ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

雛かざり・さげもん散策 ~ 水郷の町 柳川

2010年02月28日 | お出かけ
週が明けると、はや3月。先週出かけた柳川の雛祭りの話題を・・・・。
有明海に面した水郷の町、詩人北原白秋生誕の地として有名な福岡県柳川市には、一般的な雛壇とともに、「さげもん」と呼ばれる吊るし雛が伝承されており、その家に代々伝わる雛飾りやさげもんを見ることもできます。


ある民家の門をくぐると、こんな雛飾りが・・・・。


平成16年から一般公開が始められた旧戸島家住宅。江戸時代、柳川藩中老の吉田兼儔が隠居後の住居として建てたもので、回りまわって明治15年、戸島家の所有となったそうです。


見ごろを迎えた庭の紅梅。




玄関に置いてあった、小さな毬を竹ひごに刺した飾りもの。


雛壇の左右をさげもんが飾ります。


実に様々な形のつるし雛。


旧柳川藩主立花家の別邸、御花の近くの水路。この日は、やや水量が少ないようでした。


蓮の実に小さな毬を埋め込んだもの。これも雛かざりのひとつでしょう。


柳川の町並み。中央の白壁の店は、さげもん作りの教室や販売を行っている「さげもん美草」


店内で展示されているさげもん。


観光客らしい人たちが、ため息混じりに見入っていました。


柳川毬は、さげもんには欠かせません。


製作中の柳川毬。お店の方は、「ボタン付けくらいしかしたことのない私ができるんですから、練習すれば誰でもできますよ」と仰ってましたが・・・・・。


女子の誕生を祝って飾られる吊るし雛、さげもん。地域に根づいた文化や風習が、今に伝わっているということ自体、素晴らしいことだと思います。次は、北原白秋の生家を訪ねます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旧長崎街道 木屋瀬宿

2010年02月27日 | 北九州
キャプリスでランチを済ませた後は、住宅街を少し戻って旧長崎街道の宿場町 木屋瀬へ。長崎街道は、小倉から筑前六宿(ちくぜんむしゅく)を経て長崎に至る25宿、57里の道のり。鎖国下にあって、唯一海外に開かれた窓口だった長崎と江戸とを結ぶ重要な街道でした。木屋瀬の旧街道筋をそぞろ歩けば、昔の佇まいを残す宿場の風情に包まれます。


上の建物は、問屋場跡の野口家住宅で、今も実際に住まわれ、代々受け継がれています。


今は、北九州市立長崎街道木屋瀬宿記念館となっている本陣跡。「こやのせ座」と、民具や旅の携帯品、古文書などを展示した「みちの郷土史料館」があります。


こちらは、みちの郷土史料館。


今も残る江戸の風情を感じさせる古い町並み。
家々は、街道に平行ではなく、のこぎりの刃のようにギザギザに建てられています。家影に隠れながら、外敵に矢などを放つためのもので、「矢止め」と呼ばれるそうです。


銅で作られた重厚感漂う窓枠と扉。


木屋瀬宿のすぐそば、遠賀川に架かる中島橋。


遠賀川に隣接する木屋瀬は水運の要であり、筑前六宿のなかでも特別な位置づけにありました。


江戸時代、この長崎街道を通じて、様々な品物や文化が海外から日本へもたらされました。長崎に伝わった「砂糖」も、この街道を経由して日本各地に広まったのだそうです。このため、長崎街道は、別名「シュガーロード」とも呼ばれています。
往事を偲ばせる町並み、異文化の香りをとどめる長崎街道。いつか、街道沿いの町を巡る旅に出かけてみたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フンワリとろとろオムライス ~ キャプリス

2010年02月26日 | 食べ歩き
直方感田、と言っても木屋瀬に近い場所にある洋食屋キャプリス(お店のHP)。
1年くらい前に放映されたRKBの「探検!九州」で紹介されたレアオムライスを
食べてみたいと思いつつ延び延びとなってましたが、やっと行ってきました。


木屋瀬の住宅街のはずれ、八幡西区と直方市が境を接するあたりにあります。
大きな窓が印象的な店の外観。


デミグラス、クリーム、トマト系。三種類のソースから選ぶレアオムライス。
これは、ソーセージときのこ(だったかな?)のトマトソース。


デミグラスソース。レアオムライス」というネーミングは、卵の中のライスが、
ふわふわ半熟卵かけご飯状態というところから付けられました。


こちらは、サーモンと白菜のクリームソース。


キャプリスから南側、直方市方向には、のどかな田園風景が広がっています。
写真の右側に遠賀川。ずずっと後ろには旧長崎街道の木屋瀬宿という位置関係。


ランチは、レアオムライスまたは生パスタに、スープ、サラダ、飲み物がつきます。
このほか、メイン料理が日替わりの「気まぐれランチセット」やコースも・・・・・。
この日、食事の後は、江戸時代の宿場町、木屋瀬を散策することにしました。


洋食屋 CAPRISE 洋食 / 木屋瀬駅新木屋瀬駅遠賀野駅


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

関門海峡たこ料理 ~ 久津の葉(くづのは)

2010年02月24日 | 食べ歩き
関門海峡で獲れるたこは、激しい潮流にもまれるため身が引き締まって旨いと評判。
小倉に、この「関門海峡たこ」を食べさせてくれる店があると聞いて行ってきました。
温和で控えめ、上品な女将さんがきりもりする「久津の葉」

最初に出されたのは、「たこしゃぶ」。これで1人前です


刺身でいける新鮮なたこは、さっとダシの中をくぐらせれば食べ頃に。
程よい弾力がありプリップリの食感。ポン酢に紅葉おろしで、ますます甘みが冴えます。


鍋のシメはうどん。
火を落とした後から撮ったので、やや臨場感にかけますが・・・・ (^-^)ゞ


鉄板で焼いたタコ焼き、「てったこ」。明石焼きにも似たふわふわの食感です。


海峡タコとは関係ありませんが、こちらは「花かご皿うどん」
外側の器は、ソーメンを揚げて籠に見立てたもの。見た目の美しさもさることながら、
昆布ダシの餡がパリパリの揚げソーメンによく絡んで、たいへん美味でしたヽ(^o^)丿


そして、この日のメイン「関門海峡たこ飯」


海峡タコがたっぷり。ゴボウにショウガ、ミツバも加わって、いい味出してます。


思いのほかこじんまりとした店構えが、ちょっと意外でした。
入り口を入ると、カウンターが数席。その奥に小上がりがあって、テーブルが二つ。


久津の葉は、旧長崎街道の起点、常盤橋のすぐ傍にあります。


新鮮な関門海峡たこを、素材の旨みそのままに、リーズナブルな値段で味わえる久津の葉。席数が余り多くないので、予約して出かけたほうが無難だと思います。


久津の葉 居酒屋 / 西小倉駅小倉駅平和通駅


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北九州ノースショア

2010年02月21日 | 北九州
ゴツゴツした岩場の千畳敷や、広くはないけれども白い砂浜と、青い海が織りなすコントラストが美しい若松北海岸。北九州のノースショアと呼んでもいいんじゃないでしょうか (^-^)ゞ
響灘を望む海辺の展望レストラン、Royal Round。建物は、白い帆船をイメージしているそうです。残念ながら、冬季は休業でしたm(_ _)m


砂浜に流れ着いた流木。かなりの大きさです。


それにしても、見事な海の青さ。砕ける波の白さが際立ちます。


続いて、海釣り桟橋がある脇田漁港に足を延ばしました。


堤防沿いの透明度が高い海。


この通路を渡って海釣り桟橋に向かいます。


歩くこと暫し、海釣り桟橋が見えてきました。さすがに海の上、冷気が沁みわたります。風もあるから、日が射しているのに結構寒いなぁ、ブルブルブル・・・・・。

それでも、桟橋では30人くらいの人が、小あじ釣りを楽しんでいました。私には、辛い「修行」としか思えませんでしたが・・・・ (^-^)ゞ

そこそこ釣れているようでしたが、この寒いなか、手袋もつけず・・・・・。釣れれば、そんなことも気にならないのでしょうね。


釣り人のおこぼれを狙ってか、桟橋の周りには海鳥が集まっていました。


夏の間、家族連れで賑わっていた汐入の里のラグーン。駐車場に入るのも一苦労だったこの海岸も、今は人もまばら、閑散としています。


人影少ない堤防。そのおかげか、私を警戒する様子もなく、随分近づいてくれたユリカモメ。


陽気に誘われて春の兆しを探すドライブに出かけてはみたものの、内陸部とは異なり、海辺の空気は思いのほかひんやり。春の兆しが海岸まで届くのは、もう少し先になりそうです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする