だいぶブログを書かないでいました。。。
さて、昨日は千代崎中学校に、今日は愛宕小学校におじゃまさせて頂きました。
千代崎中学校ではエアコンが稼働されており、教室内は室温調整がされていました。学級の中には、エアコンが運用されていたのかは確認できていませんが、廊下側の窓を開けて授業をしているクラスもありました。一方で、学校全体としては、昇降口などが解放の状態だったり、窓が開けられているところもあったため、市教育委員会としての考え方などをさっそく確認しました。すると、インフルエンザなどの感染症対策のため、換気を行っている部分もあるということを聞き、そのことと、エアコンの効率的な運用との完成について、教育委員会として考え方を整理してはということを懇談しました。
その翌日の今日、愛宕小に別用でお伺いしたのですが、愛宕小はまだエアコンが稼働しておらず、廊下側の窓が開いていたりしていました。お聞きしたところでは、インフルエンザなどの感染症対策であるとのこと。話をしている中で、市内でもインフルエンザによる学級閉鎖が非常に多いことをお聞きし、市健康づくり課に感染症予防について聞くと、飛沫感染するものについて、換気が有効であるということであったことから、昨日の千代崎中学校で気づいたことと併せて考えたことを、市教育委員会の保健グループと懇談しました。
ちなみに、エアコン未設置校は愛宕を含め5校、それ以外は運用されています。ここで気になったのは、インフルの拡大とエアコン運用に何か関係がないかと気になりました。換気が抑制の効果があるというのであれば、閉鎖的な環境下でエアコンが運用されることと、感染の拡大に関係はあるのではないかと。
エアコンの運用状況については、マイクログリッドの管理の関係で、学校・クラス・時間などについて、管理事業者がデータを管理しており、市教委でも閲覧などができることを確認。インフルエンザに罹患したことで学校を休むことについては、学校にデータがあることを確認しました。それらのデータについて、現時点で鈴鹿市内において、設置・稼働している学校と、未設置の学校と比較できる状況があるので、データを整理すべきと担当課で懇談しました。他市との比較ではなく、同じような生活状況(外出なども含めた)の中に子供たちの状況を調べることができることがそうないと思います。同様に、夏季のエアコン使用と、熱中症(気分が悪くなることも含めて)との関係性もデータを集めるようにしてはと意見しました。
このことはエアコンがダメだということを言いたいのではなく、設置しているのであれば、過剰に電力を使用しないようにするだけでなく、子どもの健康も含めた運用リスクを小さくすることも考えるべきだと思うからです。
もし、冬季のエアコン稼働と風邪やインフルエンザなど飛沫感染する病気との相関関係があるのだとすれば、有効な対策のひとつと考えられる換気と、エアコン稼働との関係をどのように考えるのかの検討があります。とにかく換気をすればいいというのであれば、室温が下がり、電力使用に影響を与えることも考えられます。効率的に稼働するには、エアコンを常時稼働し、できるだけ教室を閉鎖するというのであれば、感染症予防との関係をどのように整理するのかを考えることが必要でしょう。相反するような内容の二つを、どうバランスを取りながら、生徒にとってリスクが小さく効果的な運用とするかに知恵を使うべきです。
余談かもしれませんが、室温をエアコンで効率的に調整するためには、熱の出入りをできるだけ小さくすることが必要だと思います。とすれば、冬には大きな冷却版になり、夏は直射日光が差し込む窓ガラスをどうするかを考えないといけないでしょう。そうなると、エアコンを使用しているときは、外が見えない、外からも見えない学校になるわけで、それがいいのかどうかも論点でしょう。
かといって、電力使用には多少目をつぶっても、エアコンを最大限利用すべきだとすれば、それによる電力使用料の上昇分について、財源をどうするのかの議論は避けられないところです。どこかから持ってくればいい、と言っても“どこから?”を責任を持って考えることからだと考えます。
ともかく、鈴鹿市としてはデータを収集整理し、できる限りオープンデータの形式にすることで蓄積することが必要と考えるところです。