鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

職員からの鈴鹿そだて

2012年07月24日 23時11分44秒 | Weblog
自治体職員の人たちも、なにかと厳しいことを言われることが多いと思います。たしかに、ときどきステレオタイプの職員像のような人がいるのも否定しません。しかし、これまでの仕事などの中で、熱意を持って仕事や活動に取り組む方に出会いましたし、基本的に厳しい試験をくぐってきているのですから、自治体職員の方々は能力がないわけでないことも実感するところです。

ですが、今一つしっくりこない感覚を感じることがあります。
仕事はそつなくこなしているけれど、鈴鹿という枠の中だけのような感じ。
外からの視点が感じられない感覚。

今年は、議会事務局シンポジウムと滋賀の市町村アカデミー(JIAM)の職員研修に参加したからこそ余計に思うのかもしれません。自分達のまちの課題に真摯に取り組んでいる自治体職員の方がたくさんいること、交流しながら切磋琢磨されていること、それを目の当たりにして、自分としても考え直すことがたくさんありました。

鈴鹿をよりよいまちにしていくためには、選挙で選ばれる立場の人間がかわるだけではなく、職員の方々も変わることが、これからの難しい時代に向かうために必須のことだと思います。首長や議員だけが視察や研修で知識を得ても、それを職員の方々と共有できなければ、政策にうまくつながらないからです。

職員の方々が変わるためには、先に書いたような研修に参加し、他の自治体職員の方々や講師の方々と交流できる機会を増やすことがよいと思います。
例えばJIAMの研修であれば、事例報告などで複数の自治体の取り組みを、そのまちの職員の方から直接聞けるだけでなく、同じような課題をもつ自治体職員の方と話し合え、単独のまちに行くよりも効率的で、かつ、自然と鈴鹿を外から見る視点を感じられると思うからです。

しかし、このような研修に参加するためのハードルを低くすることが、今の鈴鹿市行政の中で求められると思います。
それは予算といった金銭的なこと以上に、研修期間は仕事を空けなければいけないという、職場の人事面や仕事がたまるといった課題、ハードルをいかに低くするかということではと考えます。職場の理解ということだけではすまない部分を、どうフォローアップするかというシステムを考えることが必要ではないでしょうか。

例えば、再任用の方々でフォローという考えもあるでしょうし、庁内で調整するという考えもあるかもしれません。どのような形が鈴鹿市行政にあうかは、働く方々が考える部分かもしれません。
このようなことを、以前JIAMの研修後、担当課に提案したところです。

積極的に知識を得ると同時に、外から見た鈴鹿、外の人に見えている鈴鹿という視点から、政策課題にとりくめる職員の方々が増えることが、ひいては鈴鹿を変える力になると思います。
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都市宣言について

2012年07月17日 15時20分50秒 | Weblog
今日の市議会全員協議会では、男女共同参画都市宣言(案)について協議しました。
鈴鹿市の都市宣言は、「交通安全都市宣言」・「人権尊重都市宣言」・「非核平和都市宣言」・「青少年健全育成都市 宣言」・「鈴鹿いきいきスポーツ都市宣言」・「モータースポーツ都市宣言」の6つが今のところあります。
そこに今回の都市宣言を含めると7つになるのですが、全員協議会の質疑の過程で感じたことを少し。

市長からの説明の中で、国も推進しており、年度当初の施政方針で取り組むとしたためということがありました。
説明に対して、議員から市長に真意を問いたいと質問が出た際、市長が答えず担当職員が答えたことには違和感がありました。自分の意志と発言で行っていることに対して、自分の言葉で取り組むことの意義を説明することは、政治に携わる者として、説明責任が問われても仕方ないと感じるところです。

また、宣言と言いながら、文面は非常に一般的なものだったことで、もっと男女共同参画についての言葉を入れるべきではないかという意見に対しても、説明はすっきりしない感じでした。委員会でより一般的な表現にまとめていくようにというような議論があり、最終的な文面案になったということですが、最後の一文をほかの言葉に置き換えても成り立つのであれば、特別宣言することもないと思います。

私は、どこまで覚悟があるのかを聞きました。都市宣言をするのであれば、国の動きを待たずに、母子家庭と父子家庭の間にあるギャップを埋めるように自治体として動くことを考えるべきと考えるからです。ですが、この点についても、執行部側の説明は、宣言は意思を表明することであり、自治体として国によらずに行動するのではなく、行動については市の計画に基づいていくという答えでした。

あとは、女性が労働力としても大切であるという意見や、男性も子育てに参加するべきといった点、社会参加を進めるべきといった観点から賛同しますという意見がありました。それらについては、その面もあるとは思いますので、その通りだろうと思っています。
ただし、若干意見はあるところです。

都市宣言をするのであれば、アドバルーンをあげることが大切なのではなく、実際にどう行動していくのかが重要ではないでしょうか。

私が質問をした本意は、鈴鹿市が都市宣言をするのであれば、それに応じた施策の展開を求めるということです。
女性の社会参画を認めないという趣旨ではなく、例えば、先に書いたように父子家庭と母子家庭の間にあるギャップを埋める努力を、鈴鹿市が自治体として独自の判断の上で行動しなければ、都市宣言をする意義は薄いのではないかということです。国の判断を理由に、改善にしり込みするようなことであれば、宣言はわざわざしなくてもよいと考えています。

覚悟がなく、イメージだけならしないほうがましだと考えます。
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Grand Age Club Suzuka

2012年07月14日 10時22分35秒 | Weblog
今日は鈴鹿市老人クラブ連合会の50周年記念大会にきています。
冒頭の会長あいさつの中で、これからのの時代にあわせる、加入者が増えるようにということで「Grand Age Club Suzuka」と名称変更をするということがありました。
これからの高齢化の進行、団塊の世代の方々の高齢化ということを考えれば、ひとつの転機なのかもしれないと、たしかに思います。

あいさつの中で、これからの世の中の変化の中で、社会を持続していくためには、選挙で選ばれる人間の動きにかかっていく、元気な高齢者をいかに活用していくかなども考えてもらいたいという趣旨で話されまていました。

たしかにその通りで、これまでの高齢者施策、今までの社会システムの延長上で、これからの高齢化社会のありかたを考えるのではなく、イノベーションに近い発想が求められるのではないかと思います。今を見た政策ではなく、当たり前ですが、20年、30年といったスパンでものごとを考えるべきです。

いろいろな発想を産み出すには、専門的視点も大切ですが、外側からものごとを考える視点も大切だと思います。
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6月28日~7月5日

2012年07月06日 01時04分31秒 | Weblog
前回のブログを記入してから、はや1週間以上が経ってしまっていました。

6月28日は午前中に鈴鹿市議会議員有志でのスポーツ関連勉強会がありました。平成30年にインターハイが、平成33年に国体が三重で開催されるなど、鈴鹿市にとってスポーツの意味合いが大きくなると考えられることから、後藤議員が発案され実現したものです。当日は、市スポーツ課から現時点での県の状況や市の考えなどの説明があり、その後、懇談しながら質疑を行っていました。12時には6月本会議の討論の通告締め切りがありましたので、それも行い、午後からは討論についての整理を行っていました。

6月29日は、午前中に三重バイオ燃料協議会の総会があり、立ち上げ時から参加させて頂いているので出席していました。運送業の三重執鬼さんが中心となって、植物油の廃油などからバイオディーゼル燃料を生産、それを活用するという取り組みです。これからの鈴鹿市のエネルギーのあり方にとって、ひとつの道になると考えています。
その後は、市役所でいろいろ話し合いをしたりし、夕方からは鈴鹿商工会議所の総会後の懇談会に出席しました。

6月30日は、滋賀県大津市で開かれていた「地方政府の多様化を進める議員連盟&一国多制度推進ネットワーク 共同シンポジウム」に参加していました。地方自治体は大きく変わらなければいけない時代に来ていると思っています。もちろん、住民自治も同じように変わっていくことになると思います。その考えについて、先進的な方々の話を、議員の立場だけでなく、職員の立場や、民間の方の視点などから聞くことは、非常に勉強になりますし、考えのきっかけになります。
ただ、このような動きは、なかなか理解をして頂けないところですが。。。

7月1日は、小岐須渓谷の山の家で開かれた山開き式に、市議会産業建設常任委員会委員として出席していました。かなりの悪天候でしたが、それも自然、これからの季節、多くの方に鈴鹿山麓に足を運んで頂きたいと思うところです。

7月2日は、市議会本会議で討論を行いました。8議案中、2議案に反対の意を表明しました。ひとつはまちづくり条例について、見直す必要があるという視点で。もうひとつは工事請負契約について、4億円近い随意契約内容ですが、仕様書等に不備な点があると考え、意見では契約に関係しないことから、仕様書の変更を求める形で反対しました。
その後、産業建設常任委員会の勉強会資料について水道局と打ち合わせ、休憩後、市議会広報広聴委員会と南部議員団の懇談会でした。

7月3日は、午前中に鈴鹿亀山広域連合議会があり説明と質疑応答がありました。介護保険についての課題や、消費生活センターについて、また、広域連合が仲立ちで作られた救急啓発DVDを見て、鈴鹿と亀山の各議員が熱心に質疑を行いました。終了後、午後からは産業建設常任委員会の勉強会に向けて、産業振興部、土木部の関係各課と打ち合わせで、その後景観審議会についての説明を受け、なんだかんだで5時近くまで市役所で打ち合わせをしていました。

7月4日は、少し体調も悪く、また予定がなかったので自宅で休んでいました。その間、電話を頂き、聞き取りを翌日に回しました。

7月5日は、午前中に前日に相談頂いた内容についてお伺いして懇談、その後、市役所で担当課職員の方と意見交換を行いました。意見交換後は、市議会事務局職員の方と8月8日予定の市内視察と勉強会の打ち合わせ、その後、鈴鹿市景観審議会で景観重要樹木としての長太の大楠の指定についての審議と、その他、景観審議会に関わる事項の話し合いを行っていました。また、夜に市民の方から電話を頂いたので、明日、担当課と話し合いをする予定です。

ちなみに明日は、午前中に海開き式、午後は鈴鹿市交通安全推進協議会の会議予定です。
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