ルイガノ旅日記

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しばらくは見納めです ~ 門司港駅と折尾駅

2012年10月01日 | 北九州
鉄道駅舎としては、初めて国の重要文化財に指定された門司港駅。一昨日から改修保存工事が始まりました。これから5年半、この駅を見ることができないと思うと、少し寂しい気がします。(今回は撮りに行っていないので、古い写真で申し訳ありません(^-^)ゞ)


ここは、鹿児島本線の始発駅であり終着駅。1942年に関門鉄道トンネルが旅客営業を開始するまでは、「門司駅」と呼ばれ九州の玄関口でした。トンネル開通後は、当時の「大里駅」がトンネルを通じて本土と結ばれることとなり、大里駅が「門司駅」に、九州の鉄道の起点である旧門司駅が現在の「門司港駅」に、それぞれ改名されたのだそうです。


レールもここで終わっています。「ここから始まっている」と言うべきでしょうか(^-^)ゞ



さて、こちらは1916年に完成した現在の折尾駅。門司港駅に劣らずレトロな駅舎で知られる折尾駅ですが、門司港駅と時期を同じくして、これから改修が始まります。最終的に完成するのは2020年3月だそうですから、門司港駅よりも更に先の話。


これは、4年前の折尾駅東口。
この頃は、まだファミリーマートが駅舎に入っていませんでした。


東口改札の待合。クラシックな柱の周囲が丸いベンチになっています。
この96年間どれだけの人たちが、このベンチで袖を擦りあわせてきたことでしょう。


折尾駅は、鹿児島本線と筑豊本線が上下に交差する、日本初の立体交差駅です。
1番ホームから見上げる3番ホーム。


東口から鹿児島本線上りの4番/5番ホームに向かう通路。
今では珍しい煉瓦積みのトンネルですが、改修に伴って取り壊される予定だとか・・・・・。


5番ホームから眺める現在整備中の北口広場。
ここ2年間、日々変わっていく広場の様子を毎朝見てきました(^-^)ゞ


3番ホームにある東筑軒の折尾うどん店。ここの「かしわうどん350円」が好きで、よく立ち寄ったものですが、HPを見ると、改修工事のため、なんと9月30日で閉店だそうです。そこで、昨日のお昼は、妻を誘って折尾駅3番ホームへ。定期券を持たない妻は、入場券を買って入場(笑)


店の中にも、閉店のお知らせが・・・・・。


ホームで食べるのはこれが最後のかしわうどん。いつもどおり美味しかったです


これも4年前の写真ですが、東口と鷹見口(福北ゆたか線)とを繋ぐ歩道橋から見た折尾駅。今は、この歩道も半分取り壊され、立ち入ることができません。


堀川沿いの『飲んべぇ横丁(私の勝手な命名です(^-^)ゞ)』が今後どうなっていくのか、それも気にかかります。


改修される折尾駅構内のイメージ図。鹿児島本線の北側、筑豊本線の東側が表口(北口)になるようです。


これに伴って、今月7日から駅の改札口や人や車の流れなどが変更されます。


96年に亘ってこの地域の玄関口としての役割を果たしてきた折尾駅。その折尾駅への感謝祭が計画されているようです。駅の構内でこんなポスターを見つけました。

・・・・・熊本のゆるキャラ、くまモンも折尾に遊びに来るみたいですよ~♪


門司港駅と折尾駅。鉄道の歴史を感じさせる古い駅舎が、時期を同じくして改修を迎えることになりました。門司港や折尾の街並みが今後どうなっていくのか、楽しみなようでもあり、また寂しくもあり、ちょっと複雑な気持ちです。

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コメント (2)
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