することに意味があるのではなく、話を聞き、自分の考えと比較、自分の考えを自分自身で評価、必要なら考えを修正変化させることに意味があると考えます。
その点で言えば、きちんと聞いていなかった方は、研修をうまく活用できなかった、もしくはしなかったということですから、住民に対する背信行為と言われても仕方ないのではと思います。
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町長選挙

2011年08月04日 02時14分02秒 | Weblog
昨日は愛知県東浦町に行きました。というのも、知りあいの神谷明彦 元町議が町長選に出馬され、陣中見舞いではないですが、あいさつに事務所に伺ったからです。
状況はといえば、多選を重ねている76歳の元町長と、49歳の元町議の方との三つ巴の様相を呈しています。非常に厳しい状況ではないかと思います。

帰り道に元町長の事務所前を通ったのですが、神谷氏の事務所と比べ、コンビニ跡を利用しているという事務所前の飾りつけの様子や、駐車場の車の台数などを見ても、期数を重ねている相手との選挙戦は、大きな失点がこれまでの町政で見当たらないというだけに、かなり厳しいことと思います。

また、メディアの取り上げ方について、事務所で何紙かの新聞記事を読んだのですが、情報の出方に若干偏りがあるように思えるものもあるなど、このような点でも難しい戦いになっているのだろうと思いました。

今年の統一地方選でもそうでしたが、3月11日以降の世の中は、それまでと大きく変わってくることは間違いありません。
地震や台風などの大きな自然災害はもちろん、原子力発電所の事故もまだ予断を許さない状況であることはまちがいないですし、収まったとはいえアメリカでももう少しでデフォルトになりそうになるなど、もっと大きな社会変動がくる可能性があります。

このような中、首長に限らず市民活動の局面でも、たしかに年長者の方の経験は重要な意味を持つとは思いますが、やはり次の時代に果敢に取りくむことや、時代の空気をつかんで思考できることが求められるのではないかと思います。このように考えると、3期の町議経験と51歳という年齢は、比較される際に十分に意味のあることだと思います。

ともかく、首長を選出することは、住民の方々にとって議員選挙と同じく、自治に深く関わることですから、しっかりと考える選挙になればと思います。
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地域公共交通会議

2011年08月01日 23時37分30秒 | Weblog
今日は、午後1時半からの鈴鹿市地域公共交通会議を傍聴していました。内容については、やはり今後の鈴鹿市の都市像と公共交通のあり方を考えたとき、疑問や考えるべき点が多々あると感じました。

大筋の内容は、以下に公共交通の利用者を増やすかということで、それに対してのアプローチは啓発活動を主にするというもので、根本的なところに手をつけていないように思います。
やはり、公共交通の利用を増やすためには、公共交通を利用することのコストと利便性が合理的であることや、そのために自動車利用を抑制することなども必要になるのではと考えます。その点については、あまり取り上げられていないように感じました。
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